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こんな世界で君は何を思う?  作者: かかかうどん
第二章 俺は影。
14/30

案外ピンチでもない、わけでもない、多分。

第12話で、いささか日本語に不備がございましたので修正いたしました。

また、記念企画は活動報告通り中止です。

お騒がせしました。


「それでね、シェイド君。」

 俺が、魔王さん改めて、ベルさんと自己紹介を終えると、ベルがそう切り出した。今までの和やかな雰囲気が変わり、ピリッとした雰囲気に包まれる。


「今回、村を襲撃した盗賊団ね。あれ、潰そうかなって思うんだ。」

「は?」

 この人は何を言ってるんだ?二人で盗賊団なんて潰せるのか?いや、無理じゃね?

 守護者の気配を変えれるだけで、俺戦力外だし…。


「さすがに、魔王の役職を兼任してるから全力は出せないけれど、君がいればリーダーぐらいは殺せるんじゃないかな?」

 ん?


「あの三つ質問いいか?」

 ちなみにさっきの自己紹介の後、同僚なんだし砕けた話し方でいいと言われたので、クラスメートと話す感覚でいる。

「どうぞ。」


「一つ目。魔王の役職を兼任しているからって、なぜ全力を出せないんだ?」

「ああ、魔王はね、ある意味使徒の最高戦力なの。」

「ある意味?」

「使徒の許可と、守護者、賢者、魔女の承認で、自身の能力の全力を出すことを、制限時間内で許されているの。まぁ、それが無いと≪魔王の声≫っていう、通信能力しか使えないんだけどね…。」

「ああ、今守護者がいないから…。」

「そっ。だから、賢者の転移も、魔女の回復も、魔王の役職のせいで使えないの。」

「え?じ、じゃあどうやってここへ?」

「そりゃ、使徒様に頼んで。いや~、魔王の役職って不便だよね~。制限時間内じゃないと、身体能力も魔力も一般人以下なんだもん。」

 あ、これは、無理じゃないでしょうか?もしかしてこの人、脳みそ筋肉と言う人種か?


「え、えと。二つ目。俺の力があればリーダーは殺せるってのは?」

「ん?あれ、君って視界に入った人の気配の濃度を変えられるんだよね?」

「へ?は?んんんん?!」

「あれ?もしかして知らなかった?」

「お、おう。」

 な、なるほど。他人の気配も操作できるのか…。あれ?ちょっと待て。


「もしかして、濃度を変えられるってことは、濃くできるの?」

「そりゃ、もちろん。」

 …、ああ、うん。暗殺者が俺の劣化っていう意味が分かった。つまりゲームで言う、タンク職を俺は作れるってことだよね?

 だって、パーティーのタンク以外の気配をゼロ近くにして、タンクの気配を濃くすれば、相手にはタンクしか見えなくなるってことだろ?

 多分、俺がその相手なら、タンクが不可視の攻撃をしてくるように感じるのでは…。

 俺TUEEってことかな?反則も、ここに極まってるわ。


「三つ目は?」

 ああ、自分の能力のあまりの強さに、呆然としていた。


「えと、三つ目は。奴隷商に売られた守護者候補の親の捜索とかしなくて良いのか?」

 そう。捜索する感じじゃなくて、それは、二の次みたいだった。それが疑問だった。

「ああ、そもそも、君はどうしてこの村に守護者候補が産まれるのが分かったと思う?」

「使徒のすごい力とか?」

 転移とかできるなら、できそうだと思う。


「うん。ほぼ正解かな?」

「ほぼ?」

「そそ、うちの怠惰の使徒様の同業でね、傲慢の使徒様って言う方がいるの。その方はね、未来の選択肢の一つの可能性を見ることができてね。」


「ああ、なるほど。」

「そそ、取引してその結果を教えてもらったらしいの。」

「じゃあ、今頃、守護者候補の親が何処に居るかも分かっているってこと?」

「多分?」

 その言い方に、俺は首を傾げる。


「さっきも言ったけど、前回は“取引”をしたの。内容は知らないけれど、でも今回は取引できるものがないから、何処に居るか知っていたとしても、教えてもらうことはできないんだよね。」


 そんな俺に対して、ベルさんそう返した。なるほどね…。未来の“可能性”として、この村のある夫婦から、守護者候補が生まれることは分かっていて、それを取引で教えてもらった。しかし、今回のその夫婦がいた村が襲われる未来の“可能性”は教えられなかったってことか…。


「それで?何で盗賊を倒すことになるんだ?それなら、そんなことする前に、捜索し始めた方がいいんじゃないか?」

「そうだね。だからこそ潰すんだ。」

 うーん。分からん。捜索がなんで盗賊団を潰すに変わるんだ?


「多分、その盗賊団、奴隷商と繋がっていると思うんだ。」

「ああ。この村を襲ったのが“大規模な”盗賊団だったっけ?」

 大規模な盗賊団で、周辺を見る限り森で、人工物は少ない。なのに、村を大々的に“潰した”。そんなことをすれば、盗みを働く相手がいないから“大規模な盗賊団”の維持は困難。

 なるほど。維持するための資金を、奴隷商から受け取っているとしたら、この村を潰すのに、違和感はないか?


「だがそれなら、定期的に奴隷を手に入れる方が良くないか?」

 そうだ、だって村を潰せば、ここで新しい奴隷の供給が止まる。それなら少数でも、供給をした方がいいのではないだろうか?それを、ベルさんに話してみた。


「…。確かに…。」

「まぁ、と言っても、手がかりは無いので、その盗賊団を潰しちゃった方が良いですかね?」

 そう、現状手がかりはその盗賊団のみなので、潰すもとい、調べるしかない。


「そうだね。とりあえず君は今、ただの魔力体だから、私の魔力を供給してあげるよ。」

「ああ、助かる。」

 実は、さっきから行動をする度に力が抜けるような感覚を感じていた。

 なのでベルが、何か手の平から、糸のような物が俺に繋がり、力が回復していく感じを受けた。


「これが、魔力?」

「あれ?見え…、ああそっか、君は今魔力体だからかな?」

 ベルのその呟きは俺にが聞こえなかった。  

今回も、説明回でしたがいかがでしょうか?

説明ばっかで全然進んでませんが、次回は盗賊団をさっくり潰します。

(いつ更新できるとは言ってない。)


誤字報告、感想などお待ちしております。


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