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48 血戦の巨鬼

アイゼスの側近3人衆最強であるシュドウが蝶々達の目の前に現れる

彼の強力な技を前にする蝶々達の運命はいかに…



シュドウの体長は5m。赤い鬼の見た目をしている。そんな巨大な身体が蝶々達の前に立ちはだかる…


 

 

「怪細胞…やるしかない」

 

 

 ―それならやる前に殺るだけだ―

シュドウは自身の腕を爪で傷つけた

 ―血固術…―

シュドウの腕から出てくる血がだんだんと固まっていき、次第に槍を生成させた

 ―くらえ―

シュドウは槍を、目にも止まらぬ速さで蝶々達に飛ばした


 ブサッ!!ブサッ!!

「がはぁっ!!」

蒼とローサの身体に槍が貫通してしまう…

 

「2人とも…!」

真近にいたバロンが駆けつける

「怪細胞…やるしかない!」

すぐに注射器を刺した 



バロンの手には、鋭く尖ったイカヅチを纏う槍が生成された

「これ以上死者を出さないためにも…俺がみんなの分も背負ってやる」


 

 ―目当てとは違う奴らしかいないが、これはこれで楽しめそうじゃないか―


 

「こちとら楽しむ気なんてないんだよ。細胞取り得た今こそ本番だ…!」

目にも止まらぬ早さでシュドウに向かう


槍を構え、シュドウの脚から肩にかけて斬りながら一瞬で駆け上がっていく



シュドウは持っていた酒を飲み、

 ―プハァ、血固術―

くらった傷から出てくる血が固まり、槍に形を変えた



光の速さで飛行し飛び回るバロンに追いつく程の速さで槍が向かってくる


バロンは立ち止まり、向かってくる槍を全て感知する。イカヅチの槍を構えて1本1本対処していく

 

だが、気付けばバロンの背後にシュドウが現れる

バロンはシュドウの拳を一撃くらい吹き飛ばされる

 ―たったのそれだけか?まぁそうだよな、俺を傷つけようものなら俺の術が反応してしまうからな―


 


「岩石武装…!」

「刀がダメならこの拳で…!」

山城の身体の何倍もの大きさの拳を構えシュドウに向かった


5mもの巨体から放たれる拳と一騎討ちになる

 ―せいぜい頑張ってくれよ…!オラァァ!!―


 バゴーーン!!

そのシュドウの威力によって岩石武装は破壊、山城を遠くへ吹き飛ばした



 



 ビュンッ…! 

「迅雷武装!」

バロンの槍の先端が肥大化する

狙うはシュドウの頭だ。ここにさえ命中すれば一発逆転が見えてくる

バロンは重い槍に力を込めて投げ放った




 ―生きてやがったか…―

シュドウは刀を天高く掲げた

 ―終わりの一撃!―

槍に向けて力強く振りかざした


だが槍は軌道を変え、シュドウの頭を狙いに行く

槍がシュドウのこめかみにぶち当たると、その勢いのまま頭を破壊させた

 ブチャッ…!!

 


「シュドウの頭部が破壊されて体の動きが止まったぞ。よくやったバロン!」

地上にいる蝶々は言った




多量の血がシュドウから吹き上がる 

ただ、次第にその血が異様に活性化しだすのが分かる

 ドクドク……

 ―血固、再生術―

シュドウの頭部が再び成形されていく

 ―ここまでやったのはお前のみ、だがこの程度では私には勝てない―

復活と共に刀を握ると、バロンに向けて斬撃を放った




「戻ってこい槍…!」

バロンは戻ってきた槍でその斬撃を受け止める

 バンッ!!ギギギギ……





 ―終わりは近い―

シュドウは再び血固術の槍を放った

それが地上にいる蝶々達に向かって行く



「バロンこっちに来い!」

山城の言葉通りにバロンが向かう


「山城さん!あの槍はどうするんですか」

バロンは言った


「土の壁…!」

山城の前に壁を生成させた

「これで槍を防いでいる間に作戦を立てよう。そうじゃないとアイゼスとすら戦えない」


「どうにかしてあいつの血を出さないような戦い方…」

「でもあいつ自身が自傷してしまえば意味がない。しかもあの巨体ってことは大量に血が有り余ってるはず…どう戦えって言うの…」

谷口は言った


「やれるとしたらこれしかない…協力してくれますか?」


 


 



 ―いつまで身を隠している。そっちがやらないならこっちがやるまでだ!オラァァ!!―

シュドウは持っていた刀で壁に近づく


すると、蝶々達が現れる

そして無数の分身達が姿を現した



 ―分身を使い数で攻めようと考えたか、だが無意味だ―

 ―血固術― 



「蝶天武装!蝶舞輪廻!!」

蝶々の分身が全員必殺技を放つ。槍を弾くも刀が一瞬でボロボロになる

そのまま槍が分身の身体を貫く



追い打ちをかけるようにシュドウは分身達を刀でなぎ払う


シュドウの周りには槍が飛び交う

だがバロンはその中をかいくぐり飛行する。避けて避け続けてシュドウの首元に槍を放った

「雷電!」


 バヂィッ!!

シュドウの全神経に稲妻が走る。ビリビリと痺れる感覚が全身を襲い、全身の力が抜け手から刀を離す

「今だ!」

 


  

「岩石武装!」

山城の分身全員が放つ岩石が大剣を生成させる

蝶々と山城と谷口が持ち手を持ち、3人の力でシュドウの首めがけて向かう


  

「うおおおぉぉ!!」

 ズザァァッ!!

3人の力が合わさり、シュドウの首がはね飛んだ


 

そしてそこにバロンがやってくる

首が切られてから再生するまでの時間を想定すると、今の状況、首の断面に向けて必殺技を放てば勝てる

「これで終わりだ!迅雷武装!」

バロンは再び必殺技を放とうとした。だがその時…

 


討ち取られたはずのシュドウの生首が話し出す… 

 ―まだ、終わりではない…―

大量に吹き出すシュドウの血が、模様のついた血の円を生成させる

 ―この恐怖におののくがいい―


円の中心に禍々しいエネルギーが形成される。そして…


 ドゥオンッ…

そこから真っ赤なビームが真っ直ぐ放たれた 

軌道上、バロンに向けてだ


 

 ブサァッ!!

槍を貫通してそのままバロンの心臓を貫通する


バロンは息絶え、そのまま地面に落ちていく 

  

 

 


 ―あいつは死に、刀を主軸に戦うお前らが残った。古い怪細胞はお前らの本領を発揮させない。何もかも俺に勝てる要素がない―

 ―血固、再生術―

血の円が固まりシュドウの頭部を再生させる

 ―さぁ再び始めようか―








 ………………





長とアイゼスの戦いの衝撃により、気付けば周りの建物は破壊されていた…



 ―亜空間移動…!―

長はアイゼスの周りに無数の亜空間が開いた

長は刀を構えて亜空間の中に入った

 ―はあっ!!―



四方八方から来る攻撃を鎌一本で対応する

アイゼスの鎌と長の剣がぶつかり合い、激しい火花を散らす。だがアイゼスに傷は一切つかない



アイゼスは突如後ろを振り返り腕を伸ばした

 ガシッ!!

アイゼスは長の頭を掴んだ

 ―早く死ね…!―

 バンッ!バンッ!バンッ!

長の顔面に膝蹴りをくらわせる

 ―空間を操りやがって、ゾラの能力かこれは?オラァ!オラァァ!―

 バンバンッ!!


 ―仲間の力だよ…!オラァ!―

長はアイゼスの太ももらへんをぶん殴った

 バゴンッ!!

 ―これはお前に操られていた仲間の分だ!―

長は自身の手を鋼鉄化させた。そしてその手でアイゼスの顔面を殴る


 バゴンッ!!

アイゼスの顔面に命中した

 ―くだらねぇ…所詮は俺の娯楽の為に働き続ければいいものの―


 ―まぁとにかくこれ以上被害は増やしてはいけない…―


 周りのあらゆる建物が破壊されている状態…

長は手を前に突き出し、アイゼスを巻き込んでアイゼスの空間に移動した





アイゼスの空間、空中に2人は空間移動する

  

 ―そうか、お前もここに来れるんだったな― 

 シャキンッ…!

するとアイゼスは漆黒の鎌を装備した

 

 ―これで遠慮なく戦える。必ずお前を倒す―


 ―それはどうかな―

するとアイゼスの黒の石が怪しく光りだす

 ―ついに黒の石が完成した―


 ―どういうことだ…―


 ―黒の石は赤や青、全ての技わ使える力を持つ。だが、これからは黒の石その物の技が解放された―

 ―この技の前では理屈は通用しない。全てを塗り替える―




 

今日も遅くなってしまいました。すいません!

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