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革命転生 〜両性高身長美女になった俺は敵味方の魔法をレンタルして世界を正す〜  作者: 月影光貴


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2/2

第2話 真名魔法レンタル発動

少し長めです。

襲撃者との戦闘です。

よろしくお願いします

 爆発音に破裂音、焦げた臭いに俺は咄嗟に起き上がった。なんだ?何か墜落したのか?事故でもあったのだろうか?

 この時俺は平和ボケの日本人マインドだったからわからなかった――敵襲だと。

 ライラが先ほどより武装した格好をして来たのでやっと気づいた。


「ライラ......!??」


 彼女の額には青筋が浮かび上がり優しい顔の面影もなく憎しみに歪んでいた。

 俺は正直、こんなにも身長差があるのにライラの気迫でチビるかと......。


「奴らがまた来たッ!今度こそ赦さないッ......貴女は隠れていて、まだ戦えるかもわからないんだから」


 彼女は拳を振るわせていたが深呼吸をした、理性を取り戻し俺に隠れている様に促すと返事も聞かずに外に出て行った。


「なっ!ライラ!......行っちまったか。訳がある様だから一旦物陰に隠れて見守るしかない。......クソっ不甲斐ない」


 そう言い俺は壁を殴った、そしたら木の壁に穴が開く。なんだ!?お、俺の力はこんなにも上がっていたのか?そんなに力を入れていないんだぞ?

 敵襲により少し壊れていたライラの家にトドメを刺してしまった俺は情けなく、敵とライラに怯えながら物陰で見守る。

 燃える家々の明かりの中、ライラが何故かたった1人で立ち塞がっていた。

 そして敵を見て絶句したアレはオークの群れだ、それもリーダーは体色が違う!変異個体なのか?しかも巨大な狼に乗っているぞ!?

 そんな事を思っているとライラは叫ぶ。


「まだ私たちを襲うのかっ!!」


 夜空の下で彼女の大きな声が響く、勇ましく物怖じしない、そんな彼女を見て感動した。

 そして相手の体色が灰色の知的な感じのオークは低い声で答えている。


「......ここはシュベリ王国の村だろう?テメェらが俺の同胞、突然変異のオークを奴隷にするのが悪い」


 と巨体から見下し指を刺して答えている、シュベリ?それが国王の名前なのか?王政なのか?立憲君主なのか?

 今はそれはどうでもいいか、あんな小さなライラに勝ち目などあるのだろうか?


「ここは実質見捨てられている村、私達を襲っても同胞は解放されないが?それとも弱い者イジメをしたいのか?さぞ心が晴れやかになるだろうな」


 彼女は若干挑発的な発言をしている、斧に手をかけている。遂に仕掛けるのか?

 あんな小さな斧のみで今の俺よりデカい化け物を倒せるのか!?


「だとしたら?」


 オークは問いに対して平然と答えた、冷たい。だが殺気をあまり感じられない、野蛮さは周りの奴らからは感じるがリーダーの灰色の奴からはあまりだ。


「チッ、私の両親を毒殺した癖にッ!テメェらは、テメェらが恨むシュベリ王と変わらねえよ!真名魔法(トゥルーネーム)ッ、バーサークッ!!」


 そう怒り大声で彼女は腕をクロスさせた瞬間に、両手先から前腕まで黒い模様が浮かび上がった。

 バーサーク?トゥルーネーム?もう俺には何が何だかわからない。

 だが一つわかるのはライラから優しさは微塵も感じられない、バーサークと言うだけあって目は狂気に染まる。


「映画みたいだ......。しかし、何故ライラ以外戦わないのだ?この村の戦闘員は子供のライラだけなのか?」


 辺りを見回す、壊れた家に無事な家ら何まで人の気配は無い。ライラ1人残して避難したと直感的に思うが、常識的にあり得ないと脳が理解を拒む。

 子供1人に戦わせるのか!?何を考えている?寝る前に外から村人の声が聞こえたから廃村に住み続けているとかではない。

 推理しようがやはりライラ1人なのには理解できず物陰で立ち尽くす。

 そんな事を考えていると開戦していた。ボスが部下のオークに指示をしている。


「行け!俺ら16の頭数があれば守護者(ガーディアン)と言えど余裕だ!」


 ガーディアン?って事は守護者?ライラの事を言っているのか?ならば村を守護するのがライラの役割なのか?

 そんな事を考えていると武装したオーク達はライラに殺しにかかる。体格差は約70センチ、俺よりもデカいオークに勝てるのか?

 だがライラは余裕だった。


「真名魔法も無しとは舐められたモノね」


 彼女は額の汗を拭い、肩からかけているベルトから瓶を一つ取り出すと中の液体を飲み干した。それを手で握りつぶし割るとオーク達の目元にばら撒いた。

 そんな事が!?何故ライラの手にはガラスが刺さらない?


「ガラスの目潰しは初めてか?」


 そう奴らに冷たく言い放つ、ガラスが目に入った戦闘集団は怯んで動かなくなった。

 その瞬間なんとライラの持っていた斧は彼女の身長の2倍程に巨大化。

 あんな小さい斧でなんて思っていたが衝撃の方法で不安を払拭してくれた。


「守護者として、両親の仇としてお前達を討つ!う゛ら゛あ゛ぁ゛あ゛!!!」


 彼女の小さい体に不釣り合いのあまりにも大きい斧を振りかぶった。

 そしたら舐めたオークは呑気に受け止めようとした。


「お前なんぞに振れる軽い斧なんざにぃいぎゃあッ」


 縦に真っ二つ、血肉が引き裂け溢れる音がする。あまりの暴力性に声が出ない。

 そう唖然としていると彼女はまだ攻撃の手を止めない。


「ゔり゛ぃ゛や゛あ゛あ゛」


 武器を持ち上げた勢いで2体のオークを引き裂き、相手が狼狽えている隙を見て、ライラは狂った様に叫び続けながらグルグルと斧を自分を軸に回転し投げつけたではないか。


「切り裂けぇ゛ッ゛!!」


 片手を突き出したかと思うと握り拳を開いた瞬間に、斧が円盤状に変形。

 俺の同じく上半身と下半身が引き裂けてオーク達はドンドン切断され死んでいく、あの子供のライラが凄まじく強いだなんて思わなかった。

 斧は形が元に戻りライラの手元に戻りパシッとキャッチするとニヤリと笑い言い放つ。


「はぁはぁ......チョロいな。アンタで最後、両親の仇を......」


 ライラの肩は激しく上下し息が荒く汗が滴り落ちる。握った斧が手汗と血液で滑り落ちそうになっているのが見てもわかる。

 最後の1瓶を飲み干すと先ほどと同じ様に投げつけるが、ボスは容易く弾いた。


「......俺が直々にやるしかないな」


 遂に狼から降りてきたぞ......ん?狼が鎖の武器になった!?先端には鉄球と刃物か?

 こいつ俺よりも20センチ以上は高いぞ?なんとかライラの援護はできないものか......。

 真名魔法と言っていたよな?俺にも出来ないのか?頼む!何か出ろ!

 そうやって俺があたふたとパタパタ動いているとライラとボスは近接戦闘を繰り広げていた。


「人名魔法に恵まれたガキだな、だが魔力が追い付いていない様だぞッ!!その疲れ切った顔をぐちゃぐちゃにしてやる!」


 クソっ!ライラの斧は常に奴の鎖で絡め取られそうになって後手に回っている!

 もし奪われてしまったら......早く俺もなんか出ろ!それともこの怪力でなんとかなるか?

 そう俺が考えているとライラがまた吠えた。


「はぁはぁ......ゔぐる゛るるぅっ!!」


 獣の様に吠えた彼女は迫り来る鉄球を見事に躱し斧を振るったが悉く、奴の拳に巻かれた鎖によって弾かれた。

 火災に照らされた闇夜に連続で鳴り響く金属音に、舞う砂埃。

 凄まじい戦闘に俺は口の中が乾く。そして最悪なことにボスの攻撃が遂にライラを捉えてしまう。


「ふんっ!デッドスパイク」


 そう叫んだ瞬間に鉄球から棘が生えて、鎖にグルグル巻きにされたライラに直撃してしまい俺の目の前まで吹っ飛んで転がってくる。


「ライラァ!大丈夫か!」


 必死になって俺は駆け寄った、幸いか小柄なお陰でチェーンが巻かれすぎて棘はまともに刺さっていないらしい。

 俺は冷や汗をかきつつもライラを抱き上げた。


「に、逃げろッ......貴女は死んだばかりなのだからっ」


 傷を止血するために手を伸ばすが、その手を彼女は振り払おうとするも、力がなく空振り。

 こんな少女に助けてもらうなんて耐えられない、俺がこの俺がなんとかするしかない。

 そう考えていると弱々しくライラは呟く。


「いいの......このままならお父さんお母さんに会えるから。貴女は第二の人生を謳歌するの、わかった?」


 こんなにも弱っているのに年上の俺を思い遣ってくれる。

 悔しさか?無力さか?俺は涙が溢れる。


「滅多な事を言うモンじゃない!治療魔法とかあるのだろう?それに真名魔法だって俺にもあるのだろう?どう使うんだ!」


 それに対してライラは言う。


「治療魔法は高難易度、付け焼き刃ではどうにも。そして真名魔法は何かしらで自分で気付かないと......」


 そう話していると瓦礫をどかして憎き灰色のオークが俺たちの前にやってきた。体長は恐らく2.3メートルだ。

 こいつ、まだまだ戦えるぞってオーラで知らせてきやがる!


「なんだァ?守護者以外が村に残るなど愚かな......。ん?お前人間じゃないな?珍しい、降伏するなら命は取らん。売り飛ばす」


 そう奴は傲慢に言い放つと鉄球をドスンと地面に落とし、地は凹み埃が舞う。

 俺は嫌味ったらしく言い返してやる。


「へぇ〜、されて嫌な事を平気で他人にはするんだ?」


 その瞬間にボスの顔は曇った様に見えた。


「......辛さは知っているからな」


 やはり嫌な思い出があるのかボスは顔を少し背けて言う。


「そして、そうだ!私は特別だ!お前とは比較にならん強さを持っている!今なら見逃すぞ?」


 ライラはあのデカい鉄球を喰らったのか......。畜生、一か八かのハッタリだ!どうにかなれ!


「なら何故隠れる様な真似を?そもそも何故退避をしていない?守護者見習いか?......どちらにせ多少は痛ぶる必要があるな」


 奴は武器の端のナイフと鉄球を無くしチェーンのみを拳に巻いて構えた。

 正直言って怖い、だがライラはもっと怖かったはずだ。

 だけど子供が痛ぶられているのをただ見るのはごめんだ。なら戦って死ぬ。

 そう思っていると腕の中のライラが大声で怒る。


「馬鹿っ!早く私を投げ捨てて逃げて!!」


 ライラは俺の頬を引っ叩こうとするもまた空振り、もう模様も消えかけて相当弱っているのはもうわかったから休んでくれ。

 俺はその手を握り微笑んで言う。


「足掻くだけ足掻くさ。長生きしたい死にたくないって生きてきたのに、結局は人を助けるために身体が勝手に動いて死んだんだ。今世は君を助けて死ぬかな......だがそれも悪くないッ!!」


 怯えや恐怖は消えずある、だがライラを救おうとする勇気が俺の中で(まさ)った。

 俺は彼女を綺麗な木の下に置き、ボスの前に再度立つ。

 だが何故か奴はこれだけ隙を見せても攻撃してこなかったぞ?もしかして嫌々やっているのではないか?

 俺が考えを巡らせているとボスは口を開く。


「蛮勇は死を招くだけだ」


「アンタ、俺の真名魔法があるの忘れているでしょ?」


 クソ、ここまで来たらライラの猿真似だ!賭けるしかない。俺の心臓はバクバクと脈打ち胃が締め付けられ吐き気がする。

 だがここで退けない。退いたら命は死なずとも、人として死ぬ。


「ほお?隠れ逃げ惑うことに特化しているモノと思った違ったのか?見せてみろ」


 ボスは腕を組み余裕の態度を見せつけてくる。百戦錬磨の戦士なのかずーっとムカつく程に余裕だ。

 その態度打ち崩してやる!見よ!これが俺のヤケクソだ!


「見せてやるッ!真名魔法(トゥルーネーム)ッ!!」


 そう言うとライラの腕をクロスするのを真似た。辺りは木の燃えるパチパチとした音だけが響く。


「ふははっ!もしやまだ、その年齢で己の真名魔法を知らんのか?ハッタリもここまでくると......ん?なっ!??バーサークッ!??」


 俺の猿真似が通用した!?彼女の魔法の動作を真似したら同じ魔法が使えた!赤色の読めない文字が目の前に浮き上がり、俺の両腕全体に模様が浮かび上がる。

 ライラと同じ真名魔法なんて彼女とは運命を感じる。


「痺れるっ!?や、やった!まさかライラと同じだなんて!」


 手に魔力なのか?強烈に何かが流れた感覚、心臓の鼓動の高鳴りの意味は不安から興奮に変わる。

 その光景を見ていたライラは何故か絶句していた。


「あ、あり得ない......真名魔法がここまで一致する筈が無いし、私より使いこなしている?それに私に力が戻ってきた......?」


(もしかして彼女の真名魔法はコピー?その代償に相手に魔力を分け与えているというの?)


 ライラは明らかに俺を見て困惑し言い放った。

 そして何故か立ち上がり力が少し戻っている様に見える。


「俺はこれが見せかけじゃない事を祈る、だからお前は私に殺されない様に精々祈れ」


 俺は奴に指を刺して言い放った。全身から漲る力、これがあればこの状況を打破できると信じている!負けてたまるかッ!!!


「行くぞッ」


 俺は思ったより理性が失われていない事に違和感を抱きつつも奴の顔面を捉えた!あとは蹴り飛ばすだけッ!


「うっ!!?」


 奴は反応する暇もなく顔面を蹴り飛ばされ歯が折れ落ちた。

 俺は華麗に着地、したが魔法陣を仕込まれており鎖が出て俺をがんじがらめにする。


「ゔお゛っ゛」


 ライラは驚きのあまり叫ぶ。


「予備動作無しにオークがここまで魔法を使いこなすなんて!」


 絶望するな、俺はこの程度引きちぎってやる。

 そうして奴の鎖を体を(よじ)って引きちぎる。


「オラァ!!この小賢しい頭脳派がッ!!」


 俺は地面に倒れ起きあがろうとしているボスに向け、近くの倒木を持ち上げると殴りかかった。

 木が砕け散るまで何度も殴打し地面に半身が減り込んだ所で、奴の首を掴み持ち上げた。


「うぐ......か、完敗か。好きに殺せ。......か、あのライラに復讐をさせるんだな」


 俺が首の骨を掴んでいるせいか奴はもう諦めた。だが俺は悪人だとしても殺したくない、生き物は殺さなくて済むなら殺したくない。

 それにこいつから何かしらの事情が感じられる、きっと訳がある筈だ。


「ふぅ......はぁ。ライラ?私は人殺しはしたくない、その上こいつも訳アリっぽい。だが両親を殺された因縁があるのだろう?委ねる」


 ライラなら訳を聞くまでは殺さないはず。だが両親を殺された憎しみは計り知れないだろう。


「............いいわ、見逃す。あなたの勝利なんだから生かすも殺すも任せる」


 ライラは少し黙ってから見逃す選択をしてくれた、これでコイツの訳アリが何かわかる。

 しかも、その見逃す発言を聞いてコイツは目を丸くして驚いてらぁ。


「な、何故だ?俺はお前の両親を殺したんだぞ」


 こいつ殺されたいのか?それとも罰が欲しいのか?必死になりやがって、俺の説得が無意味になるだろ。

 そう思っているとライラが口を開く。

 

「......貴方、どうせシュベリに雇われたんでしょう?時々様子がおかしかった、隙があるのに攻めてこなかったり」


 ライラも流石に気づいていたか、そうだこいつにはあまりやる気は感じなかった。

 周りのバカそうな奴らからは殺気を感じたが、コイツからはちょっとしか感じない。

 ボスは少しの沈黙の後に口を開いた。


「......あぁ、その通りだ。危険な真名魔法を持つ者がいる。だが守護者と言う立場故に公に処刑はできない。だから俺が雇われた」


 燃える音しか聞こえない静かな村でボスの声は響いた。

 そう言えばさっきから言っている守護者(ガーディアン)とは何なのだろうか?文字通り何かを守るのか?


「はぁ、私達を辺境の村に追いやっても足りず、突然変異の高知能のオークに殺しの依頼をねぇ......」


 ため息を彼女はつくと地面に座った。


「でも目的は私だけなのに何故両親を誘拐して殺した」


 やはり恨みはある、この時俺はヒヤッとした。殺気が漏れ出ているライラの方をまともに見れない。


「お前の親は自身が死ぬ事で手打ちにしたかった、だから苦しまない毒で自決した。そしてせめてもと俺は遺体をお前の村に返した」


 オークは段々饒舌になり自分から色々と話してくれる様になった。この世界の事情は知らないが残酷なのは間違いない。


「俺だって殺したくなかった。でもシュベリはお前自体の殺害を更に要求、我が身恋しさに今日襲撃したって訳だ......はぁ」


 シュベリというのは国王だよな?国王は何故そんなにライラを恐れるんだ?強い部類だろうが更なる上澄みの猛者がいる筈だろう?

 そう考えているとライラが言う。



「ふーん、だから同族を率いて来たのね」


 ライラはあくまでも冷静だ。こんな精神力が強いだなんてな。俺が両親を殺されたら錯乱するだろう。


「アイツらは同族と言いたくない。俺たち突然変異の灰被りは差別されるか利用される、だから奴らは擦り寄ってくる利用するタイプのクズ」


 大変だな、肌色ので差別されるのはどこの世界も共通なのか......。


「複雑だな、お前は何故シュベリに即座に奴隷にされなかったんだ?」


 俺も地面に座りシンプルな疑問を投げかけた。


「使うだけ使って殺すか野垂れ死ぬを待っていたんだろう。今回のもライラとの相打ちを狙っていた筈だ」


 ボスは仰向けに寝そべりながら虚しそうに遠くを見つめていた。この世界の差別事情に詳しくないが同情した。

 でも本当に分からないことが多い、王国の事や、シュベリ、守護者、オークなどの種族とはっきり言って情報の濁流に飲まれ溺れそうだ。

 そう思っているとボスがコチラを見て言う。


「お前ここらのやつじゃないな?サッパリって顔してやがる」


 すぐにバレてしまった!?そんなに顔に出やすいか?


「......そんなに顔に出やすいのか?」


「「見ればわかる」」


 ライラとボスの2人が同時に言ってくる。今日初対面の2人に思われるくらいに俺は顔に出やすいらしい。

 そう言えば子供の頃もよく言われた様な......懐かしいな、戻りたい。


「まあ貴方の言う事が事実なら元を辿ると全てシュベリのせいね。......もう互いに失うものも無いし組んで叛逆しない?」


 衝撃の発言!?思い切りが良すぎるのでは無いか、ライラ??確かにもう下剋上と言うか叛逆をするしか道は無いと言えばそうだが......。


「し、信じるのか?」


「くどいわね、手を組む?組まない?」


「すまない、手を尽くそう」


 あっさり和解!?良い事だけど置いてけぼりだよ......。でも平和的解決で何よりだ。


「いやー良かった良かった!で俺に対しての説明パートは?」


 こうして置いてけぼりの俺、小柄なライラ、突然変異のオークが手を組み、シュベリ王国の城に向かう事になったのである。

こうして3人は世直しの革命の旅に出る事に。


評価よろしくお願いします。

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