日本人視点からのオタク文化論 キャラクター総論 キャラ付け各論 本論
今日も今日とて駄文書き。日々面白いことや楽しいことを求めています。
今や世界に広がる日本のヲタク文化ですが、この発展には日本特有の宗教や思想、歴史、言語、倫理観が大きく関わっております。この度はそういった視点から ヲタク文化 を考えてみました。出来る限り硬くない内容にしたいと思っておりますデス。
よろしければごゆるりと。
本編は tarutaruさん本日のオススメ なろう版 です。よろしければ覗きに来てください。
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はいどうも~。
何コレ?包帯片目で巫女服メイドって、ちょっと色々盛り過ぎやろ~と引き気味な今日この頃、
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
最近ソシャゲやアニメのキャラって色んな要素を盛り過ぎた結果どこを目指しているのかよく分からないモノが増えている気がします。今までの味の刺激では足りなくなってドンドン刺激を増やした結果、料理ですら無くなったようなものです。
こういう漫画、アニメ的キャラ付けは間違いなく日本発祥の文化だと思っております。例えばこのアニメキャラっぽいセリフを見て欲しいんですね。
「ニャーは猫じゃにゃいニャー。」
猫の獣人っぽい何かのキャラが弄られている時に言いそうな感じです。前回日本語が難しい理由として何点か挙げましたがこういうセリフが生まれた背景には日本語の複雑さかつ曖昧さが大きく関わっていると思っております。例えばセリフを英語に訳すとこうです。
「I'm not cat meow.」
meow は英語で猫の鳴き声ですね。大体こういうキャラのセリフの場合、文頭か文末に猫の鳴き声一つ入れるくらいしか表現方法が無い為、キャラ付けがアッサリし過ぎていて盛り盛りのキャラに慣れた日本人では物足りないと思います。
では日本語でこんなセリフが出来てしまうのか?それが前回書いた日本語の難解さの理由の内のこれです。
①主語が不明確
私をニャーと言い換えようが、そもそも省略しようが通じる日本語。その為、そのキャラらしさを出す時の主語が本来存在しない言葉でも何となく通じてしまう。
②擬音的表現の多さ
ドンドン、バンバンなどの表現が多く、擬音的な表現が文章の中に入っていても他の言語と比べて然程違和感が無い。
③同じような表現が多い
歩く、歩きます、歩行します。同じ表現で違う言い回しが数多くある日本語。今更表現が増えた所で誰も不便を感じない。
④述語が最後
象のキャラが話の最後に「~なんだゾウ。」など最後まで聞かないと分からない日本語で重要な文末にブッ込めるインパクトの強い文章で表現が可能
今の漫画、アニメの発展は日本語表現独特であるこれらの要素があってこそだと思います。しかも表現の幅がこれだけあるのにそれを理解するのに誰も困らない、空気さえ読める超能力民族日本人。
描き手と受け手両方が複雑さと受容力の大きさを兼ね備えているからこそ日本語を使って今のような表現が発展してオタク文化が進化し続けているんではないかなと言うお話でした。
結局複雑な故に幅広い表現力を持つ日本語があったからこんな独特のヲタク文化が花開いたと思って書き始め、3回を消費してようやく辿り着きました。皆さんも他国語で表現不可能な歌詞の凄みを感じてみてはいかがでしょうか。
実はここだけの話、これだけ偉そうなことを言いながら現在アニメは殆どみておりません。マンガはちょいちょい読んでるんですがねぇ。え?見てないのにこれだけ偉そうなこと言ってんのか、ですか?
おっちゃんの主張の正しさは歴史が判断してくれるでしょう。多分……。
ということで随分と前置きが長かったキャラ付け各論は終了となります。次は魔法各論か、それとも別のテーマにするか。気が向いたら続けたいと思っております。
あと、もしよろしければ本編の tarutaruさん本日のオススメ なろう版 に覗きに来てください。本編にその他のお話なんかも御座います。
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今回はこの辺で。でわでわ~。
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