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女神の加護が恐ろしい効果を得たんだが  作者: NaMa86
第1章 異世界への導き編
8/43

8.旅立ちって近づくと憂鬱になるよね

「こんな泣き虫女神ですみません。」

「いえ・・・俺の慰め方が下手だったので・・・」


 赤面したクオリア様・・・クオリアちゃんが可愛すぎてつらい。・・・冗談は置いといて話を変えて気分を一新しよう。


「ステータスの項目を教えてもらってもいい?」

「・・・はい!」


 その間はなんですかね?あとその微笑みはヤバい、男子高生に耐えれるレベルを超えてる。具体的に言うと胸の奥がキュンとした。たとえ死にかけても思い出しただけで生き返れそう。・・・さすがに無理かね。あとフィールさんは既に立ったまま気絶してる。


各ステータスはまあ予想通り。

Lv→現在のレベル。()内は現在経験値/必要経験値

HP→ヒットポイント。なくなったら死ぬ。現在/最大

MP→魔力。どれだけの魔法が使えるかここで決まる。現在/最大

STR→筋力。重い武器を装備したり、近接武器の威力に影響する。成人男性が大体30~50位らしい。

VIT→硬さ。敵の攻撃を減退する。神から加護を授かったら出てくる項目。

AGI→速さ。足の速さや細かい作業に掛かる作業ペースに影響する。地味に持久力もここらしい。

MID→精神力。魔法の威力や防御力に影響するし精神に影響する魔法の掛かりやすさもここで決まる。

LUK→運。その一言に尽きる。

ちなみに言語理解は読み書きができるようになるらしい。ほんとにさらっと言われた。


「宮廻様が行かれる世界の名は・・・春の女神が納める世界『リブレス』です。この世界は約300年の間魔王と戦い続けています。」


 魔王とは魔王の芽と言われる魔力の淀みを取り込んで生まれる自然現象らしい。ただ今回はとても強いらしい。まあよくあることだと言われたが。


「誠に申し訳ありませんが魔王を倒しても元の世界に戻ることはできません。こんな拉致みたいになってしまって・・・。だから基本は死んだ人の魂を使うのですが。」

「気にしないで。そういえば女神さまが直接手を出さないの?」

「世界に直接干渉するには、神の力は強すぎるのです。生態系が狂い、災害が引っ切り無しに起こってしまう。・・・私の世界『クオリディア』がそうでした。私は、私の世界を救うためにこの力を使ったのに・・・。今私の世界は至高神様が引き取ってくださっています。」

「・・・ごめん。」

「気にしないでください。まだ神になったばかりの頃の事です。まぁだから私は勇者様に敬意を払い、お願いするのです。たとえそれが他の神の世界でも、どうか世界をお救いくださいと。世界を失う辛さが・・・私にはよくわかりますから。」


そういうクオリア様の顔は、悲しみと後悔に塗れていた。

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