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M-1 2008 オードリーの漫才について

だが、情熱はあるの第9話をみて、M-1 2008のオードリーの漫才について書きたくなった。


話はまずM-1 の敗者復活枠についてから始まる。これまでにも敗者復活枠から這い上がった芸人が決勝1回戦を大いに盛り上げてきた。そしてM-1 2007にてサンドウィッチマンが敗者復活からM-1優勝を果たした。当時無名だったサンドウィッチマンのこの快挙によって、敗者復活枠への注目と期待は更に高くなっていたと思う。そしてオードリーはその期待を超える漫才を披露した。


後にズレ漫才といわれるオードリーの漫才。若林が話す日常的な話に対して、春日がズレたツッコミを入れる。これがボケになっててそれに対して若林がツッコむという漫才だ。ピンクベストにテクノカット、ズレてるのに何故が胸を張っているという春日のキャラクターが噛み合い、大きな笑いが生まれていた。会場のボルテージが上がっていく中、春日がセリフを噛んでしまうのである。普通ならテンポが崩れて、ボルテージが下がってしまいそうなところだが、その後もあたかも漫才をしているかのようにやり取りを続けるのである。これが良かった。

松本人志が語るお笑い論の中に、緊張と緩和ってヤツがあるが、春日が噛んだ事で一瞬ピリついた緊張感の中、若林が漫才の流れのままに進めた事で、雰囲気が緩和して笑いが起こった。

あのやりとりは完全なアドリブだ。M-1 2004の南海キャンディーズのようにアドリブっぽいネタを入れているのとは意味合いが違う。そういう失敗があっても、バラエティとしてリカバリができる事を示したのである。

その時の審査員だった大竹まことは

「噛んだのにおもしろいってどういう事だ」と言っていた。

9年スベり続けて、それでもお笑いを続けてきた2人が行き着いた境地ともいえるだろう。


M-1 2008以降、オードリーはテレビへの露出を続けている。

春日というこの言葉だけで、ピンクベストの春日俊彰が想像されるまでになり、若林は色んな番組のMCを任せられるようになった。


ズレ漫才は完成したのだが、それ以降ズレ漫才をする芸人をアッシは見た事がない。ナイツの芸人のネタをパクる漫才で使われているのをみた事があるが、他で見た事はない。そりゃ、やったところでオードリーと比較されてオードリーの方がしっくりくると思われるのがオチだろう。ズレ漫才とはオードリーだけが使える飛び道具となったとアッシは思っている


だが、情熱はあるでも漫才が披露されたが、春日というキャラクターがないと、あの漫才の面白さはついてこない。春日役の戸塚くんがそれまで春日役をやり続けた成果があったと思う。


だが、情熱はあるについて書きたいことはあるのだが、それはドラマ終わってからゆっくり書こうと思う。

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