3話 盗み聞き
〜あらすじ〜
悲報→前世のボスに記憶があるかもしれない
…いやいやいやいや。
ちょっと俺落ち着け???
記憶あるやん…。
え?前世の呼び方やん。
つまり…え?
「私ちゃんと前世のこと覚えてるから、お前今世も私の部下よ。」
的な???いやいや、冷静になれ。(2回目)もしかしたらこの人がスーパー陽キャで急にヤッホ〜〇〇ピ〜みたいなノリであだ名つけるタイプなのかもしれない…。それに比べたら大分マシだろ。うん、そう思うことにしよう。
…ダメだ、俺のなかでボスのイメージが粉砕骨折してる…。
けど、ここで拒否ったら…「クビよ」って死刑宣告される…。あの絶対零度の眼はホントにヤバかった…。
…さて、どうするべきか…。マジでこれ拒否ったら殺されない?俺死なない?首の骨あるかな…?とりあえず…肯定するしかないかぁ(諦め)。
「うん、もちろ―――」
――ガラっ
「おっはようございま〜す」
…空気読め。ホントにさぁ?さっきから色んな人に話し遮られるんだが…???
「おっ!海月みつきちゃん〜!おっは〜!今日もかわいいねぇ!」
多い多い…熱量エグい。けど、今のでわかった。このノリからしてこの2人…絶対内部生だろ。じゃなきゃこんなにテンション高めで抱きつけないって。ボスもなんかふつーに受け入れてるし…。ってかボスの威厳どこ消えた?触ったやつ全員一発アウトみたいな雰囲気だったのに?…頭バグりそー。
「うん?うーん?君…今年からかな!?よろー!」
…だから近いって。最初の猫目からの肩パンチは地味に痛いって。
「あ、あぁ。ヨロシクー(棒)」
…すでに疲れた。帰りたい。
――ザワザワ――
…廊下が騒がしくなってきたな。そろそろ誰か来るだろう。…ん?何かおかしくないか?確かに中学からの持ち上がりは多いが…それ以前に人が少なすぎる。心配性で1時間前くらいに来るやつが1クラスについき1人や2人や3人くらいいてもおかしくないはずだ。つまり…俺が時間を間違えた…?いや、ちゃんと10時からと書いてるし…。なんでだ…?
「あれ?みんなおはよ〜! どーしたの?そんなとこに固まって。」
よくぞ聞いてくださいましたボス!流石!なんかみんなふつーに入ったきたし助かった。流石にボスと2人だけなのはもたなかった…。よし、この流れに便乗して席座ろ…。
「あっ、じゃあまた。」
よし、離脱離脱。君子危うきに近寄らずっ!?
「…よろしくね?神月くん」
…さっきの熱量エグい人だ。ってか笑顔なのに目が据わってるんだが?さっきまでボスに見せてたキラキラスマイルどこいった?…ん?俺こいつに自己紹介したか?……。
「あぁ、よろしく」
メンドイからおんなじよーに笑顔で返したが…。なんでそんな驚いてんだ?じゃあね〜ってボスのとこ戻ったが…。いや、ありがたいんだけど、ちょっと怖いぞ?うん。
…はぁ、これさっきのボスとの会話全部聞かれてたな。
全員に。
「………。」




