↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
1/6

1:風で飛びそうな少年


受付が提示された書類を見ながら、心配そうに目を細めた。


「やだなあ、僕は男ですよ、これでも、あー……うん、あと一カ月で成人です」


苦笑いしながら答える少年に、受付は思わず言いよどんだ。


「まだ成人前じゃないですか……しかも、見た目すごく、えっと……」


周囲も受付が言いたかったことを察する。

小柄で華奢、線の細い容姿。

あまりに心配になる見た目をしているいのだ。


「大丈夫ですって、見た目とか関係しないでしょ?」


本人はにこにこ笑いながら手続きを進めていた。


「あ、この採取依頼、やりたいです」

「え……? ええ、初めてならやりやすいかと思います。初任務なので、同行人を選んでくださいね」


「はーい。誰かお願いしまーす」


笑顔で振り向く少年に、ため息をつきつつ二人の男が手を挙げた。


「よろしくお願いしまーす! じゃあ行きましょう!」


元気よく挨拶をし、ギルドのドアを開ける。

その途端、風が吹いて、少年の外套がバサっと煽られた。


「……飛ばされないでね」


受付は思わず呟いていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。