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ブレイブス  作者:
1/2

魔界編

命をかけて…!

……

………

アンタは強い。だがオレも強いんだ。

諦めることは絶対にないだろう。


オレは剣を握りしめ、再び奴に勝つことを望んだ。

「お前に勝つのはオレだ。お前は敗者となる」

そうやってそいつに伝えるオレはかっこよかった。

しかし、奴はオレに重い言葉をぶつけてきたんだ。


「残念ながらそれはただの理想論だ」


ッ…。奴の気迫に押されて立っていられなくなる。クソっ…弱気になるな。ダサいオレにはならない。

しかし奴はさらに重い一言を食らわせてきた。

「この古傷を見たまえ」


…!

その傷は大きなドラゴンにつけられたような大怪我だった。その様にオレはたじろいでしまう。


「ふ…ふざけるなっ!そんなモノはニセモノだ!」


オレは疑ってかかった。奴の力を認めたくなかったから…。しかし奴の目はもう上に上がっている…。おそらく今のオレはナメられてしまったのだろう…。

そしてそいつはオレに唾を吐いてきた。

「キサマ…!」

「ハハ。お前はくだらん存在だ」


…もうオレは我慢できない。必ず倒してやる。

しかしオレのパワーを見たら大変なことが起きていた…。


クッ…パワーが足りていない…特訓が足りなかったか…。自分の詰めの甘さを知りながら絶望に浸ってしまう。


んんんんん…くそうっ… ここで終わりなのか?

ふざけるんじゃねぇよ…。オレはこの魔界で生きていくと決めたのに…。

…赤黒い空がまるでオレを否定するかのように存在していた。クソッ…!アァッ!!!


…オレは無様に叫んだ。魔界の悪魔たちはオレを笑いモノにする。クスクスやらアハハ やらがオレの耳を攻撃する。


そしてついに奴が覆い被さってきた。このままでは犯されてしまう。男としての尊厳を失うわけには絶対にいかない。いけないんだそれは。

だから今から変わるんだ…いくぞ!


「バカな…」

オレは奴を圧倒するオーラで対抗した。そのオーラは爆発的なパワー上昇を体現している。オレの勝利は確実なようだ。しかし奴はオレをとっくに見透かしていたんだ。

「お前は終わっている。オレと戦う前にな」

「なんだと…?」

奴はオレを上回るパワーをすでに入手していたんだ…。

「卑怯な手を…!」

「うるさい。何であろうが負けられぬのだ。それが男というものだ」

…やはり奴は男だった。勝ちにこだわる…"男"!

オレには無理なのか?奴は倒せないのか?

…まだだ。まだ何かあるはずだ。

…奴がパワーを上回るなら…オレは……!

「…キサマ。何を考えている?無駄なマネはするなよ?」

「だまれ!ハァァァ」

「なっ…キサマァ!」

そう。パワー以外を使えばよかったんだ。オレは体を大きく見せ奴を圧倒した。

「…オレの勝ちだ。諦めろ…!」

オレの全身はもはや奴の比ではない。確実に成長したんだ。この勝負はオレの勝ちなんだ。

…しかし…奴はやはり甘くなかった…。

「体が大きいくらいで図に乗るな。力。パワーこそが全てだ。そこから逃げるな」

奴のパワーはさらに上昇した。

「お前はもう許さん」


ッ…!…そして次の瞬間オレは地面にくたばっていた。

ううっ…。

弱いままで、終わるのか?

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