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Spin-off of the ゆきの中のあかり②

作者:汪海妹
僕の生まれてきた意味を知らずに死ぬのが怖い

有名な伝統工芸の家に生まれ、木の香りに包まれて育った大地君。幼い頃からものづくりが好きで、自分も職人を目指します。高校を卒業して家で働き始めますが、跡継ぎのお兄さんとことあるごとに衝突してしまい、自分は家にとって要らない人間だと思い、家を出てしまいました。帰れなくなった大地君、フリーターとして働いていた仙台のとある雑貨屋で、自分が理想と思える家具に出会います。輸入元のスウェーデンに渡り、製造元に弟子入りした大地君。いつかお兄さんに堂々と会える自分になりたいと1人頑張ります。
好きだと伝えずに大地君の帰りを待つすみれちゃん。2人の気持ちを知りながら、見守るタケコさん。自らも辛い経験をしたことから、兄弟の再会を願う塔子さん。みんなの助けを経て、海へさ迷い出た大地君が再び川を上り、家へ帰りつくまでを書いた作品です。

2020.07.01 魔法のiランド、小説家になろう 初出
2020.07.20 魔法のiランド小説大賞応募

「ダイチ、あのね。答えというのはね、その時が来たら、向こうから歩いてくる。」
また、不思議なことを言う。妖精のようなこと。手をとめてまじまじとパパを見る。
「どんなに焦っても、人生にはね。そのときというのがあるんだよ。でも、その大事なときまで我慢して待てるかどうかが、人によって違うんだよ。」
「そうなんですか?」
「いつもいつもうまくいくわけじゃない。うまくいかないときに、今できることを一生懸命やって、がんばれる人だよ。ダイチは。」

…本文より抜粋 byパパ 60歳以上70歳未満
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