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日本人視点からのオタク文化論 キャラクター総論 デフォルメキャラクター各論 第3章

 今日も今日とて駄文書き。日々面白いことや楽しいことを求めています。


 今や世界に広がる日本のヲタク文化ですが、この発展には日本特有の宗教や思想、歴史、言語、倫理観が大きく関わっております。この度はそういった視点から ヲタク文化 を考えてみました。出来る限り硬くない内容にしたいと思っておりますデス。


 よろしければごゆるりと。



 本編は tarutaruさん本日のオススメ なろう版 です。よろしければ覗きに来てください。


https://ncode.syosetu.com/n3961hq/

 はいどうも~。


 暖簾で元祖とか本家って書いてる店って胡散臭いよなぁ~と捻くれる今日この頃、

皆さんいかがお過ごしでしょうか。


 前回は現在のデフォルメキャラの成り立ちをお話しましたが今で言うデフォルメキャラとして日本で初めて商品化された物は何かご存じでしょうか。これも実は SDガンダム では御座いません。


 感情や表情を持つデフォルメされたロボットが初めて明確に商品化されたモノが タカラ の Qロボシリーズ です。当時放映されていた 巨神ゴーグ などがデフォルメされたキャラクターとして発売されました。


 パッケージを見ると微笑むデフォルメされた 巨神ゴーグ がプリントされています。残念ながら一部マニア以外には定着せず生産終了してしまいます。これに関わったのが漫画家やアニメーターとして活動していた 佐藤元 氏です。


 佐藤元 氏はいち早く感情や表情を持つデフォルメされたロボットの魅力に気付き、イラストや巨神ゴーグのアンソロジー漫画 "Qロボゴーグ" などを連載し、パロディーとして昇華していました。


 では何故今や当たり前とされるデフォルメキャラクターである Qロボシリーズ がヒットしなかったのか。それは発売した時期です。ハッキリとは分かりませんが、1970年代後半から80年代当初と思われます。


 ということはチョロQに先駆けて感情や表情のあるロボットを発表してしまったんです。この時期はまだデフォルメキャラクターがコアなヲタクのパロディーであるという認識をされていた時代で、チョロQ によってデフォルメされた人工物がまだ一般に広まっていない時期でした。


 時代が早すぎたんや……ってことですわ。しかし チョロQ によるデフォルメの普及によって日本人が気付きを得た1985年にバンダイの SDガンダムシリーズ が満を持して発売され大流行し、感情を持つ人工物のデフォルメキャラクターが定着したのでしょう。


 SDガンダムはその後 佐藤元 氏も加わり、パロディー漫画として広がりを見せます。ここではロボット自体がしゃべったり怒ったりしていました。このように進化してきたことには二つの要因が秘められていると思います。


①日本人特有の物に魂が宿るという考え

何度も ヲタク文化論 で書きましたが、付喪神のように無機物や人工物に魂が宿り、話し出したり感情を持つことに違和感を覚えない文化的下地が日本にはあります。この思想は神が造りし生き物と人が造りし人工物との扱いが大きく違う欧米では考えられないでしょう。



②可愛くしてしまったことで象徴化してしまった

日本人が可愛いようにデザインされたぬいぐるみに対して日本人は老若男女問わず会話をします。同様にデフォルメされたロボットが可愛くなってマスコット化されてしまったからではないでしょうか。



 マスコットは可愛い要素が重要と第1回で書きましたが、これは マスコット = 可愛い から 可愛い = マスコット という逆流が起こったのだと思われます。


 結論としてアニメ2次創作漫画発祥のデフォルメキャラクターは チョロQ と出会って突然変異を起こし、ロボでも可愛いと認識されてマスコット化しました。それにより会話能力と表情や感情を持った、いわゆる魂が宿った状態を獲得します。


 そして デフォルメキャラ = 魂が宿っている この公式 が SDガンダム の大ヒットによって完全に日本の文化に定着したと言えるんじゃないでしょうか。皆さんも目の前に当たり前にあるモノの不思議について考えてみてはいかがでしょうか。






 おっちゃんの中の チョロQ や SDガンダム の思い出はゼンマイをギッチギチに巻きすぎて急に低速で走らなくなったことや無駄に 量産型ザク でマップを埋め尽くした嫌がらせ戦法ですかね?


 やることが粗忽で嫌らしい所は大人になっても余り変わりません。三つ子の魂百までってことでしょうか。


 あっ、そんなことないよってコメントは随時受け付けております。


 ちなみにデフォルメキャラの普及を語る上で大事なヒット商品を敢えて外しております。次回はその辺のお話でも。


 あと、もしよろしければ本編の tarutaruさん本日のオススメ なろう版 に覗きに来てください。本編にその他のお話なんかも御座います。

https://ncode.syosetu.com/n3961hq/


 今回はこの辺で。でわでわ~。

お読みいただき、ありがとうございました!


少しでも面白い! 続きが読みたい! と思っていただけたら、


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