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呼応  作者: はじめ


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何を書こうかと毎日ここへ来て

白い画面を見つめるだけ見つめて引き返し

適当に詩らしいものをこしらえてしまえばバトンは渡るのに

それをするつもりにもならないで

毎日ここへ来るのだけが日課になっている


みんな全て丸ごと全部

目にするものは耳にするものは

彼方の出来事なのです

此方は此方として二畳ほどの離れ小島に

こじんまりとして

潮の満ちて引くたびに

小さくもろもろと崩れていって

いづれさらりと解けてゆくのです

彼方のものは目には入っても耳には入っても

所詮他人事なのですから

すーっと通り過ぎて

私の何事にも干渉することはないのです

ぱちゃぱちゃと波の遊ぶ小島の際を

膝を抱えて見つめるばかりです

以前はもっと広い気がしていたけれど

それも気のせいだったかもしれない

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