能登の災害復旧の予算がようやく組まれる見通し
それまで予備費で対応していた能登の災害復旧だが、今回の補正予算でようやく予算が組まれる事になった。これでスムーズに事が進む事を期待したいが、政府からは何故このタイミングで補正予算に組み込んだのか。
政府は能登の予算もあるので早期に成立するように求めたそうだが、そこに対してちょっと待てよとアッシは思う。
復旧が進んでいないから早期に成立させなきゃいけないというのはわかるが、そもそも予備費で復旧を進めると言ったのは政府である。予備費で対応していたことへの反省もなく、しれっと補正予算に組み込んで、これで補正予算を通したくださいと言える態度に憤りを感じる。ふてぶてしいにも程がある。そこまでしてこの予算を通したい理由は何処にあるのだろうか?
先の衆議院選で石川3区の近藤議員が能登復旧の補正予算を組む事を目指して当選したわけだが、それを政府側の都合が詰まった予算を通す為の免罪符に利用されたと思うと腹立たしい。災害対応が予備費で良いと本当に思っているなら予備費でやり通せよ。能登の復旧の為に予備費で対応するのが良かったんだという気概の一つくらい見せてみろよ。
政府が国民に対して申し訳ないという感情を抱いてないのが、こういうところから見え隠れする。政府は自分達を成り立たせる為にその権限を使っているように思う。政治家がどんなに「国民に寄り添って」と言っても、行政機関がそうでなければ意味がない。
まぁそういう事をする人だけを集めてたら、そりゃそうなるよねぇ。
ちなみに、自衛隊と国家公務員には服務にあたっての宣誓があり、自衛隊には「国民の負託にこたえる」とあり、国家公務員には「国民全体の奉仕者として」とある。
本人はそれを実行しているつもりなんだろうけどさ。なんかそう感じない人がいて、そういう人が偉くなっているからなのかなと思うと、世の中難しいなぁと思う。




