382/679
慣れの危うさ
同じ事を繰り返していれば自然と慣れもする。始めた頃は100%の集中力を必要としたものが、慣れてくれば80%かもっと低い集中力で出来るようになる。常に100%で活動するのは大変なので慣れる事はとても大事だ。
ただ、その慣れが悪い方向に進む事もある。人間関係においての慣れだ。例えばイタズラをする人とそれを叱る人がいたとする。初回イタズラを叱られた時は、シュンとするが何度か繰り返していると、イタズラの程度とそれによって叱られる度合いもわかるので、これくらいなら大丈夫って事になる。
叱る方としたら行動抑制の為にと思っているのだが、イタズラする側はそれが悪い事だという意識がない。もしくは悪い事だと分かっていながら手を染める背徳感に酔っているのかもしれない。それはどーでも良いとして…
更に困ってしまうのが、慣れてしまうと更にイタズラがエスカレートするのだ。これで互いに平等な関係性など構築できるはずもない。
それはあかん事だと示さないといかんのだが…慣れさせずに示すにはどうすれば良いのか。




