表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
星祭りの日に裏切られたと思っていましたが真実は違いました  作者: はるくうきなこ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
6/6

6星祭りの夜に願いは叶う


 私は翌日店を閉めると昨年買ったワンピースを着た。あれから一度も袖を通す事のなかったワンピースは去年と同じように襟元と袖口にレースがあって金色の星の刺繍があった。

 あの日の事を思い出すとすごく辛かった記憶が蘇った。

 店先に出ると鮮やかな夕焼けが広がっていた。楽しかった思い出と辛かった記憶がまじりあいぶるりと身体が震えた。


 「フローラ」

 突然声を掛けられた。


 「ルカ?どうして」

 彼は騎士服ではなく上着とズボンを言うラフな姿をしていた。

 何を着ても様になる。

 「参道で待ち合わせるなんて俺がばかだった。あんな人の多い所で可愛いフローラを他の男に見せるなんて出来ないと考え直したんだ。だから迎えに来た」

 「でも、私がいつ出掛けるかなんて知らなかったはずよ」

 「ああ、だからずっと待っていた。でも、待っていた甲斐があった。すごくきれいだ」

 「あっ、もう、ルカったらそんな事いきなり言ったら」

 「言ったら?」

 「私、倒れるかも。そうなったら一緒に星祭り行けなくなるわよ」

 「それは困る。一緒に願いが叶うようにお願いしたい。さあ、そろそろ行こうか」

 ルカがそっと手を差し出した。私はその手にそっと手を重なる。1年前ふたりで恋をしてこうやって手をつないだ。ずっとそんな幸せが続くと思った。でも、そうじゃなかった。


 なのに、またこうやって一緒に手を繋いでいる。これって星神様が願いを叶えてくれたんじゃないのかな。

 「ルカ、私達ってもう願いが叶ってるって思わない?」

 「フローラもそう思った?俺もさっきからこれって願いが叶ったって事じゃないかって思ってた」

 「きっと去年私たちは同じことを願ったんだわ。二人で幸せになりたいって‥だから神様が願いを叶えてくれた。もう、星神様。素敵すぎるわ」

 「ああ、じゃ、今年は益々仲良く出来ますようにってお願いに行こうか」

 「じゃあ、二人がずっとに一緒ににいられますようにって」

 「ああ、星神様がきっと二人に永遠の未来を約束してくれる。なあ、フローラ。この先幸せな時も苦しいときもどんな時も二人一緒にやって行こうな。約束する。俺はどんな時も君と共にあるって」

 「ええ、ルカ、私も約束する。どんな時も共に‥これって何だか結婚式みたいじゃない?」

 「そうか。でも、俺もいつでもいいぞ。フローラとの結婚。だって1年も待ったんだ。今日にでも聖星教会に申し込むか?」

 もう、ルカったら、胸キュンな事さらりと言うなんて!そう言うはっきりしたところも好き。

 「さすがに今日は忙しいと思うわ。でも近いうちに‥」

 そう言った私の耳は真っ赤になっていました。


 「ああ、なるべく早く結婚しよう。今日は星神様に結婚報告もしないとな」

 「もう、ルカったら!好き!」

 今度はルカの耳たぶが真っ赤になった。


 いきなり跪くルカ。

 「フローラ。ったく。告白は男が先だと決まってる。フローラ好きだ。愛してる。俺のモノになってくれ。一生大切にする」

 「私もあなたを愛してる。ルカ、一生あなたについて行きます」

 「ありがとうフローラ。さあ、俺たちの願いが叶うようお願いに行こう」

 「ええ、ずっとずっと幸せが続きますようにって星神様に」

 私達は2人で一緒に礼拝堂でお祈りをした。ついでにお礼も言った。



 その夜、夜空には流星群が現れ幾千もの流れ星が夜空を彩った。

 星祭りの夜は賑やかに更けて行った。

 私達は我が家に帰りいつまでも二人でその流れ星を見ていた。

 この先のずっとずっと二人でいられますようにって。

 これだけの星に願ったんだもの。私達死ぬまで一緒にいれると思う。

 もう、二度と離れないから。

 絶対に!!

 






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ