東条茜、魔法少女に告白される 2
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東条茜は就学の為にアパートに一人暮らしをしている身分である。とは言え『就学の為に』というのは後付けで、本当は単に自由になりたかった。
別に父子家庭で父親の住まう一軒家での暮らしがそう不満だったかと言われれば、今となっては良く分からない。ただどれだけ力強く羽ばたくことができたところで、帰らなくてはならない親鳥の巣があるというだけで茜にとっては不自由だった。止まり木から止まり木へ自由自在に飛び回る生き方を望んでいたし、その為には家を出る必要があると当時中学三年生の茜は考えた。
中学を卒業したら大人になりたい人間は大人になって良い。どう選択するかは茜の自由だ。やりたいようにやる。当時の茜がやりたかったのは日本中を旅することであり、その過程で漠然とかつての幼馴染を見つけ出し再会するイメージがあった。学びたいことは自力で学ぶから高校なんて今は行く意味がないし、行く必要ができたら一年でも二年でも遅れて通えば良い。……という茜の考えは父親に理解されることはなかった。
『なら勝手にやるよ』の一言と共に茜は問答無用で家を出て、中三の冬に二、三週間程放浪し、子供なりに上手く暮らすコツもぼちぼち掴めて来たところ、執念で娘を見つけ出した父親に『家出も一人暮らしもさせてやるから高校だけは行ってくれ』と拝み倒された。
父親はもともと茜に甘かった。奥さんを失くし両親とは不仲で、気を許せる身内は一人娘の茜だけだった。仕事で忙しい人間で会うことは少なかったが、その分の穴埋めを娘の願いを適えることで行おうとする分かりやすさもあった。たまに怒ると今でも怖いが、不満を感じるような親ではなく、自分の中の幼い部分では深く信頼してもいた。
そんな父親が仕事を長く仕事を休んで娘を見つけ出し、『おまえにはおまえの考えがあるんだろうが、どうか父親のわがままを聞いてくれ』と土下座までしたのだから、茜としては向こうの提示した妥協点に従うことにした。義理のある相手に誠意を示されれば、茜であっても天衣無縫を貫ききれないことがある。
世間的には『勤勉な娘が高偏差値の有名高校に通う為の一人暮らしに、父親が仕送りをする』ということになってはいるが、実際のところ、そのアパートは奔放な娘を閉じ込めておくために父親が用意した、豪華な牢獄なのである。
……と、言う話をアパートに招いた幼馴染の西浦姉妹にしたところ、紫子はあからさまに顔をしかめ、緑子は紙芝居を聞くかのような相槌を返すだけだった。姉の方は呆れているし、妹の方はファンタジーとして聞いている。
「あかねちゃんみたいな娘がおったらパパも大変やろうなぁ」紫子は言う。「大事なんはあかねちゃんの意思やけど、でも親がちゃんとしとるからこそできることっちゅうんがあるからなー。学校行くんもそうやし、拳法習えたんやってそうやろ? ウチみたいなんからしたら、その辺はやらせてもらっといて感謝した方がええんちゃうかなって思うで? ホンマに」
まあ親に捨てられて艱難辛苦を姉妹で乗り越え、四畳半の貧乏アパートでの二人暮らしに最上の幸福を見出す中卒フリーターの二人からすれば、甘やかされながらそれでも自由を求める茜の生き方は異次元だろう。茜からすると、世間一般の物差しに縛られず、自分達だけの幸せを築いている二人の方が気高く思える。
「まあ放蕩娘なんでしょうね。実際高校だって出席日数計算してますし、この部屋だって酷い時だと一週間に一度くらいしか戻りません」
「一週間に一度くらいしか戻らんのはええけどなぁ……」紫子はぽりぽりと頭をかく。「汚れすぎやろ!」
茜は部屋の掃除をしない。そもそも自分の住処であるという認識が薄い為、汚したり散らかすことに対する忌避感がまるでない。いらなくなったものや良く分からないものは壁の隅っこに積んで置き、対角線上にあるデスクとベットで活動するというスタイルだったが、最近は積み上げたゴミの山が崩れ生活スペースを侵食するに至っている。どこに出しても恥ずかしくない汚部屋であった。
「ああ。それなら大丈夫です」茜は笑顔になる。「あなた達がこれから掃除するんですから」
「は?」「そうなの?」紫子は身を退き、緑子は首を傾げた。
「あなた達こういうの得意でしょう?」
「いやちょっと、結構大仕事やし遊びに来ていきなり働け言われても……」紫子は不満そうだ。
「夕飯ご馳走しますよ。ビフテキです。すごく良い肉があります」
「じゃあやる」紫子は張り切った。「やるで、緑子」
「え、あ、うん。お姉ちゃん」
という訳で姉妹に部屋の片づけをさせる。とりあえずゴミの山に取り掛かっているようだ。右手の先を包帯でガチガチに固められている緑子が段取りを口にし、それに従って紫子が粗雑かつ効率的に山を崩している。
「お姉ちゃんお姉ちゃん。それは捨てる前に聞いた方がいいんじゃないかな?」
「ん? そうか? あかねちゃんこれいるー? 学校のプリントやねんけどー」
「捨ててください」茜はデスクに置かれた回転いすにふんぞり返って言う。
「ほうかー。ほなこれはー? 学校の教科書やと思うねんけどー」
「それはおいといて」そういや一冊失くしていた気がする。教科書なしでやってた授業ってどれだっけ?
「あかねちゃんあかねちゃん。生のクワガタおったで。こいつギラファちゃう? ギラファノコギリクワガタおったであかねちゃん」
「捨ててください」そういや数日前ペットショップで見付けて購入したものの、飼育環境を整えるのが面倒でその辺にほっといたんだった。まだ生きていたとはなかなかの生命力である。
「あとで山に連れて行ってあげようね」緑子が言う。外来種なのでそれは生態系破壊につながるとはあえて言わない。
「あかねちゃーん。これはー?」紫子はコミック本を一冊差し出した。でんじ○らすじーさん十一巻だ。
「いります!」茜は身を取り出し、紫子からコミックを引っ手繰った。「いやぁ。十一巻だけ見当たらないと思ったらそういうことですか。おもしろいんですよねこれ」茜は椅子の上で脚を組みマンガを読みながらけらけら笑う。「HAHAHAHA。やはり最高ですねぇ。HAHAHAHA」
客人を働かせておいて自分は椅子に座ってマンガ読んでる家主に、紫子は情け容赦なく腐りかけのたこ焼きをぶん投げた。
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「割と早く片付きましたね」
床に座る姉妹を麦茶でもてなしながら、茜は言った。
「いるもん少なかったからな。基本ゴミをまとめて捨てるだけで済んだし。後は分別したのをゴミ置き場に持ってったらおしまいや」
紫子はゴクゴク勢いよくお茶をすすり、緑子はギラファノコギリクワガタを入れた紙箱を大事そうに抱え込んでいる。慈しみに満ちたその表情でクワガタを観察している彼女を見て、「差し上げましょうか?」と茜は問いかけた。
「ううん。きっと山の方が良いと思うし、それにペットはいらないよ。お姉ちゃんがいるもん」
「みどりこー? ちょっとその発言の意図がお姉ちゃん気になるんやけどー?」
笑顔で姉をペット呼ばわりにしたことに気付いていない緑子と、引き攣った顔でそれに突っ込みを入れる紫子。きっと緑子にとっては姉こそが家族で親友で恋人でペットなのだろう。
「でもこのあたりに山ってどこかあったかな? クヌギのあるところじゃないと甲虫は生きられないけど……」と緑子
「そんならあれ、ちょっと遠いけど、昔あかねちゃんと住んどった町に山あったやん? ほらあの文化会館の裏。秘密基地とか作ったやん。あかねちゃんに原付で飛ばしてもらお」と紫子。
「何を勝手に人をクワガタの送迎係にしてるんですか? というかその山はダメですよ、熊が出たって昔言ったじゃないですか」
「それあかねちゃんのホラやろ?」「え? 作り話じゃなかったの?」
二人して首を傾げられて、茜は顔をしかめる。こいつらまだ嘘と思ってたのか。
ガキの頃この二人と山の中に秘密基地を作ったことがある。山の中に家具類が不法投棄されている地帯を見付け、そこからベッドやらソファやら持ち出し並べただけの基地だった。茜としては工具を用いてもっと建物然とした傍目にも立派な基地を作る構想があったのだが、しかしそれは頓挫した。大人に叱られたのだ。
猟師とホームレスの中間くらいの風貌の老人だった。山中遊びふける三人の少女を発見すると、彼は唾を飛ばしてこう主張した。
『この山は熊が出るぞ。とっとと出て行かないとおまえら食われるぞ』
熊というよりその老人の剣幕に怯えて三人は山を下りたのだが、その秘密基地遊びの先を見ていた茜としては面白くない。とは言え姉妹は怯えていたし、熊が出るというのが本当だったらそれはそれで困る。だがそこで諦める茜ではなかった。
市役所や大学、山のふもとに作られた文化会館などを訪れ、『無知で無邪気な小学生』を装って『そこのおやまにねー、くまさんっているのー?』と聞いて回ったところ『そんなことが報告された事例はない』という回答を得た。大人が言うことを無条件で信じる程愚かでもなかったので、図書館やパソコン室で調べたりもした。そして熊が出るというのがあの老人のでまかせだったことを確信した上で、もう一度山に登ろうと姉妹に持ち掛けた。
答えは否だった。熊が出ないのだとしてもその老人がいるから山には行きたくない。
茜は不満だった。ガキ大将権限で連れて行けなくもないが、何かを強要されるのは茜が一番嫌うところで、それを友達に対して実行しようとは思わなかった。だが秘密基地遊びは一人でやるより誰かとやった方が絶対に良い。ならば相手の考えを変えさせる必要があり、つまり姉妹が驚き惹かれるような秘密基地を自ら建設して、向こうからやって来させるのが正解行動だと言えた。
山に登り、ホームセンターで買った段ボールや木材を用いて最高の秘密基地を拵えていく。姉妹を見返すという目的より基地作りが楽しくなっていた。
しかし茜は知らなかった。熊という生き物は、昨日までいなかったから今日いないというものではない。山から山へ、餌のないところからあるところへ移り住むのが習性だ。そして熊の動向について誰よりも正確に予測できるのは、自然と共に生きて来たベテランの山男だけである。茜たちに警告したあの老人こそそうした存在だということを知らなかった。
茜は熊と出くわした。でかかった。父親よりもでかくて強そうだった。あ、やべー、マジかよ、くらいに冷え切ったアタマで考えて、相手の目を見て少しずつ話しかけながらゆっくり下がるという行動は通用せず、興奮してにじり寄って来た熊に向かって茜は用意しておいたハバネロスプレーを噴射した。
常に最悪の事態を考えるからこそ大胆な行動ができるのだ。逃げていく熊を見て、九死に一生を得た茜は胸を撫で下ろし、山を降りてガチ泣きした。怖かったのだ。そしてさんざん泣いた後、熊を撃退した経験は誇りに代わり、後日姉妹に自慢したものの『絶対嘘だよー』で済まされた。普段からさんざんホラ話を吹いている所為で狼少年の気分を味わった訳だ。
「あかねちゃんって作り話上手だったもんね」「三割ホンマで七割嘘くらいに考えといた方がええよな?」「熊は作り話の方だと思ってたけど」「ウチもやな」「サメを釣ったのは?」「嘘やな」「チェーンソー持った殺人鬼が教室に入って来て三人くらい殺したのは?」「検討する意味ないな」「使われてないマンホールの中に遺棄されたお年寄りの死体が詰まってるっていうのは?」「あ! それはありそう!」
んな訳あるか嘘に決まってんだろ。昔吹いたホラの数など覚えていないが、どれが真実で嘘なのか、一度一つずつ整理して話しても良いかもしれない。などと思っていると、茜の携帯電話が鳴りだした。
「あかねちゃん、電話鳴っとるで」紫子が言う。
「そうですね。それより紫子ちゃん、緑子ちゃん。マンホールの件は嘘です。嘘というか都市伝説の本に載ってた内容をそらんじただけなんです」
「ほうなんか。で、あかねちゃん、電話鳴っとるで」
「それでですね、熊は本当なんですよ。あ、いや、ブリリアント・ハイパー・アカネキックで撃退したというのは嘘ですが、熊と出くわして九死に一生を得た部分は真実なんです」
「そ、それは詳しく聞きたいけど、でもあかねちゃん、電話鳴っとるで。出ぇや」
「電話って出るものなんですか?」茜は首を傾げる。「それでですね、紫子ちゃん、緑子ちゃん、あなた達に振られて一人秘密基地に向かった私は……」
「出ぇや!」紫子は目を剥いた。「というかあかねちゃんたまにウチらが電話しても出んことあるよな? もしかしてそのノリで無視しとんのか?」
「野球のナイター見てる時とかは割と」
「出ぇや!」
「遠隔から他人の行動を束縛しようなどという傲慢さが気に入りません。言いたいことがあるなら言いに来なさい」
「出ぇや!」
紫子がうるさいので電話に出た。「私です」
「東条さん? ワタシ、茶園だけど」クラスの級長で、孤立しがちな茜のフォローをたまにしてくれる人物だ。こいつがいないと急な移動教室に取り残される。「ねぇ東条さん、あなた……胡桃に告白されたって聞いたんだけど……」
「そうですが、何か?」茜は言う。
ゲーセン行ったらいきなり声をかけられて愛の告白を受けた。茜は男二女八くらいの割合でモテるが、実際に告白をしてくるのは女がほとんどで、それもこないだ白石にうんこ投げつけた事件からメッキリ減っていた。おもしろかったので『私に一撃入れられたら認めましょう』とか言って小突き回してみたのだが意外と骨があり、邪魔が入ってお開きになったものの、再戦の約束を交わしている。
「あいつと付き合うのはやめた方がいいわよ。その警告に電話を掛けたの」
「それはどういう意味ですか? まさかまさか、胡桃さんが吸血鬼の末裔で付き合えば干からびたミイラにされてしまうという訳ではないでしょう? もしそうだとしても私は気にしませんが。逆に組み伏せてニンニク漬けにして博物館に贈呈してやりますとも」
「ふざけないで」茶園は言った。「ワタシが説明するより実際に見せた方が早いわね。ねぇ東条さん、今から言うサイトの生放送を見てほしいんだけど」
「今私回転椅子でクルクル回るのに忙しいんですけど」
「良いから見なさいよ!」
キレられた。真正面から怒られると実はちょっと効く。茜は渋々パソコンを起動し、指定されたURLの生放送を視聴した。
魔法少女に扮した胡桃南がそこにいた。
『呼ばれて参上!』桃色のセミロングヘアのウィッグを付けた胡桃は横ピース。『呼ばれなくても登場!』ピンクと黄色で着床されたステッキをくるくる回す。『キュートな笑顔で皆のドキドキ取り戻す! 魔法少女☆クルミン☆ミナミンの時間だゾ!』
「ウッソだろおまえ!」
流石の茜もこれにはびっくりした。教室の片隅でラノベ読むだけの胡桃南が魔法少女になっている。つか茶園が知っていたということはクラスの女子全員が知ってるんじゃないのかこれ?
「あー。クルミン☆ミナミンだ」何故か訳知り顔で緑子が言う。「こないだ会ったよー。風船取ってくれたんだー」
「あー……あいつ。あのコスプレの変質者」紫子は表情を引きつらせている。「ごめんなぁ緑子。ウチはちょっとこれ、付いていけんわ」
「いいよお姉ちゃん。マジカルキューティ借りて来て一緒に見てくれたじゃない」
囁き合う姉妹。こいつこの扮装で姉妹と会ったりしてたのか。風船取ってくれたってそんな魔法少女みたいなこと……いや魔法少女か。
画面上では視聴者のコメントが流れており、胡桃ことクルミン☆ミナミンはそれに忙しく一つ一つ返事をしている。膨大な量のコメントを一生懸命拾うその姿は可愛らしく思えなくもなく、『クルミン痛可愛い』『クルミン痛いけどマジ最高』はともかく『クルミンのおしっこ飲みたい』『ねぇクルミン今穿いてるパンツの色は?』などいかれた書き込みも多い。『紺だよー』と素直に答え、答えてしまったことにはっとする胡桃に、視聴者たちは草を生やした。
『今日はねー、クルミン、新しい魔法を皆に披露しに来たんだ』クルミン☆ミナミンは横ピース。『メギトフレイム改だよー。二時になったら人も増えて来るからお披露目するね☆』
『あのメギトフレイムの進化版かwww』『VANされかけた奴だろ』『草生える』『炎上期待』『文字通り炎上で草』
『それまで何しよっか? せっかく川の前だしそうだねぇ……あ、クルミンねー、水切り得意なの見て見て!』
胡桃は今山中の河川を背景にしている。『メギトフライム』というくらいだから、炎を使った出し物でも企画しているのかもしれない。そしてその風景に茜は見覚えがあった。
「なああかねちゃん」紫子が言う。「これ、昔ウチらが遊んどった山ちゃうんか?」
「……そうですね」茜は頷いた。「胡桃さんのご自宅がどこかは知りませんが、まあ、私と同じ高校に通うくらいですからこの山からは然程遠くないでしょう。こんな痛々しいことぶちかますくらいですから、人のいない場所を選ぶのは当然でしょうね」
「ね、ねぇあかねちゃぁん」緑子は声を震わせている。「く、く、熊が出たのが本当っていうのは……?」
「事実です」茜は溜息を吐いた。
「ま、ままま、まずいよお姉ちゃん。し、知らせてあげないと……」
「マジにマジの話なんやな?」紫子は茜に確認する。
「マジの話です」茜は言った。「ここから書き込めますけどそれで通じますかね? 電話をかけても出なさそうなガチ勢っぷりですし、そもそも私この人の番号知らないですし。……原付で法定速度無視すれば半時間ですか」
魔法少女☆クルミン☆ミナミンとは言え熊に襲われればひとたまりもない。そして茜はこのままではそうなる可能性があることを知っている。そうそう出くわすこともないだろうという楽観的意見は、かつて一度襲われたことのある立場で言えはしない。もし胡桃に熊に襲われる運命があるとすれば、それを救えるのは茜だけだった。
「なああかねちゃん」紫子は言った。「ウチ、あかねちゃんのことアホやと思うとるけど、でも同じくらいカッコ良いとも思うとるねんな?」
「あ、あかねちゃぁん」緑子は目に涙をためる。「お願い。この人を助けてあげて」
「良いでしょう!」茜は胸を張った。「ドン・アッカーネにかかれば赤カ○トなどイチコロです」
紫子からヘルメットを受け取り、緑子からギラファノコギリクワガタを引っ手繰り、姉妹に見送られながら茜はアパートを飛び出し、原付に飛び乗った。
熊に襲われる魔法少女を助けに行く。茜はマジカルキューティより鉄仮面ライダーが好きだった。免許取ったのもそのためだ。




