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鎌倉殿の13人最終回を見て(ネタバレ含む)

最後の最後は予想外の展開だった。北条義時は妻であるのえに毒を盛られたことで体調を崩し、姉である北条政子に看取られながら息を引き取り、あっさりと完と画面に出て1年間の大河ドラマが幕を閉じた。


見終わった後は何ともモヤっとした気持ちがあった。ただそれは納得出来ないという事ではなく、色んな解釈が出来てどれが正解なのかがわからない事へのモヤモヤであった。


最終回のタイトルは[報いの時]

それは義時に向けられた言葉だと思っていたのだが、それだけではないように思えた。アッシの解釈は北条政子に対する報いの時だったのではないか。


政子にとって家族はとても大事な存在だった。父時政が謀反を起こした時も彼女は命乞いをして、妹実衣が自分の子供を将軍にしようと画策した罪を、尼将軍という立場を使って放免として、弟義時に朝廷が討伐命令を下した時も弟を死なせまいと朝廷との対決する道を進ませた。

源頼朝と結婚し平家打倒を成し遂げ鎌倉幕府が始まり、その鎌倉幕府を守る為に弟義時は汚れ仕事をして来た事は知っていた。

だが、その中で自分の子供である頼家も手にかけていた事をそこで初めて知る事になったのである。

そうではないかと思っていたと言っていたが、義時の口からそれを聞いた時、政子はどんな心境だっただろうか。


その後、義時は体の具合が悪くなり、医者からもらった薬を持ってくるよう政子にお願いする。

素直に従う政子。薬を手に取り義時の所に戻った時、薬を欲しがる義時の目の前で薬を床に捨てたのである。

「後の事は泰時に任せましょう」

床に捨てられた薬を何とか飲もうと身体を動かすが、それを阻む政子。

一体どんな思いで苦しむ弟の姿を見ていたのだろうか。

鎌倉幕府を守る為に汚れ仕事をして来た弟にもうそんな事はさせないという事なのか。

それとも子供さえも奪った事への復讐か。


ただ北条政子が頼朝と結婚しなければこんな状況にはならなかった。そもそも義時は政子が頼朝に近づく事には反対していた。家族想いの政子自身が弟の死を意図的に早めさせた事が報いだったようにもアッシには思えた。


結局最後の最後まで楽しませてくれました。

ありがとうございました


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