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第39話:ポテチ食べたとき指に付いた塩舐めて何が悪い

キモいとか思いたいなら思うがいいさ

「ハイ、というわけで始まりました!

 第一回!チキチキ★ウラシマ製菓商品大試食会!」

「司会は私、崚尹申と崚尹社!

 そして理事長でありウラシマ製菓社長の竜宮院要でお送りします!」


「ヨロ~(笑」


読者のみなさん誰もが疑問に思うであろう・・・・・

なぜイキナリ大試食会なのか、

そしてこの理事長の人を小馬鹿にしたような挨拶は一体なんなのか


そう・・・全ては・・・・・



















ご想像にお任せします!!


「・・・え?任せちゃうの?」


「メイリも分かってないなあ

 どうせ理事長と双子の思いつきなんだから

 説明する必要なんかないでしょ」


「作者の執筆放棄じゃなくて?」


「ククク・・・いずれ分かる」


「いや、一生分かんないでしょ

 どうしたの今日」


「作者に聞いてよ・・・」



説明に戻ります


ここは学園の体育館


そこにハリーポッターよろしく細長いテーブルとウラシマの商品が並べられている


「みんなジャンジャン食ってねー

 わざわざヒッキーのオレが出てきたんだから美味しいって言わねーと退学にすっぞー」


気だるげな声でサラリと怖い事を言ってる理事長

職権濫用はイカンですぜ・・・・・


「僕、生きて帰れるかな・・・」


すでにお腹を抱えてる苑里


「なあなあ、コレ『鹿の糞70%配合チョコレート』だってよ!

 みんなで食おうぜ!」


「「「絶対食わねえ」」」


本物を配合してどうする理事長

それを食いたいと心から言う舞斗もどうかしてるけど


「あ、これ

 この前の闇鍋のときのポテチだよ」


「ああ、あのうんたらバターペッパー醤油?」


「いや、全然違うし・・・

 まあ僕もうろ覚えだったんだけどさ・・・

 ちなみに『ずんだバター醤油マヨペッパー』ね」


「どっちでもいいし覚えたくない」


「そんな爽やかな笑顔で言われても・・・」


「あ、でもこっちはいいんじゃない?」


あたしが手に取ったのは

苑里が持っているのと同じパッケージのポテトチップス


「『豚骨ラーメンコンソメもやしチャーシュー大盛味』だってさ

 まだ安全な感じしない?」


「相変わらず長いねえ・・・」


「もうとりあえず混ぜとけって感じするわねー

 安易だわ」


「つか、豚骨ラーメンなのにコンソメ混ぜる必要あるか?

 もやしチャーシュー大盛だって味の違いとかわかんないだろ」


「まあ、そうだよねー」


と言いつつバリッという音と共に袋を開ける


「あ」


思わず言葉が漏れた


「どうしたの?」


「いや・・・なんか・・・」


なんかこう、全体的に「謎」。


まず匂い

豚骨とコンソメだけに濃くて、何とも言えない


色はインスタントラーメンのスープの素みたいな薄い茶色の粉がかかってて、

たまにチップスの色自体が違うのがいくつか混じってる


「この色の違うやつがもやしチャーシュー・・・?かな?」


「それ以上にこの匂いって・・・嗅ぐだけで胸焼けしそうなんだけど・・・」


「どれどれ」


さっきまで生きて帰れるかなんて言ってた苑里が

それを1枚とって食べる


「!?ブハァ!!!」


次の瞬間、

苑里の口から飛び出たポテチと唾があたしの顔にかかった

すごく・・・ヌルヌルします・・・


「・・・・・」


「・・・・・」


「「・・・・・」」


4人が一斉に黙りこむ


「・・・苑里」


「はい」


「何か・・・言う事は?」


「・・・・・すみませんでした」


よく言えました。











(しばらくお待ちください)











「あースッキリした」


「そんな唾とポテチと血のこびりついた笑顔で言われても・・・」


「苑里ぃぃぃぃぃぃぃ!生きろ!生きるんだぁぁぁぁぁぁぁ!!」


「舞斗ぉ・・・女の子の拳って・・・・・固い・・・んだ・・ね」

ガクリ


「苑里ーーーーーーーーっ!!」


柚樹 苑里  脱落





「・・・え?こういう話だったの?」


「「さあ?」」

朱鳥の発言で変な想像をしたら負けというゲームでした


朱鳥「そうだったの!?


人によるけどね

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