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本音を伝える難しさ
横山光輝の漫画 項羽と劉邦でアッシがメッチャ覚えているシーンがある。
国士無双の韓信が主君である劉邦に対して大失態をしてしまい、平身低頭で謝るシーン。必死で弁明する韓信に対して「口ではなんとでも言えるわ!」とバッサリ言った。見たアッシはホントそれ!とメッチャ腑に落ちた。
本音を伝えるのは難しい。何故なら受け取った側がそれを本心だと思わないといけないからだ。残念ながら伝えた側の事情は関係ないのである。逆を言えば、やりようによっては受け取った側がそれを本音だと思い込ませる事が出来ると言える。
そう思い込ませ易い話のネタがある。失敗談みたいな話した本人にとってネガティヴな話だ。話したところで本人になんの徳もない話を敢えてしているのである。それは本音として受け止められやすい。
そういう話を普段からする事で、その口から出てる言葉が常に本音に近いものだと受け止めやすくなるとアッシは思っている。
そんなんしなくても、これは本音これは嘘とわかるようになると良いのだけど…受け手のそれがなかなか難しい。




