31 ショーは終わった
怪物図鑑で長について見てから読んで下さい!
ゴゴゴゴ…!!
―来るなら来てみろ!光線の餌食になるのに間違いないからな!―
破壊光線のエネルギーを目にためている…
………………
顔面付近にいる蝶々、山城、谷口、バロン、ゴルド以外のみんな
長の身体部分にいる赤城とローサと蒼、そして葉奈
「俺らはこいつ身体ににダメージを与えて蝶々達の援護をしよう」
赤城はそう言いながら剣を構える
「そうだね。今頃顔面付近では激戦状態だからね」
葉奈も杖を構え始めた
「グリーンエナジー!!」
バーーン!!バーーン!!
「ん〜…効いてるのかどうか分からないな…まぁいいか、サファイアアロー2連撃!!」
バンッバンッ!!
少しの援護でもいいからと長の身体部分にダメージを与えていたのだが…
………………
長の顔面付近では…
―至近距離で吹き飛べ!!くらえ!!―
ビュゴンッ!!
長は破壊光線を放った…
蝶々達はすぐさまそこから逃げる
「逃げろ!!」
―ガアァァァ!!―
ビュゴンッ!ビュゴンッ!
バーン!!バーン!!
建物にぶつかる音…
―誰も倒せない!誰も寄り付けなければ負けることはないんだ!―
「くそ…長だけあって規格外すぎる…」
―私にはまだ吸収効果がある!それでも挑もうというのか?―
「挑む以外あり得ないだろうが…」
蝶々と長の睨み合い…
バッ!
再び蝶々達は襲いかかっていった
―ハッハッハッ!!かかってこい……―
長は右手を顔の前にもっていき、ガードの体勢をとる
そしてその右手から覗くように少し顔を出し、再び破壊光線を放つ
ビュゴンッ!
蝶々と谷口は避けながら長の身体に乗りかかる。乗りかかると2人は、走って顔の方から遠ざかっていった
ここでようやく赤城達と、蝶々と谷口が合流する
―ガアァァ!!―
長は右手を振るって山城のことをぶん殴ろうとしている
―すばしっこい奴め…ちょこまかとムカつくんだよ―
「砂嵐!」
山城は技を放った
砂の礫が長に命中する
―そんな技で私がダウンするとでも思っているのか…?お前はこうだ。ハアッ!!―
なんと長は、動き止めの光を放ちだした
「うっがっ…!」
山城の身体は止まっていく…
―まさか忘れていたわけではないよなぁ?残念だったな山城!―
そこにゴルドがやってくる
「山城さんを助けるには、くらえ!!」
ゴルドは長の目に向けて停止砲を放った
しかし…
―その攻撃にはもう当たらない―
長は吸収能力を使った。右手で停止砲を吸収し、瞬時にエネルギー弾を生成、ゴルドに向けて飛ばした
ビュンッ…!
バーーン!!
ゴルドに命中してしまう
―絶望の淵に立った山城、助かる手段はもうない―
右手を構えてエネルギー弾を放とうとしている…
―灰になって消え失せろ!!ハアッ!―
すると、長の身体部分から1人ものすごい勢いで駆けてくる人が…
そうそれは蝶々だった
タッタッタッ…!!
「間に合え!間に合ってくれ…あの光に関して完全に忘れていた…!」
だが、距離的にも間に合いそうにない…
ゴゴゴゴ…!!
―死ねぇ!!!―
すると遠くから電磁砲弾が飛んでくる
バヂィッ!!
バゴーーン!!
長の顔に命中し爆発する
―なんだ…?いったいなんなんだ…―
なんと一般部隊の大型ヘリが援護射撃を行っていた
複数の大型ヘリが遠くから身構えている
攻撃をくらったことで、長は動き止めの光を強制的に中止した…
山城はなんとか光から開放された
―うっ、くそ…こうやったらあれを撃ち落とすべきだな…―
長は一般部隊の大型ヘリに目を向け始めた
「よし!次は俺が一般部隊を守る番だ…!蝶の舞!!」
ヒュンッ!!
シュバッ!!
ズザザザザ!!!ズザザザザ!!!
切り裂きながら長の顔面の方に向かっていく蝶々
―ガアァァァ!!―
もがき苦しむ長
「みんなかかれ…!やるなら今だ!!」
バッ!!
みんなが飛びかかる
―なんでだ…何なんだこの光景は…―
―あの人間共が…この進化した私に…!この長に…!―
「ファイヤスラッシュ!!」
「ニードルランス!」
「グリーンエナジー!」
3人はとにかく技を放った
―馬鹿げている…全部吸収だ!吸収なんだよ!!―
長は手を広げ、吸収能力を使用する
だが
「私の最大を出してやる…呪いの鎖!!」
カラララ……
谷口は、長のデカい右手に鎖を取り付けた。そして、自身を鎖で繋いだ
ガチィ…!!
「もう離れられない。これは束縛の呪い!!彼らの技を絶対に吸収させるものか…!」
グググ……
長の右手を力いっぱいに引っ張っている谷口
ガードもできずに長は3人の技をくらってしまう
バゴーーーン!!
―グハァッ!!それなら邪魔な鎖も吸収だ!!ガアァァァ!!―
雄叫びを上げながら谷口の放った呪いの鎖を吸収してしまう…
そのままエネルギー弾を生成し谷口に向けて放った
―俺は長なんだよ!!―
そうして長は、蝶々や蒼やらに向けて拳を振るおうとする
そんな中蝶々は、逆に長の右手に乗り出して吸収能力の秘密を探ろうとしだした
「蝶の舞!!」
ズザザザザ!!
手の部分を斬りまくった
―もうなんなんだよ…!お前らは一体なんなんだよ!―
長は暴れ出した
しかしそんな長の目の前には弓を強く引く蒼の姿が…
ビュンッ!!
ブザァァ!!
―ガアァァ!―
「吸収の秘密もなんにも出てこねぇ…切り替えてやってくか…!」
シャキンッ…!
蝶々は刀を構えて向かっていった
バーーン!!バゴーン!
攻撃をくらい続けている長…
―アイゼス…助けてくれよ……仲間だろ…―
意識が遠のくのか、ボッーと視界が霞んでいく…
―俺が何をしたって言うんだよ…―
不思議と目の前に、アイゼスがいる様に見えてくる
―ん…アイゼス…?―
―これにて完結だな。お前らレベルの怪物じゃ、人間には勝てなかったということだ―
―完結なんてやめろよ…力をくれたじゃないか…―
―ショーは随分と楽しませてもらった。お前がいなくてもこの世界の支配は出来るから安心しとけ―
―助けてくれたりとかは…できないのか…?―
―お前よりも強い怪物は何体もいる―
―私が統べるアイゼスの空間には、お前らの知らない様な都市が形成されている―
謎の空間の全貌が明らかになる…
―やめてくれ!!何なんだよショーって!ふざけんなよ!―
―今までありがとうな―
そう言うとアイゼスらしき影は消えていった…
その代わり長の目の前には蝶々が技でこちらに向かっている光景が…
赤城が燃え盛る剣を振りかざそうとし、
バロンが槍を構え、
谷口が必殺技を放とうとし、
蒼が弓を引いている
とにかく全員が技を放とうとしていた…
長は何も考えられない…
アイゼスの命令で人間界に出て、人間によって200年間封印され、その封印もようやく解き放たれたというのに…
アイゼスが怪しいのは少し前から知っていたのに、あの力を前にして何もできず…
一番の敵は人間でもなんでもなく、アイゼスだったのだ
―アイゼス!!!!!くそがぁ!!!!―
―いつか絶対にお前を殺してやる!!!!―
「はあっ!!!」
バーーーーーーン!!!ボガーーーーン!!!
ドガーーーーーーン!!!!!………
あの長は、彼らの一撃をくらって爆散していった…
………………
「やっと、終わっ…た…」
赤城はホッと一息ついた
「正確に言うとまだ終わってはいないが…これは喜んでもいいな」
蒼は言った
長を倒せたことで歓喜ムードになっていった
そして彼らは空中から降りていった…
ちょうど降りたところには爆散した長の死骸が…
そこに一般部隊のヘリが降りてきて、出てきた一般部隊が死骸の処理準備に取り掛かった
「回収しろ!1つ残らず回収だ」
蝶々達はそれぞれ本部へと帰っていった
………………
5番目の怪物の世界…
「撃て!」
バババババ!!!
―ガアッ…!!―
5番目の怪物の世界にいた怪物達を一掃していく一般部隊
バババババ!!
「弱い奴らしかいないな。これなら殺すのも少しの時間で終わるし、命の危険も大丈夫そうだな」
鋼鉄の怪物が抜けたこの世界において、一般部隊を止めるすべは無い。このまま一掃されていくのも仕方ないことだ…
数十分で綺麗さっぱりな状態
開きっぱなしのゲートもだんだんと閉じていき、山下坂町が新たに怪物の世界になることは完全に無くなった
………………
羽水町にある羽水駅前では、募金活動を行っている人達がいた
「山下坂復興の募金しています!お願いしま〜す」
「あ!ありがとうございます」
「早くも、復興への動きが見えてきたな。俺も募金しに行こうか」
蝶々は、募金箱にお金を入れ立ち去る
「ありがとうございます!」
まだ終わりませぬ




