表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
百合エロゲの世界で主人公の母親とワンナイトした件  作者: ランマ
始まりの星は人妻とワンナイトする

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

9/10

EP.8 「未成年の男の子に酒飲ませるのは十分悪いことでは?」

「お母さん、射音くん、正座」

「「はい」」


 僕と真々子さんは、燕ちゃんに言われた通り正座する。


「別さ、ヤるなとは言わないよ? それ言ったら私にもブーメラン刺さるし。でもさ……実の母親の雌の顔なんて見たくないの。しかもよりによって朱音がいる時に。分かる? 射音くんも自分の母親で想像してみなよ」


 ……うーん。


「全然イケるかも。むしろ抱きたい」

「「嘘でしょ!?」」


 燕ちゃんのみならず、朱音にもドン引きされる。

 2人程ではないが、真々子さんもちょっと引いてる。


 それが嘘じゃないんだよね。

 僕が転生者で前世の記憶や人格が混ざってるってのもあるからかな。

 まったく忌避感がない。

 多分一番の理由は前世の僕が変態だからだろうけどね。

 そう考えると前世の記憶思い出したのが追放後で良かったかもしれない。

 そうじゃなかったら恐らく家族にも平気で手を出しまくっていただろう。


「ねぇ! アンタ真々子さんとどういう関係なのよ!」

「あー、その……真々子さんとは酒の勢いでワンナイトした関係……かな?」

「ワンナイト!?」


 朱音はすぐに僕を覆い隠すように立ち、真々子さんをジト目で見る。

 あー、やっぱりそういう認識なんだ……。

 いや、この世界観的にヤベーのは理解してるけど好きな子の母親をジト目で見て嫌いな男を庇うレベルとまでは思ってなかったよ。

 違うんだよ……。

 誤解なんだ。


「真々子さんは何も悪くないんだ。僕から襲ったから」

「は!?」

「その……ね。僕ちょっと特殊でさ。普通に性欲とかあるんだよね。それで真々子さんにお酒飲まされてつい、ね?」

「未成年の男の子に酒飲ませるのは十分悪いことでは?」


 それは、そう。

 それに関しては貞操逆転とか関係なくちゃんと悪い。

 いやでも……その……ね? 

 ほら……真々子さんにはお世話になってるし……。


有罪(ギルティ)!」

「はい……ごめんなさい」


 燕ちゃんは「私はダメな母親です」と書かれた粘土板を真々子さんの首にかけた。

 なんでそんなもの持ってるんだ。

 え? 

 僕を家に連れ込んだ時点でコイツいつかやらかすなと思って作った? 

 それが自分の母親への……いや実際やらかしたし間違いじゃないのか。


「男なのに性欲がある……もしかして私のことも狙ってたってこと!?」

「いやいやいや、そんなわけ……まずは親子丼を済ませてからね……」

「親子丼!?」


 思わず漏らしてしまった欲望に、真々子さんは驚きの声を上げる。

 いいじゃん親子丼。

 ふしだらな母とか好きだよ?

 浮気じゃなければね。

 僕独占欲つよつよだから。

 女の子同士でやるのは許せるけど他の男に抱かれるとか到底許せない。


「色々やらかした罰としてお母さんは、射音くんを他の女の子に抱かせること。いいね?」

「おっも」


 未成年飲酒強要の罰がNTRとか重いにも程がある。

 僕が浮気されるの許せないって考えた直後なんだけど?

 心読んでる系?

 というかこれもし僕から襲ったんじゃなくて真々子さんから襲ってたら更に重くなってたんだよね。

 一体どんな罰になってたんだろうか。


「そうでもないよ? 今の時代、ハーレムとか、レズハーとかにだいぶ寛容だよ。昔と違って今は恋愛対象が基本同性なのもあってそこら辺緩いから。というかそうじゃなかったら私とっくに背中刺されてるんじゃない? まあ、逆ハーは別だけどね。そもそも逆ハーなんて作れるほど男がいないし」


 自覚あるんだね。

 いや、エロゲ世界だしそういうの緩めな世界観なのは知ってるけどさ。

 にしてもじゃない?

 寛容と言っても雪華とか勘違いでだいぶダメージ受けてたし限度はあるでしょ。


「あれは……まあそういう人もいる。でもかなりの少数派だし、極一部を除けば大体の女の子は受け入れてくれると思うよ」

「じゃあなんでそれを罰にしたの……?」


 僕が他の女の子に抱かれることが罰になると思ってないんでしょ?

 というか誰に僕を抱かせるつもりだったの?

 いやまあなんとなく想像つくけど、一応聞いておこう。


「え? 当然私だけど?」

「罰とか関係なくアンタが射音を抱きたいだけじゃない!」


 うーん、流石エロゲ主人公。


「というかアンタはどう思ってるのよ!」

「僕は抱かれるより抱く派かな。ぶっちゃけ全員抱きたいよね」


 別に真々子さんに不満があるわけじゃないけどさ、僕性欲も精力もクソ強いからね。

 やろうと思えば学校の全員抱き潰すくらいなら出来るし。

 ベッドヤクザにも程があるけどまあエロゲ世界だしそういうこともある。


「ホントに他の男とは違うわね! アンタ前からそんなド変態なこと考えてたわけ!?」


 流石にそれは前世の記憶芽生えてからだよ。

 僕は前世の記憶によって善性を得た代わりに変態性も得てしまった。

 あれこれ癇癪持ちのカスがセクハラ魔のカスに変わっただけで改心出来てなくない?


「……まあいいか」

「よくないわよ!」


 なんて風に、4人でギャーギャーと騒ぎながら、にぎやかに過ごしていった。




―――――




 その後夕食を終えた僕は、部屋に籠り今後に備えて準備をしていた。

 その時のことだ。

 コンコンコン、とノックが聞こえる。


「ん? はーい入っていいよー」


 扉が開くと、そこにいたのは朱音だった。

 彼女は湯気の立ったコップとクッキーの入った皿が乗ったお盆を持ち、机の上に置く。

 コップにはミルクが入っていた。


「ありがとう、朱音」

「真々子さんからよ! 後でお礼言っておきなさい! ……それ、電魔の杖よね。改造してるの?」

「魔法陣を投影する機構をちょっと弄くり回してるんだ」


 僕には魔力はない。

 けれど魔力を操ることは出来る。

 この改良がうまく行けば杖の魔力を操作することで、事前に設定した魔術だけでなく、自由に魔術を行使可能になるだろう。

 ついでに電力を魔力に変換する機構を軽く改良して効率を倍にしておいた。


「きっしょ! なにその手の動き!」

「ひっど」


 ただちょっと指やら爪楊枝やらで機構を弄ってるだけじゃん。

 だってしょうがないじゃん。

 真々子さんは一般人、燕ちゃんは戦闘職。

 この家に杖を改造出来る設備があるはずもなく。

 ないなら有り合わせのもので代用するのはよくあることでしょ?


「ねぇのよ!」


 いや確かに大変だけど割となんとかなるよ?

 思ったより構造が単純だったから朱音でも一か月くらいあれば同じこと出来るんじゃない?

 いや、魔術を活用したら一週間もあれば十分か。


「もう一度言うわね! きっしょ!」

「ひっど」


 そこまで言うことないじゃん。


「素で1ヶ月、魔術を使えば1週間って言ったわね。アンタが勉強始めて何日か言ってみなさいよ!」

「数時間」


 学校で数時間本を読んで、更に家で実際に作成してみて数時間。

 最初は簡易的な魔道具しか作れなかったけど、たった数時間でかなり進歩した。

 習うより慣れよって言うしね。

 いややっぱ僕の才能おかしいって。


「……まあいいわ。この調子で突っ込んでたらキリがないもの。この何か嵌めれそうな部位は? 電魔の杖にこんなのなかったわよね?」

「ああそれ? 1つ試してみようと思ってね。成長する装備を作りたいんだ」


 僕はレベルアップが出来ない。

 なら僕以外をレベルアップさせてしまえばいい。

 基礎的な機構はまだ4割しか出来てないけど完成までは時間の問題だ。

 後はどうにかして経験値を貯蔵しておける何かを見つければ……。


「そんなもの存在するの!?」

「する。というかやろうと思えば今でも用意出来る」

「え!? ならなんでしてないの!?」

「禁術が必要だからね」


 生きた女性の肉体そのものを改造し経験値貯蔵用の宝珠(オーブ)にすることは出来る。

 効率を考えるならまだ成長してない、レベルの低い若い少女を使うのがいいだろう。

 でも……。


「それは流石にね。前の僕ならいざ知らず、今の僕はそういうことをする気はないよ」


 そこまで倫理観ぶっ飛んでない。

 だからどうにかして人を犠牲にせずに経験値を貯蓄しておける何かを見つけないと。


「……ん?」


 そんな時、朱音が机の上に紙切れが置かれているのを見つけた。

 その紙切れには、2種類の複雑怪奇な魔法陣が描かれている。


「あっ! これ星見家の秘術じゃない!」

「なんで君が知ってるんだい? ……いや、言わなくていいよ。大体想像がつく」


 妹が教えたんだろうなぁ。

 アイツ……秘術の意味分かってるんだろうか。

 確かに朱音は星見家になる予定だった人間だけど……一応まだ正式なものじゃなかったんだけどね。

 普通にやばいことやらかしてて笑う。


 まあ僕も人のこと言えないけどね。

 男の僕はこの魔術の継承権はない。

 子供の頃禁書庫に忍び込んだ時に見た魔法陣を、記憶を頼りに再現したんだ。

 それを絶縁された身で使おうとしてるから普通にヤバい。

 しかも朱音が星見家の一員になるのは僕が原因で白紙に戻ったし。


「僕の戦闘スタイル的に、この2つの魔術は相性がいいからね。この『巡る星視る望遠の瞳スターゲイジング・クレアボヤンス』と『万象穿つ極天の流星シューティングスター・プレイアデス』は」


 僕にとって一番大事な要素。

 それは未来予測による回避だ。

 僕は魔力を持たないから、基本である魔力強化も、魔力への耐性もない。

 勿論魔術による強化は出来るが、魔力強化がない僕の身体能力ではバフをかけたところで誤差だ。

 確かに僕は天才だから、素の身体能力自体は高い。

 元の世界基準ならオリンピックでどの競技に出ても金メダルを獲得出来てただろう。

 でも魔力強化があるとないではまるで別物なのだ。


 そんな訳で僕は攻撃を喰らう訳にはいかない。

 朱音との決闘では僕が大怪我しないよう威力を下げその分速度を高めてくれていたお陰で問題なかったけど、そのうち僕程度の肉体強度じゃ掠っただけで普通に死ねるようになる。

 目指すは絶対回避。

 その為には未来視に匹敵する精度で先読みする必要がある。


「『巡る星視る望遠の瞳スターゲイジング・クレアボヤンス』の効果は単純。情報の収集だ」


 天体観測や占星に関する魔術を極限まで組み込まれたこれは、地球上のあらゆる地点を観測出来る。

 その地点の温度や湿度、風の流れなど、細かいところも極限まで情報を収集するのだ。


 もちろん欠点もいくつかある。

 まず魔術的な隠蔽、偽装に弱い。

 いや、それは正確には少し違うんだけど。

 どれだけ高位の隠蔽や偽装をしようと、隠蔽されていることや偽装されてることは把握出来る。

 だけど何が隠されているのか、どういう偽装がかかっているのか分からない。

 例えそれが低位の偽装魔術であっても。

 それこそ僕が追い出された時に持っていた防犯用の魔道具でも防ぐことが出来るだろう。


 そしてもう1つ。

 使い手が人間である以上、処理できる情報に限界が存在する。

 この魔術はスパコン級の演算能力を前提としているため、それに匹敵する演算能力を持った装置がない僕じゃ、長時間の使用は出来ない。

 電魔の杖はどんな魔術も連射できるようかなりの演算能力を持つけど、それでもせいぜい要所要所で一瞬だけ使用する程度の運用が限界だろう。


「取り敢えず術式を改良して消費魔力を3割減、僕の頭脳に合わせて収集する情報を取捨選択して更に3割減出来たけど……まだ常時発動は難しいかな……」


 星見家は知識が随一の家系だしみんな頭いいのに行動が脳筋すぎるんだよね……。

 術式を改良するんじゃなくて自分達のスペックを上げればいいみたいな価値観だから僕でも改良出来るレベルで術式に無駄がある。

 作成する魔導具も基本大型化してるし。

 あの紫香ねぇでさえ戦闘だと火力正義みたいな戦い方してるレベルだ。


 もう1つの魔術、『万象穿つ極天の流星シューティングスター・プレイアデス』の効果はもっと単純だ。

 高火力の弾幕を大量にぶつける。

 相手は死ぬ。


 バカなのかな? 

 超高火力で超速連射。

 そんなだから当然の如く燃費最悪。

 取り敢えず無駄に高い火力と無駄に多い弾幕量を減らしたけど、それでもせいぜい数回発動させるのが限界だ。

 いや強いんだけどね? 

 本来の性能だとポケ◯ンで例えるなら先制技(しんそく)威力150(はかいこうせん)10回攻撃(ネズミざん)みたいなものだから。

 弱体化しても十分使える性能がある。


「ああ、そうだ。朱音にお願いがあるんだけど」

「なによ!」

「これから時々でいいから僕の訓練に付き合って欲しいんだ。明日ちょうど休日だしさ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ