欲望と快楽
人には元来欲望と快楽ってものがセットになっていて、その2つを繋げる事で生き伸びやすくしている。
食欲を満たせば身体は活動出来るし、性欲を満たせば世代を繋ぐ事になるし、食べたものを排泄する時の快感が排泄への意欲を高める。
欲望と快感をセットにする事で、生きる為に必要な行動を取りやすくしているとも言える。
しかし欲望と快楽を求めすぎると身を滅ぼす。七つの大罪って言葉もあるくらいで、求めすぎる事が良くない事だ。
トラブルの種にもなる欲望だが、それがなければ行動しようという気持ちも起きなくなるだろう。欲望は人が動く意志をもつのに不可欠なものなのだろう。
例えばお酒。古来から人に親しまれてきたが、飲み過ぎによって亡くなったり、気を大きくした人が他の人とトラブルを起こしたりする事もある。それでも酒を悪だとする論調が高まる事はない。そこには色んな事情があるとも考えられるが、お酒を飲む事によって得られる高揚感を多くの人が求めているとも言える。
人が欲望や快楽を求める事は止める事が出来ない。ただそれを求める為に、他人を犠牲にする事がある。それをさせないように意識させる為に法律がある。あとは当人がどれだけそれを守ろうと思えるかだ。




