日本人視点からのオタク文化論 魔法総論 3~4章
今日も今日とて駄文書き。日々面白いことや楽しいことを求めています。
今や世界に広がる日本のヲタク文化ですが、この発展には日本特有の宗教や思想、歴史、言語、倫理観が大きく関わっております。この度はそういった視点から ヲタク文化 を考えてみました。出来る限り硬くない内容にしたいと思っておりますデス。
よろしければごゆるりと。
本編は tarutaruさん本日のオススメ なろう版 です。よろしければ覗きに来てください。
https://ncode.syosetu.com/n3961hq/
はいどうも~。
このうだるような暑さで脳内に集う考えも不穏化し、国家転覆でも狙ってやろうかとひそかにたくらむ今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
国家転覆を企む同士を後二人募ってトリオを結成!名付けててんぷくトリオ‼ここら辺の面白さが分からない方はお母さんかおじいちゃんにでも聞いてください。それはともかく日本人視点からのオタク文化論 魔法総論の続きからお送りしたいと思います。
3章 魔法の概念の雪だるま式増加と定着
前回書いたようにゲームとして遊ぶことを可能とするために魔法は数値化、システム化されてきました。しかしこれは一気に誰かが作った訳ではないことがお分かりいただけると思います。
過去の作品の良い部分を受け継ぎ、さらに新たな要素を追加することを繰り返してきてブラッシュアップされた結果が現在の日本ファンタジー世界における魔法概念に繋がっています。
ですが、これらの概念はいかに素晴らしくても広く流布され定着していないと現在の概念には辿り着いていないでしょう。要するにゲームだけではないということです。アニメ、ファンタジー小説などゲームと繋がりの深いオタク文化同士のクロスオーバーがあったことを忘れてはいけません。
ここで特に現在の日本ファンタジー世界の魔法概念に大きな影響を与えたと個人的に考えている作品を二つ挙げてみたいと思います。
ロードス島戦記
もともとはテーブルトークRPG の世界を小説にしたもので西洋ファンタジーの世界観を日本ファンタジー世界に作り直して広く知らしめた作品です。後にアニメ化もされました。人、エルフ、ドワーフと多種族が存在した世界観、職業的な区分けではありますが魔法の属性による区分け、特にエルフの魔法がドルイド的(風、水、森的)要素を含んだモノに定着したのはこの作品の功績です。ちなみにエルフの耳が長くなったのもこの作品のせいです。w
スレイヤーズ
ファンタジー小説で大ヒットし、テレビアニメ化もされた作品です。主人公が魔導士というこの頃のファンタジーではかなり異色な設定でした(魔法少女は除くw)。4大属性や神聖、闇など今に繋がる属性魔法と多くの段階を持った(上級の)魔法が登場します。また、アニメでのヴィジュアル的な表現があったおかげで、この魔法はこういうイメージというモノを広く世に定着させた作品と言えるでしょう。
このように西洋の寓話にあった不思議パワーはゲームのフィルターを通して3つの柱を獲得してシステム化され、ゲーム、小説、アニメとのクロスオーバーと作品数を重ねることで雪だるま式にお約束を増加し、定着させて発展してきました。
4章 日本における魔法の存在価値
現在日本でこれだけファンタジー小説が広まっている、すなわち日本人にとって魔法が魅力的なモノであるのは何故か。それはコンピューターゲームやアニメなどのオタク文化が日本で独自発展を遂げた結果であることは間違いありません。
しかしそんな魔法が日本でこれだけ好まれているのは、長く解き明かされなかった疫病や災害に対して陰陽道や神道、仏道など超常の力で戦ってきた歴史があるからだと考えています。
というのも何故アメリカ人はファンタジー世界よりSFが好きなんだろうって考えたことから端を発しています。そしてアメリカ人の考え方を見ていて思ったのですが、彼らは魔法と超能力と超科学の違いを左程意識していないなぁと感じました。
恐らく建国したのが新しく、科学的な考えがある程度広まってからではないでしょうか。その為人が直面する困難には科学で立ち向かうということが当たり前なんでしょう。これがアメリカ人がSF好きである理由だと考えています。
そしてその困難を克服する手段が魔法でも超能力でも超科学でも別に構わないし、更には魔法という古臭い超常の力に殊更ロマンを感じないということに繋がっているのではないかと思っています。
逆に言うと日本人は真逆な長い歴史観があるために魔法という古い超常の力にロマンを感じているということに繋がっていると思っています。これが日本人が魔法を魅力的だと感じる文化的歴史的要因であり、ファンタジーを好む理由ではないでしょうか。
あくまで日本ファンタジー世界における魔法という限られた分野を考えてみた結果、このようなお話になりました。随分と間が空きましたが、ようやく考えが纏まったので書いてみました。皆さんも時間を気にせず思索に耽ってみるのはいかがでしょうか。
トリオ、トリオねぇ。後は剣術に強そうなトリオを組んでチャンバラトリオなんてどうかしら。うん、ファンタジーっぽいですよねぇ。それはともかく次は国家論でも書いてみようかしら…。
それはともかく本編の tarutaruさん本日のオススメなろう版 も覗きに来てください。
今回はこの辺で。でわでわ~。
お読みいただき、ありがとうございました!
少しでも面白い! 続きが読みたい! と思っていただけたら、
『ブックマーク』と広告下の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にしていただけると嬉しいです!
評価ボタンはモチベーションに繋がりますので、何卒応援よろしくお願いします!