雑記㊸ 神社
お寺も神社も教会も、誘われれば行くけども(宗教っていうより歴史的建造物としての興味で)、
ただ入りにくいなぁ…と思うのは稲荷神社。
子供のころ祖父母の家の近くに稲荷神社があって、
とても綺麗な白い狐の像が建ってたの。
生きてるみたいで怖くて中に入れなかった。
それ以来、苦手に。
そして何年か前のこと。
友人と一緒に自然史博物館へ行った日。
帰りに友人宅へ寄ると、ちょうど町内会の人が訪ねてきてた。夏のお祭りの寄付を募りに。
細かいお札がなかった友人の代わりに、私がお金を出したんだけど…。
その日の夜から夢に狐が出てくるようになった。
後でわかったんだけど、友人の町内のお祭りの祭神(氏神様)がお稲荷さんだったの。
夢の中で狐は身内に化けてるんだけど、
(あれ? 私に兄なんていないはず)って途中で気づく。
何かして欲しいのかもしれないけど、私はそこの土地の人間じゃないんだよーって断る。
ある日、大正時代っぽい夢を見る。
私は母に頼まれて、兄が下宿している木造二階建ての長屋を訪ねた。
朝早くに行ったのに兄はおらず、雨戸も閉めっぱなし。
部屋の襖の絵が不気味で、着物を着た大人や子供がけっこう大きめにリアルに描かれてた。
うっとうしいので重たい雨戸(引き戸になってる板)を開けて空気を入れ替えることに。
窓の外には小さな川が流れてて、朝日がキラキラ輝いてた。
川の両側は野原で、ところどころ花も咲いてる。
のどかな風景。
そこへ舟に乗った大道芸人みたいな人たちが賑やかに川を下ってきたの。
歌ったり楽器演奏したり、おどけたりとっても賑やか。
面白くて思わず笑ってしまうと、同じように笑い声が聞こえてきた。
川向こうに洋風建築の立派な館があって、開いた窓からピアノの音と人々の話し声が。
私と同じタイミングで笑う男の人の声が響いてきて、なんだか兄の声に似てるような気がした。
そっからなぜか時代が逆戻りして、明治時代のアンティークな建物(銀行)と、その横に住吉神社。
「ラケル」って言葉が響いた。
<ネタばらし>
実は、自然史博物館で狐の剥製を見てるんだよね。
たぶんそれが影響してるんだと思う。
友人の氏神さまはもともとその土地の豪族をまつってたみたい。
後にお稲荷さんが加わったんだって。
で、明治時代の銀行と住吉神社とラケルについて。
まず銀行と住吉神社の共通点はわりとすぐわかった。
「神功皇后」
住吉神社の祭神であり、明治時代に日本初のお札の肖像となった方。
ラケルがわかりにくかった。
現代名でいうと「レイチェル」=光って意味。
でも、これはあまり関係なかったのかな?
外国の方が肖像図案を作成してるってのがヒントになって、
皇后=クイーン
お札、お金、クイーン…
ダイヤか。
確かトランプカードの♢(ダイヤ)のクイーンのモデルってラケルだったっけ。
そして♢(ダイヤ)=お金を意味してる。
ラケル=ダイヤのクイーン=お札の皇后
私の脳はそれを連想したのかも。
ちなみにキツネって洋の東西を問わず、“知恵”の象徴だったりする。
ルーベンスの「アダムとイヴ」の絵にも狐が描かれてた。(*)
樹上にリンゴを食べるようそそのかす蛇。
そして足元にキツネ。
ヘビとキツネってどちらも魔的な感じだけど、インド辺りからアジアにかけては神様のお使いになってる。
(シャーマンの扱いも似てる気がする)
*調べたらオリジナルはティツィアーノだった。
ルーベンスのは模写なんだね。




