閑話 迷宮について語る
やあ、ようこそ。
はじめまして、だね。
ここは…そうだね。語られざるこの世界について
僕が語る、そういう場所だ。
別に聞かなくてもいいし、聞いておくとより彼らの冒険について理解が深まる.そういう場所さ。
追々多少は語られるかもしれないが、必要がない限りは誰も知らなくていい話。
そういうのを僕がここで一人語りをしておく場所だよ。
今回は、そうだね。
この世界の『迷宮』
について語っておこう。
『迷宮』とは何か?
それはこの世界に存在する謎そのものさ。
詳細はわからない。わからないから彼らは調べてるのさ。
最初はそう、そこにあった洞窟を調べるところから始まった。
その中で『魔物』と出会う。当然のように戦闘になり、第1層の魔物なんてたかが知れている。怪我は負えど倒すことは誰でもできた。『魔物』を倒せば素材が落ちる。
それを持ち帰ってみれば、人はいろいろなことに使い道を見出す。
そうなるとまた洞窟に行き、魔物を倒し、素材を得る。
それを仕事とするものが生まれるのに、さほど時間はかからなかった。
第5層を超えるころには村ができ、
第10層に入ったころには町となり
第12層を越えたところで洞窟の上に施設ができて巨大な街となった。
さらに、第12層で発見された『転送円』は迷宮迷宮活動を大きく変貌させたんだよ。
転送円を発見した部隊はそのまま迷宮を管理する機関を作った。
それが『迷宮協会』だよ。
迷宮協会は迷宮に潜る冒険者を管理、助力を行うようになる。このころから格付で冒険者の強さを表すようになってきた。人は浅ましいね。たかが数字で自分を縛り、他人を見下す。
まぁ、その話は今回は関係ないか。
さて、『転送円』、それは10階層以降に自らの力で降りたことのある最下層まで、一気に転移させてくれる画期的なシステム装置だ。対を成す『帰還扉』も各階に見つかる。
これにより格段に迷宮攻略が捗るようになった。
それはそうさ、行き帰りが驚くほど楽になったんだもの。冒険者は増える一方。街は発展するばかりさ。このころの外の世界は…おっとそれは関係ない話か。
冒険者が20階層にたどり着くと迷宮はその様相を一変させる。
20層以降は階段ではなく各階にある転送円で下の層に行くことになる。
そして階層に人が足を踏み入れた時、その姿を変貌させる。
つまりね、最初に冒険者が踏み入れた時に迷宮は姿が固定されるんだ。そして冒険者がだれもいなくなるとまた形を変える。
ようは人が踏み込むたびに地形が書き換わるんだよ。え?どういう作りかって?
それは知らない。それを知りたければさらに奥に進むしかないんじゃないかな?
ここから、さすがに簡単に進めなくなった。
みんな苦労してこの難解な状況を手探りで探して行ったんだ。
実に冒険者らしいだろ?
そして人は未知なる40階層へと突入した。
更なる困難が冒険者の行く手を阻むだろう。
だが新たな力もまた授かることもできる。
それはすでにもう目にしているだろう?
新たな力も新たな道も手探りで探し当てていく。
迷宮攻略の基本であり人類の有り様だと思わないかい?
ちょっと話疲れたな…。
今日はここまでだ。
また機会があったら話を聞きに来たまえ。
次もまた有意義な話を聞かせてあげよう。
どーでもいい設定をてきとーに説明してお茶を濁そうとしたら
それが一番時間食う羽目に。
細かい設定を纏めてなかったのでそのついでと思ったら
思った以上に細かいことを決めてなかったでござる。
話数増やしのつもりがメンタルを持っていかれて今日は終わり申した。
明日は・・・・2話、3話やりたい・・・。
頑張ります!!すんません、こんなんで




