劇場版ウマ娘を見る
劇場版ウマ娘を見た。なかなかに面白かった。ちょっとしたネタバレを含むのでまだ見てない方で見たくないって方は、視聴後に読んで頂けたらと思う。
色々と面白いと思ったポイントがあるが、今回はロードトゥザトップの主人公ナリタトップロードの扱いについて書こうと思う。
YouTube上で4話完結で公開されたロードトゥザトップ略してRTTT。劇場版ウマ娘の公開前に再編集版が一部映画館でも公開された。RTTTは劇場版ウマ娘の2年前の話になるので続けてみる事で更に面白くなるという目論見だろう。
ウマ娘というコンテンツはレースやウマ娘に関わるエピソードをかなり丁寧に作り込む。レースに出てくるウマ娘とそのレース展開、実況も事実を元に作る。RTTTに出てきたウマ娘がレースを走る描写が入るのだ。
ただ劇場版の主人公は彼女ではない。一生懸命走る姿は描かれるのに、心理描写はもちろん勝利するところを描かれない。主人公だったキャラが完全な脇役扱いなのである。その扱いってどーなのって思うところはあるが、それが実際のレース結果なのだからそれを覆す事は出来ない。
それにだ。主人公だったからといって勝ち続ける事が当たり前な訳ない。世の中、大谷翔平や藤井聡太の様な良い結果を出し続ける人に注目しがちだけど、実際にそんな事が出来る人が常にいる訳じゃない。輝けるチャンスがある。だからみんな頑張れるし、そしてそんな中勝ち続ける人が出てきたらその価値は格段に高くなる。
そんな事をナリタトップロードの扱いで感じた。




