2.英雄達の最期
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まさか、こんな事になるとは。
邪神が復活し英霊教の神様が儂らの前に降臨なされた3日後ーー魔導師の奴が転移陣、いやもはや転移門とも呼ぶべき代物を設置した日の夜魔道士から連絡が入った
【剣士の無事かや?】
【儂はなんともないがなにかあったのかの】
【盗賊のとモンクの奴が殺されたのじゃ。オラが警備として送っておったゴーストからの連絡じゃから間違いは無い】
【なんと、して相手は】
【モンクの奴の方は邪神の使いによるものと判明したのじゃが盗賊のは犯人が分からぬ】
【なるほどの。盗賊の奴は恐らくあの夜のことであろうな】
【じゃろうなぁ。剣士のも十分用心せいよ。】
【言われんでもわかっておる】
【オラもこれから結界に籠る。もし明日の昼になっても連絡がなかったら覚悟しておいてくれい】
そう言って念話は切れた。やはりあの夜の事ーー盗賊の城の離れで儂と魔導師と盗賊との会話は聞かれていたか。しかし恐らく儂か魔導師のどちらかは生き残るだろう。
何ともなく朝を迎えられた。魔導師のやつへの念話は繋がらない。魔導師の奴も恐らくはもう生きてはおらんのだろう。
予想通りと言うか魔導師の訃報は奴の使い魔が持ってきてくれた。これで犯人は確定した。非常に悔しい。しかし自分が殺されることは無いと心のどこかで安堵してしまった自分に怒りが込み上げる
「清龍よおるか?」
「なんでございましょう老師様」
「その老師様というのはやめろと言っておろうに」
「しかし、伝説の4英雄こと聖剣老師様のことを他の呼び方で呼ぶのは…」
「普通に魔法剣士と読んでくれてかまわぬわい」
さっきから話してるこいつは清龍。この孤島クリーンアイランドを守護する神獣。ほかの神獣たちと同様儂らの魔力から生み出されているので懐いてくれている。
「まあ良い、ほかの神獣たちと連絡は取れるか?」
「それがこちらから連絡することはできるのですが、返答がなく」
「ふむ。恐らくは殺されたか又はアイツらが死ぬ前になにかめいれいをしたのじゃろう」
「なんと、殺されたというのですか」
「まだ決まった訳では無いわ。ひとまずワシらは未来の英雄たちが来るのをゆったり待つとするかの」
「そうですね老師様。久々の戦闘腕がなります」
「くれぐれも殺さず手加減するように。それから恐らくほかの神獣が負けた場合もこちらに来ると思う。そうしたら素直にわしの所に案内せい」
「かしこまりました老師様」
やれやれ、こやつは相変わらずの戦闘狂である。全く誰に似たんだか。
と考えているとつい三日前見たお方が唐突に現れた
『他の3人の事、既に知っておるな?』
「これはこれは神様。当然知っていますとも」
『なら話は早い。邪神の奴が使いを使ってほかの3人を殺した。他にも腕の立つ冒険者や騎士団長等も世界中で殺されておる。そこで申し訳ないのだがお主の力を少し封じさせて貰うぞ』
「しかし神様、封じてしまっては弟子を取ったところで稽古を付けられぬではありませんか」
『なに、心配するな弟子に勝てるくらいの力は残しておいてやるわい』
そういうや否や儂の体を柔らかな光が包み込む。どうやら魔力量などはそのままに力が制限された感覚がある。
要件が済むやいなや神様はお帰りになられた
「今のが神様ですか初めて見ましたがものすごい威圧感でしたね」
「うむ。さすがは戦と寿命の神といったところか」
ともかくこれで儂もほぼ無力となったわけである。全くあのペテン師いや、神様なのだからペテン神か。
ともかく儂のすることは後続を育て願わくばワシらに代わりあやつらを倒して貰うことじゃろう。
「清龍よ、お主に伝えておきたいことがある」
「は、なんで御座いましょうか老師様」
「それはの…ーー」
公開可能な設定資料3.魔獣と神獣と野獣
この世には魔獣と神獣と野獣と大きく3つの分類がある。魔獣というのは邪神またはその眷属や邪教徒しているものが作り出した獣、神獣というのは英霊教の神または英霊教の教徒が作り出した獣、野獣というのは、イノシシや鹿など魔獣や神獣どちらにも当てはまらない上、魔力をほとんど持たず魔力が籠っていないもので狩れる獣である。




