3章 ダンジョンへGO!
初クエストを終えた私たち『ワンダーキャット』は今日、初ダンジョンです!
クロリッサの町には初級ダンジョンが一つあって、ギルドカードを見せれば誰でも入れるけど、命の保証はなし。全十階層あって、五階層ごとにボスが出る。『ダンジョンの祝福』とも呼ばれる宝箱もあるから、この街で冒険者ギルドの次に冒険者が集まる場所なんだ。そして、ボスを倒すと転移クリスタルが出てきて次回ここから再開できるようになっている。
私たちは朝早くに支度を終わらせてダンジョンに向かった。冒険者は朝早くにダンジョンに潜って夜に戻ってくることが多いため、入り口は冒険者で賑わっていた。受付を済ませて早速攻略開始!一~二階層に出現するモンスターはスライムとゴブリンらしい。……お、さっそく出てきた。
「ゴブリン三体かぁ。余裕だね。お姉さん任せなさい!」
すっごい自信。まぁ、これはアリーシャに任せようかな。
「せい!やぁ!とりゃ!」
アリーシャの武器は弓だ。おぉ。全部ヒット。しかも、一撃だ。
すると、ゴブリンの死体はポンッ!という音に合わせて無くなっていた。ドロップアイテムかな?何か落ちてる。……なにこれ?魔石とポーション?取り合えず魔石とポーションはアイテムボックスに入れておこう。私たちが倒したんだしね。しばらく歩くと、階段発見!
「降りてみよっか。」
「そーだね。」
二階層に来た私たちは、いろいろ雑談しながら歩いていた。
「そういえばアリーシャってどこの出身なの?どっかの森のなかっだったり?」
エルフって、森の中に住んでるイメージあるな。森とともに生きる種族的な感じで。
「全然森の中じゃないよ。フィスタリコっていうエルフの国があってね、その国の王都、フィオルドに住んでたし、町も人間の町に近い作りになっているんだよ~」
へぇ。なんかちょっとイメージと違った。まぁ、元の世界だとエルフって空想の種族だしな。
「そこに人は住んでいるの?」
「もちろん!冒険者ギルドもあるし、結構人間はいるよ。」
ちょっとじゃなかった!全然違った!誰だよ、エルフは人間嫌いって設定した奴!
「結構意外…」
そんなことを話していると、一つの部屋が見えてきた。
「行き止まりかぁ…あっ!!」
とっ扉が閉じちゃう!!そう思った瞬間、扉は完全に閉まってしまい、モンスターが大量に出てきた!?ゴブリン十匹とスライム八匹が出てきて襲ってきた。私はすかさず持っていた剣でスライムを連続で五匹倒した。アリーシャは矢でゴブリンを三体連続で打ち抜いた。
「あとは任せて!」
よーしいくぞー!今度は氷系使ってみようかな。うーん…アイスニードルとか?すると、私の頭の上に氷の矢が12本出てきて全てのモンスターの急所に1本ずつ当たった。
…おぉ一撃で全部倒しちゃったよ
「ルナ、今魔法使ったよね?詠唱いつしたの?」
えいしょう…?なんだっけそれ?
「まさか無詠唱?!凄いね〜そんな芸当できるのエルフでも少ししかいないよ〜」
な、なんだって!魔法使うのって詠唱必要だった?!私、産まれてこの方剣一筋で魔法全然勉強しなかったから普通だと思ってたんですけど?!
「まあまあ…あっ!宝箱!アリーシャ、開けてみようよ!」
「……………何かはぐらかされた気が…まぁいっか〜じゃあ開けるね〜えいっ!」
中身はなっにかな〜♪……………ポーションだぁ!コレは攻撃力が一次的に上がる攻撃力ポーションだね!
「……赤いポーション?ルナ、なにこれ?ハズレ?」
「攻撃力ポーションだけど…知らなかった?」
「そ~なんだよ。エルフの国は魔法に特化しているから魔力回復ポーションばっかりだから能力上昇系ポーションは売ってないんだよね〜」
「そうなんだ!冒険者ギルドもあるって聞いたからちょっと意外!」
「ギルドがあってもフィスタリコは魔法国だからね~冒険者も魔法使いばっかりなんだよ~」
あ、そっか。まぁそうなるのか。そう考えると別に以外でもないなぁ。
・・・そろそろおなかすいてきたな。
「そろそろお昼にする?」
「そうしょっか〜」
私はアイテムボックスから魔導コンロを取り出す。昨日、徹夜で作ったんだよね。前世の記憶ってこういうところで役立つよね。火を起こして鍋を置く。そして魔法で水を作り出して野菜とウインナーを入れる。味付けは…塩で十分!
「なんかいい匂いがしてきた~」
「よし!完成!」
スープを器によそう。
「「いただきま~す!」」
うぅ~ん、おいしい!このウインナー結構いいでき!
「おいしい〜!このお肉みたいなの何〜?」
「コレはね、ウインナーていうものなんだ。腸詰めみたいなものだよ!」
前世の記憶を頼りに作ってみたんだよね。私、結構自炊してたから。
階段や宝箱を見つけながら歩いて行くと、目の前に大きな扉があった。
「階段降りてからずっと一本道だっよね?」
「そうだねぇ」
ってことは…
「「ボス(戦)だ!」」
近づくと扉が勝手に開く。中にはロッククラブがいたこれがロッククラブかぁ。初めて見るな。てかでかくない?!高さ5メートルくらいあるんですけどうーん魔法かな。殻が固そうで物理攻撃はあまり効果なさそうだし。関節を狙ったほうがいいよね。うーんと、『サンダーボルト』!!
ドカーン!という音と共にロッククラブが地面にひっくり返った。ぴくぴくもせずに全く動かない。……え?もう終わり?アリーシャもぽかんとしているよ。
「ルナ?もしかして、もう終わっちゃた感じかな~?」
口調はおっとりいつものアリーシャだけど、汗がすごい!すごい困惑してる!
「そ…そうみたい……?ごめんね、勝手に倒しちゃって。」
「そんなことないよ~ちょっと早すぎて驚いちゃっただけだから。」
「あっ!アリーシャみて!宝箱!」
中ボスクリアの報酬かな?
「今度はアリーシャが開けてよ」
「えっいいの〜?」
「さっき私はは開けたから。あとね、ボスのクリア報酬はミミックは絶対にないっていう世の中の理があるからね!
「そういうもの…?取り合えず開けるね…えいっ!」
中には弓が入ってた。
「これ、矢に雷魔法の付与と、10%の麻痺効果があるみたい。」
「スゴイね〜こんないいものもらっていいの〜?」
「もちろん!だって私弓使えないし。」
断然剣派!……魔法も使ってるけど…
「じゃあありがたく貰おうかな〜」
「じゃあ次の階に行こうか!」
私達は階段を降りていった。この先どうなるかも知らずに。というか、知る由もなかった。
こんにちは!ラビットスター☆です。今回はダンジョン編です!ダンジョン編は2話に渡ってお届けする予定です。私は最後までダンジョンにするか迷宮にするか迷いました。「最初に思いついたほうでいっか。」くらいのノリでダンジョンにしました。次回はダンジョン編2話!ルナ達を待ち受ける試練とは?!そして、アリーシャの危機感のなさは大丈夫なのか?
次回もルナ達の活躍にどうぞご期待ください!




