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水晶  作者: 秋月良羽
現実世界石化、異世界冒険編
719/748

第150話-2 氷をも破る男

『水晶』以外にも以下の作品を投稿しています。


『ウィザーズ コンダクター』(「カクヨム」で投稿中):https://kakuyomu.jp/works/16816452219293614138


『この異世界に救済を』(「小説家になろう」と「カクヨム」で投稿中):

(小説家になろう);https://ncode.syosetu.com/n5935hy/

(カクヨム);https://kakuyomu.jp/works/16817139558088118542


興味のある方は、ぜひ読んで見てください。


宣伝以上。


前回までの『水晶』のあらすじは、クリスマスの日、世界が石化するという現象が起き、石化されなかった瑠璃、李章、礼奈は異世界からやってきたギーランによって、異世界へと送られるのだった。そして、魔術師ローの話により、世界を石化させたのはベルグの可能性があり、彼を探すために異世界の冒険に出ることになるのだった。そんな中で、クローナを仲間に加え、アンバイドを一時的な協力関係を結ぶことになり、リースへとたどり着く。

 そこでは、ベルグの部下で幹部の一人であるランシュが仕掛けたゲームに参加することになるが、そこで、リース王族の一人であるセルティーと知り合うこととなり、チームを組んでランシュのゲームの中で最終的にはランシュを倒すのだった。それを利用したかつてのリース王国の権力者側であったラーンドル一派の野望は、それを知っていた王族でセルティーの母親であるリーンウルネによって防がれることになる。

 詳しくは本編を読み進めて欲しい。

 そして、リースは王族とランシュの共同体制ということで決着することになる。

 一方で、ベルグの部下の一人であり、ランシュと同等の地位にあるフェーナがベルグの命により、ベルグの目的達成のために、その部下ラナを使って瑠璃のいる場所を襲うが失敗。その時に、サンバリア側の刺客であることがバレて、瑠璃、李章、礼奈、それに加え、クローナ、ミランとともに、サンバリアへと向かうのだった。これは陽動作戦であり、ローもそのことを知っていて、瑠璃たちを成長させるために敢えて、乗るのであった。

 そして、瑠璃たちは、セルティー、ローらと別れ、船の乗り、サンバリアを目指すのだった。


 「やっぱり、罅を入れることはできたが、倒しはできなかったか。」

と、ポンガルは言う。

 李章のさっきの攻撃を防ぐことはできたが、どう考えても李章以外が姿を現わさないのなら、何かしらの準備をしているのではないか、そんな感じではあったが、そうでもないという感じであるが油断はできない。

 李章があの三人の中で一番弱そうだと判断しているポンガルからすれば、まだ、何も終わってはいないのだ。

 李章を倒すことができていないのだから―…。

 そして、礼奈とミランは李章よりも強いのなら、ポンガル一人で倒せる可能性はかなり低いであろうし、一歩でもミスするようなことをしてしまえば、自身が敗北するのではないか、という不安すらあるのだ。

 それでも、その不安をポンガルが表立って表情で表現するようなことはない。

 「だねぇ~。それに他の幹部もやってきているから、ポンガルもそこまで気負う必要はないぞ。」

と、ソルは言う。

 ソルからしてみれば、ポンガルが一人で、礼奈、ミラン、李章の全員を相手にして、勝てるとは思っていない。そして、ソル以外にも略奪団の幹部はいるのだから、そんなに気負わずに自分のできることをやって欲しいと思っているからだ。

 ポンガルは切り込み隊長という感じのような柄ではあるけど、自分にはできないことが分からないほどの愚か者ではない。

 だからこそ、ソルはポンガルに今のような言葉を言いながら、連携して勝利した方が良いということを暗に言っているのだ。

 そうしないと勝利できないからこそ、言っているのでもあろう。

 「だな、だが、あの三人の中の一人ぐらいは、俺の相手にしても良いではないか。」

と、ポンガルは言う。

 ポンガルにしてもプライドというものがある。

 それは、略奪団の幹部である以上、下っ端に自分が惨めになっているところを見せるわけにはいかない。

 そんなものを見せてしまえば、下っ端の本当の意味での実力が理解できない者達に、舐められるようなことになってしまうし、そのようなことをポンガルは望まない。

 ゆえに、標的の一人を倒して、しっかりと実力を示しておくのだ。

 そして―…、ポンガルは駆ける。

 狙いに向かって―…。

 それをソルは呆れながら見るのであった。


第150話-3 氷をも破る男 に続く。

誤字・脱字に関しては、気づける範囲で修正もしくは加筆していくと思います。


これを書いている時に、完全に体調を崩しました。

体調回復後に、書き続ければ良かったと思いますが、それよりも、執筆の流れから区切った方が良いと判断しました。この判断が正しい可能性は低いと思いますが、体調を崩すとこの量しか書けないだということが理解できました。

そういう経験を理解した上で、無理しないようにしていきたいと思います。


次回は、体調回復後のものになります。

皆様も体調にお気を付けください。

では―…。

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