第25話:3日坊主って分かってる位なら日記なんてつけるな
最近、文化祭やら体育祭やらで更新が遅くなってしまいました(汗
効率良くとか無理すぎる・・・・・
「恐れ多くもお邪魔いたします・・・・・」
丁寧だが人生の瀬戸際というような声で入って来たのは
おなじみ不幸ネガ少女・霜渡 葛ちゃん
ちなみにココはおなじみGOC部の部室
「「4時半に予約した人だね!
さ、入っちゃって入っちゃって!!」」
葛ちゃんと比べれば北極とハワイくらいのテンションの違う双子が
高そうなソファーに座るよう促す
「じゃあ、恐れ多くも座らせていただきます・・・」
「で、どんな悩みで来たの?
それとも愚痴?」
「あ、じゃあ一通りお話しさせていただきますと・・・・・」
葛ちゃんは深く深呼吸をしてから唾を飲んだ
そして口を開いた
「悩みっていうかなんていうかまあ愚痴に近いようなモノなのかもしれません謝罪します
こんな私の諸事情聞いてくれるだけでも有難いのに申し訳ございません
そもそもこんなグズでウジ虫以下の存在である私が
こんな綺麗な部屋でこんな高価なソファーに座ってること自体がおこがましいですよねごめんなさい
ていうかまずこんな私がこの美しき地球上に生まれてきたこと自体が
もう犯罪ですよねすみません
大体神様って本当にいるとすれば私の様なゴミでクズでゲジゲジ―――――」
「ちょ、ストォォォォォォォップ!!!」
あたしは低めのトーンで長々と話しながら何回もペコペコと頭を下げる葛ちゃんに一時停止を求めた
「ちょっと待って!?
よく見るとなんか話がどことなく脱線してるよ!?
しかも一言話し終わるたびに謝ってるし!!
もうなんかの催眠術かと思ったわ!!」
「脱線してごめんなさい!
謝ってしまってごめんなさい!
催眠術みたいでごめんなさい!
生きててごめんなさい!」
「めんどくさっ!!
第9話のときより更にネガティブになってるし!!
何があったの!?
出番いきなり凄く減っちゃったからスネちゃったの!!?」
「いえ、出番は関係ないです
もともとあまり目立つキャラでもないですし・・・・・・」
と言いつつ葛ちゃんが差し出してきたのは1冊のノート
「何これ・・・」
「この学園に入学してから私が書き始めた日記です・・・・・」
日記とかつけてたんだ・・・・・・・・
普通というか地味というか・・・・・
「うわーナニコレー!」「字は地味に綺麗なのに内容ドロドロじゃーん!」
私の両隣から日記を覗いた双子がテンション高らかに感想を言った
とりあえず私はテキトーに日にちを選んで音読した
「『5月18日、冷凍庫に凍結したカエルを発見。捨てようにも捨てられない』」
「「「・・・・・・・」」」
「葛ちゃんの同室の人って・・・・・誰?」
と、質問するあたしの脳内には既に日本人形風美少女が浮かび上がっていた
「・・・・・C組の霧月 赫ちゃんです」
「やっぱし!!
質問するまえに自分の中で既に答えが出てるってこういうことか!!」
「他にも寝るとき頭蓋骨抱いてたり、いつの間にか床に赤黒い魔法陣書いてあったり、
あの人といると心臓に悪いです・・・・・・」
葛ちゃんの常に血色の悪そうな顔が更に青ざめる
「で、相談なんですけど、ちょっと9月17日を読んで下さい」
あたしはノートのページを大雑把に飛ばし、9月17日の日記を読んだ
「えっと、『赫ちゃんが岡原先生の体調不良が多くなっているのに機嫌をよくして、この世で最も無様な死に方を聞いて来た。どうしよう・・・』って・・・・・まさか・・・・」
「みなさんに『この世で最も無様な死に方』を考えてもらおうと思いまして・・・・・」
「えええーーーーーー!?
ここまで被害ネタ引っ張って来てそっち!!??
普通ココで霧月さんの愚痴とか言うでしょ普通!!
つーかこの人はどこまで岡原先生が気に食わないの!!?何があったの!!?」
「僕等的には!」「『バナナサンデーの大量摂取による窒息死とかがいいかと!!」
「こんのKY共があああぁぁぁ!!!」
「石につまずいて坂道から転げ落ち、
たまたま通りかかったトラックの荷台に落ち、数日間の本州横断の後の餓死とか」
とメイリ
「過程が長いわ!!
ピタ〇ラスイッチか!!」
「バスタブで足がつって泡風呂で全裸のまま溺死」
と舞斗
「地味に嫌だなオイ!
つか、どんだけ深い風呂だ」
「腹上死」
と苑里
「下ネタじゃねーか!!
って、この突込みどっかで聞いたことあんぞ!!」
「「屋上から落ちて来たダンベルが頭に落ちたショックで目玉と心臓が飛び出すとか!!」」
「黙れKY双子!!
いつのギャグ漫画だ!!
つーかちょっと自主規制!!ストップ!!」
あたしはマシンガンのごとくボケまくる暴走列車共を停止させた
「これさ、仮にも依頼だからね!?
ボケ合戦とかじゃないから!
まとまんないでしょ、こんなんじゃ!!」
「「じゃあ、あの人に聞こうか!!」」
「生徒会なら却下ですよ」
「「ちーがーうって!生徒会なんか行ったらまたボケ合戦始まっちゃうじゃん!!」」
「じゃあ、誰に・・・・・」
「「ついて来れば分かるよ!!」」
さて、またもや新キャラ登場の予感です
使い回しキャラばっか増えて行く・・・・・