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試合終了! 勝者キサラ!

獣人族の「力こそ正義」と「より強き者に従う」という図式が常識な為に、今回みたいな事が起きました。

「キサラお姉様、私達が彼らと同行する理由はなんでしょうか?」

「先ずは、向こうとしては、道中の護衛代わりを考えているでしょうね。次に、リンを担ぎ上げて政権を取り戻す考えを持ったかもしれないわね。」

「それが分かっていながら何故!」

「リンの言いたい事も分かるわ。リンは奴隷になった事で、王族として背負いたかったモノや、背負わせられたモノを全て捨てさせられたわ。だから、今更、王族として生きる気は一切無いのよね。」

「……はい。」

「でも、彼らと同行する事で、向こうに到着した時に、王城の内部の情報を知る事が出来るわ。」

「……分かりました。」

「それに、何も知らない民達に被害が出るのは嫌でしょう?」

「「「……はい。」」」


 この質問には、サラもレナも一緒に答えた。

 やっぱり、あれだけ綺麗な魂だもの、当然、自分達が暮らしていた領地の事は気になるよね。

 これ以上、争いに巻き込ませたくないだろうし、もう自分達で守る事が出来なくても、ちょっと前まで言葉を交わした領地の人達が被害に遭うのは嫌だろう。


「分かってくれた?」

「はい、キサラお姉様。」


 そんな訳で、向こうには道中の同行を受け入れたと伝えると、喜んでいたわ。


 それと、彼らの「アレ」は、権力者の誰かが邪魔だと思っていたからでしょうね。


 5日後には、ムーンナイト王国の王都に到着した私達は、そのままピューマリアの屋敷にお世話になる事になったわ。


 さて、折角の獣人族の国だから、満喫しようと思って王都に繰り出す事にした。

 一応、ピューマリア侯爵には、私達の討伐目的の「魔王復活を目論む者達」が王都や王城に潜んでいる事を伝えているから何かしら報告があるでしょうから、それまでは観光を楽しみたい所よね。


 因みに、リン達にはソーマから教わった変身の魔法を使っているわ。

 まあ、向こうには王女も居るから「お忍び」も大変なのでしょう。

 その結果、リン達は、本来の外見から離れた容姿に成っているわ。

 正直、考え抜いた容姿も良いけど、観光の時間が惜しいと思って、リン達の外見は、「前世は聖なる三姉妹」という王女三姉妹を参考にさせて頂いたわ。

 因みに私の外見は、「ドラまた」を参考にしてアレンジした容姿にしているわ。


 そして、私なりの王都の評価は「古代ローマ」ね。

 簡単に言えば「力こそ正義」みたいな感じよ。

 だから、闘技場が大小合わせて6つも有るなんて驚いたし、闘技場にもランクがあるみたい。

 小が3つで、この小型闘技場で優勝すると、2つある中型闘技場に参加出来るみたいで、此処で優勝すると、大型闘技場に参加出来るみたい。

 そして、この大型闘技場で4年に1度ある大会で優勝すると、国王への挑戦権が得られるみたいで、これに勝った場合は、新国王誕生となるらしいわ。


「キサラお姉様、頑張ってください!」

「キサラ姉、頑張れー!」

「キサラ姉さん、頑張ってー!」


 ……はい。


 情報収集で入った酒場で、地元の獣人と仲良くなり勧められて小型闘技場に飛び入り参加しています。


「始め!」

「くたば……ぐふぅ!」


 私の突進からの左肘の一撃で沈んだ牛系の獣人は、台詞を最後まで言えないまま終わり、審判のコールを待っているという意味で、視線を向けると少し遅れてコールか出た。


「試合終了! 勝者キサラ!」


 そのまま3戦して勝ち続けて優勝して、中型闘技場の参加証書を貰った私……


 よ~し、やってやろうじゃない!


 ……と、勢いが付いたのが失敗だったわ。


 2週間後の今日は、大型闘技場の4年に1度の大会日で、これに優勝すると現国王への挑戦権を手に入れる事が出来る。


 そして……


「優勝者キサラ!」


 ……はい、私、ヤっちゃいました。


 正直、決勝戦でやっと汗が流れたわ。



 翌日


 同じ大型闘技場では、現国王と私が対峙している。

 向こうからのやる気というか闘気がビシビシと伝わってくるのよね。


「しかし、今回のオレの挑戦者が人族の雌とは思わなかったぞ。」

「参加者が弱過ぎだからじゃない?」

「そうかもな。」


 現国王の種族は獅人族で、歴代最強と謳われていたりするけど、まあまあ強そうね。

 ちょっとだけ、本気を出して見ようかしら。


「試合開始!」

「はあー!」


 国王がHU○TER×HUN○ER的に言えば「練」を始めたから私も、完全に塞き止めていた「ソレ」を止めた。


 そう、止めただけ。


 その結果、リン達と一部(・・)以外は、現国王を含めて全員が、ペットの犬がする「腹を見せて降参」をした。


 そう、一部(・・)を除いた全員(・・)がね。

 そして、私は即座に、リン達以外の一部(・・)の存在3人に鬼術「目印(もくいん)」を放った。


「「「ぐっ……」」」


 これで、逃げられても大丈夫だわ。


 ……でも、獣人族最強である現国王との戦闘(バトル)を期待していたけど、そこまでの「差」か有ったのか……


 やっぱり、私の遊び相手はドラゴンか!


 大会終了後に、私は玉座に座り言ったわ。


「国の政治なんてゴメンだわ。だから、統治支配は、今まで通り貴方がやりなさい。そして、私は国王より上位の命令権と王城内の自由行動権を要求するわ。」

「分かりました。キサラ様のご命令に従います。」



 ???side


 ……何者なんだ、あの女は!?

 それに、万が一に備えて潜んでいたオレ以外の全員が捕まってしまった。


 ……ヤバい。


 粛清される!

 残りの人生が拷問で終わるのなら、最後に好き放題に暴れてやる!

 都合の良い事に、同士が残した物や、向こうの準備は8割以上済んでいるからなぁ!


 く、く、く!

 あーはははは!




暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。


何処の三姉妹かというと「あか○りさ○る」を参考にしました。

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