表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したらモブだったので、主人公グループをヨイショしてたらいつの間にか主人公グループに入ってた件  作者: ソラ・ルナ
第二章・学年対抗戦編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

130/144

81話.クレハさんの考察

 クレハさんと待っている間に、クレハさんの力について考察してみる事にした。

 まず、ゲーム本編でクレハさんが戦う事は無かった。

 だから俺はクレハさんの実力を知らなかったわけだけど……。


 今日、このダンジョンで知ったクレハさんの実力は、まだ全然本気を出していないだろう事を考慮に入れても……烈火達より強い気がする。

 その点を現実に考慮するのなら、魔将という役割だ。


 四魔将の一人だが、ゲームではクレハさんが出て来る時は、魔王の再臨になりクレハさんでは無い。

 そしてそのせいで、クレハさん以外の三魔将という呼び名が定着していた。


 魔将ヴォルフガング、魔将エルノア、魔将ジークハルトの三魔将は、物語のキーパーソンとして必ず戦う事になる。

 魔将エルノアだけは撤退戦で倒す必要はないというか、一週目では絶対に倒せなかったけどね。

 ターン制限があるし(エルノアがどこかへ行く)攻撃がほぼ当たらない(回避ではなく、物理的に当たらない、通じない)ので倒しようがなかった。


 つまり、一番仲間にしたいエルノアは仲間に引き入れられな……って今はそれはどうでも良い。

 とにかく、設定上はそんな魔将達と同レベルのクレハさん。

 強さも入力だけはされていたと仮定するなら、その強さは間違いなく敵のボスの強さなわけで。

 それが、そのまま味方になったとすると……?


 普通、ゲームで敵が仲間になる時はゲームバランスを考慮して、凄まじい弱体化を受けて仲間に加わる。

 少なくとも俺がやってきたゲームではそうだった。

 敵の時は強いのに、味方になったらそれなり、というキャラクター。


 だけどここで、運営側の意図していない不具合。

 バグとかコードを使った不正での仲間に強制的に入れた時、その強さは敵のままである。


 それが、クレハさんの身に起きているのではないか? という考え。

 これを俺は当たらずも遠からずなんじゃないかと思った。


 四魔将としての強さをそのまま持っていて、味方になった仲間キャラクターって考えたら、こう、胸がときめくよねゲーマーなら分かってくれるんじゃないだろうか!

 ヌルゲーとか萎える人も居るかもしれないけど、俺は仲間がどれだけ強くても良いので!

 むしろ仲間の圧倒的な強さを見たいからレベル上げをしまくったというのもある。


 また脳内思考が脇にそれていく……。


「どったの玲央ちゃん☆ ウチをマジマジと見て☆」

「あ、いや……!」


 しまった、考え事をしていて、見てはいなかった(目線は向いてたけど)のだけど、結果的にじーっとクレハさんを見ていた事に!


「まぁウチ可愛いし☆ 玲央ちゃんの劣情がウチに向かっても仕方ないけどね☆」

「……」


 クレハさんが可愛いのは否定しない。

 否定しないけど、そんな下半身直結厨みたいな奴に思われるのは心外である。


「玲央ちゃんが望むなら、玲央ちゃんの筆おろししてあげても良いよ☆」

「!? え、遠慮しておきます……!」


 何を言い出すのかこの人は!?


「あはは☆ 玲央ちゃんは純情で可愛いなぁ☆ どうかそのままで居てね玲央ちゃん☆」

「カラカイマシタネ?」

「あはははは☆ ま、玲央ちゃんなら相手には困らないか☆」


 いやいやいや、俺は今まで誰とも付き合った事すらありませんよ?

 多分、前世も、きっと。

 もう朧気で思い出せないのだけれど……。


「クレハ様! 全て集まりましてございます!」

「おー☆ ありがとダンちゃん☆」


 そんな話をしていたら、ダンタリオンさんがこちらへとやってきた。

 その手には素材が入っているであろう大きな袋を持っていた。


「いえ! クレハ様のお役に立てたのならば、本望でございます! それでは最後の素材は、この私のドロップ品でありますれば……」

「そだね☆ ウチが一撃で仕留めてあげる☆」

「ハハッ! それでは、またお会いできる時を楽しみにしております!」

「りょ☆ それじゃ、ありがとね☆ 『ソウル・リーパー』☆」


 クレハさんの大鎌から無数の黒い刃が生まれ、ダンタリオンさんの全身を切り刻む。

 ダンタリオンさんは声も上げずに消滅し、ドロップ品へと変わった。


「はい玲央ちゃん☆」

「あ、ありがとうございます」


 クレハさんがそれを拾い、俺に手渡してくる。

 俺、なんにもしてないけど……俺要らなかったよねこれ。


「ノンノン☆ 玲央ちゃんが居たから楽しく行けたんだよ☆」

「!?」


 クレハさんは時々、こちらの考えを見透かしたような言動を取るのでドキッとさせられる。

 まさか本当に心を読んでるとかないよね……?


「くふふ☆」


 今も意味ありげに笑うクレハさんに、まさかと思いながらも、その考えに蓋をして家に帰る事にする。


「随分と速かったな玲央、クレハ」

「ただいまです魔王様☆ 魔王様をお待たせするわけにはいきませんから☆」

「俺は結局なんの役にも立たなかったよマカロン」

「フ……玲央、お前は存在だけで役に立っている、気にするな。こちらも準備は整ったし、すぐに取り掛かるとしよう」

「了解でっす☆」


 いつのまにか俺の部屋に大きな魔法陣が描かれている。

 クレハさんの時とは、また違った印象を受けるな。

 ついに、魔将ヴォルフガングが復活するのか……!


お読み頂きありがとうございますー。

今日は選挙日なので、投票に行った後にまた続きを書こうと思っておりますー。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
マカロン印のアストラルボディは格が違った 仮に依り代作って分離できたとしても弱体化必須 なんならぬいぐるみ的な依り代に入ってマスコット枠の非戦闘員  存在はするけど未実装技術を使った裏技ですわね …
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ