25 海に行こう
今日は2話投稿!
歩いて赤城達のもとに向かっている蝶々と山城
「01…あいつはもう死んだな。多分」
「まぁ良かった良かった。しかし、危ないところをありがとうな蝶々」
「聞きつけた瞬間猛スピードで向かったよ。まぁ俺らの間柄当たり前だけどな」
「あぁそうか、ちなみにローサ達は大丈夫なのか?」
山城は言った
「大丈夫だろう。だって敵は下級の奴らだけだからな」
「いやいや、赤城達はどうなのか分かんないけど、ローサ達はまだ空間の怪物と戦っているはずなんだよ」
「ローサ達そうなの…?じゃあ早く行くしかないな」
すると
上空から大型ヘリが近づいてくる
「ヘリだ。一体なんのために」
不思議がる山城
そのヘリからは、谷口が降りてきた
武装状態の谷口は、蝶々達に近づいてくる
「おつかれ2人とも!!」
「おつかれとか言ってる場合じゃないよ!ローサ達はどうなったの?」
「ローサ達は、3人で空間の怪物を倒したそうよ」
「なんだ、それならよかった〜」
山城は安心した
「みんなが強キャラを倒してくれたおかげで、私達の敵は下級の怪物だけだったんだよね」
「まぁヘリから銃撃ってるだけだから、こんな武装しなくても良かったかも」
「それじゃあ、なんとか状況は安定してきたのかな」
「そうだね。赤城達ももう戻ってると思うよ。一応一安心って感じだね」
………………
一方で金網町では…
ドローンやヘリが探索している。だいぶ下級怪物は数が減ってきている様子
そして赤城達はすでに怪物隊の本部へと戻っていった
残りの下級怪物の処理は一般部隊が行っている
そうして、怪物隊本部で赤城達と蝶々達が再開する
「みんな無事だったか」
「山城さんも無事で良かったです」
赤城は喜んで言った
再開できた喜びを分かち合う彼ら
そこで、蝶々は何かの本を自室から持ってきた
開くとそこには怪物達の絵が描かれていた
「現在、02、修羅の怪物、長、グレイ」
「そして、新たにアイゼスとラコ、スレイの3人といった感じだな。01は倒されたから✕と」
「え?01、撃破したんですか」
「確認の場面は見ていないから、恐らくといった感じだな」
………………
ゴゴゴゴ…!!
―そこそこのザゴと引き換えにゾラが死んでしまうとは…01を倒せたのは良かったことだが、こちらの戦力も落ちていっている…―
―長…それでは再び攻め込むのはどうでしょう―
―そんな体力で出来ないだろうが―
―出来ますよ。はっ!霧分身!―
グレイの分身が数十体も現れた
―分身の彼らが荒らしてくれることでしょう―
………………
次の日
「みんなお疲れだろ。一回休んだらどうだ?」
隊長が蝶々達に言った
「いいんですか?」
「あぁいいとも。怪物達の戦闘力は相当下がってきてるし、なんせ暑いからな最近」
「海でも行ってきたらどうだ」
バロンと赤城は嬉しがっている
「俺ずっとこのメンバーでどっか行きたいなって思ってたんですよ」
「休暇ってやつか、嬉しい限りだな」
初めての休暇で、胸躍らせている様子
彼らは早速準備に取りかかった
だがその影で、複数体の霧グレイが動き出す
―イタゾ〜海にイタゾ〜―
―浮カレテドウシタンダロウネ―
―楽シソウナトコロ、オ邪魔シテヤリマスカ―
そんなことは知る由もなく、海に到着する蝶々達
それぞれバーベキューや、海を泳いだりして楽しんでいる
―メッチャ楽シンデル…!アイツラ!―
―1人デイイカラ痛メツケヨウ。1人デイイカラ―
―霧ノ如ク登場していこうか―
数時間後…
赤城とバロンと葉奈と谷口は、2対2でビーチボールを始めた
「こんな遊びするのも何気に初めてだよな」
「学生の頃は討伐ばっかだったからね」
赤城と葉奈チーム
「谷口さんが仲間は心強すぎる」
「見ておきなさいよ。私からサーブいくね!!」
「オラァァ!!」
バーン!!
いかついサーブを撃つ谷口
「何じゃそれ…」
赤城達は呆然と立ち尽くしている
「本気出しすぎたかな?てへペロ」
「てへペロじゃ抑えられない威力ですよ」
バロンは目をまん丸にして言った
「それじゃあ次は私の番ですね」
次にサーブを撃つのは葉奈。彼女はビーチボールを構えた
「私だって、やれば出来るんだから…!」
ヒュッ……
ペーン!
葉奈はヘンテコサーブを撃ってしまった
ボールは変な方向に飛んでいった
「予測不可能……悪い意味で…」
コロコロ……
葉奈のヘンテコサーブによって、ビーチボールが遠くへと転がっていく
「すいません!取ってもらえませんか?」
バロンは奥の方の人に声をかけた
奥の方にいた人はその声に気づいてくれたのか、転がってきたビーチボールを掴んだ
しかし、その人は何故か投げ返してこない
すると次の瞬間…
パーーン!!
ビーチボールを割ってしまったのだ
―遊ビモ、コレデ終イダ―
こいつは霧グレイだった…
タッタッタッ…!!
砂浜を猛スピードで走る分身達…
バロン達を守るかの様に、率先して前に出たのは谷口
「私のビーチボール壊してんじゃねぇよ」
―オ前ラモ、アレノ様ニシテヤロウカ!オラァ!!―
「ふっ!はっ!」
分身の攻撃を全て避ける谷口、そのまま一撃二撃と霧グレイの顔面に突きをくらわせる
―ガアァァ!!―
シュウゥ……
霧の様に消えていった…
「なんだこいつら…霧でつくられたグレイの分身?」
ザッ…!
―ソノ通リ!グガァッ!!―
「谷口さん後ろ!」
「分かってる…」
「ふっ!はっ!!」
バゴンッ…!
―ガアァァ!!―
顔面に谷口の回し蹴りがヒット
2体目の霧グレイも消えていった…
ガラガラ……ガシャーーン!
バーベキューコンロが崩れる音…
「この野郎…!俺の焼肉!」
分身達は、ゆったりと休憩していた山城にも襲いかかっていた
「くそ!オラァ!!」
バンッ!バゴンッ!!
―ガアァァ……―
こいつも消え去った…
「こんなところにまで来るなんて、やはり狙われてるのか…?」
蝶々辺りを見回している…
「こんなすぐに終わると思えない…」
シュウゥ……
倒されたはずの分身達…
次の瞬間、再び霧がグレイを生成させる
―私達ハ、タダノ霧…弱クタッテ何度デモ蘇ル―
こいつらは無限に襲いかかってくるつもりだ
―オ前ラガ死ヌマデ俺ラハ無限ニヤッテヤル―
「まずは他の人の避難からだ…」
蝶々は、海で遊んでいる人達の避難を最優先した
―邪魔スルゼ…!―
「ちっ…!邪魔すんなら消えろ!オラァ!!」
―ガハァッ!!―
―フッ…フッフッ…マタ来ルケドネ―
霧の様に消えていった…
「蝶の舞!」
ズザザザ!!
蝶々の技は分身達を一掃することができるが、結果的に霧になるだけ…
赤城のところにもこいつらは来る
カンカンッ!!
ズバァッ!!
カンカンッ!カンカンッ!
ズバァッ!!
「ガチで無限にくるやん…」
「大砲くらっても死なないよこいつら。再び復活してくる…」
ゴルドは頭を抱えている
しかし赤城は、偶然にも霧グレイの弱点を見つけることが出来た
―アチ!危ナイトコロダッタ…―
バーベキューコンロを踏んだ1体の分身
すぐさまコンロから距離をとった…
「やけに嫌ってる…」
「もしかするとあいつ…熱が苦手かもしれない」
赤城は咄嗟に技の構えをとった
―火ノ赤城…ソレダケハ、勘弁…―
「お前らはただの霧だ!言ってしまえばただの水滴。この一撃で燃えて消え去ればいい。はあっ!」
ズバッ!!
―ギィヤァ!!ギゲェェェェ!!―
ジュワァァァァ!!
蒸発して死んでいった
「あいつらは熱に弱いということか。なら俺の雷も効くはず」
バロンも技を放つ
赤城とバロン2人の共闘により、霧グレイの数が大幅に減少していく
最後の1体も、残らず始末する
―ガアァァァァア!!―
シュウゥ……
「一時はどうなるかと思ったけど、弱点が知れたら後は楽勝だったな」




