[不断の努力]
今回はこの言葉だけをタイトルにしてみた。この言葉を聞いてピンとくる人がどれだけいるだろうか…。日本国憲法の第12条に出てくる言葉だ。日本国民としてそれってどうなの?って言われるかも知れないけど、アッシは憲法の内容で覚えているのは3つ程度だ。天皇は日本の象徴と記した第1条、戦争放棄を記した第9条、そしてこの第12条である。
アッシはこの[不断の努力]って言葉が好きである。まぁ好きとは言ってるけどアッシ自身ずっと努力しているとは言えない。気が抜ける事もあるし、ダラける事もあるし、ふざける事もある。気が緩んだ時にこの言葉を思い出して気持ちを切り替えている。
どういうキッカケだったか定かではないけど、子供の頃第12条を知った時、[不断の努力]って事は国の為に頑張らなきゃならないって事を思った。バカ正直な性格も相まって、その頑張りとはどの程度のものなのかと悩み、頑張っているように見えない人を心の中で蔑み、とにかく社会の為になる事をしなければ…、という事を思いながら大人になった。良かった事も悪かった事もあったが、おかげでアッシを活かす為に必要なものに気づく事が出来たと思っている。
ちなみに第12条に記されている事だが、略して書くと誤解されそうなので、条文の一部を引用させて頂く。小学館発行の日本国憲法(一部、今の言葉づかいと異なりますが、記載されたままにします)によると
"この憲法が国民に保証する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。"
略して書くと、"憲法を守る為に国民は努力しましょう"ってなりそうだけど、なんかそれだとニュアンスが違う印象がある。
アッシの印象だと"国民が努力しないと、憲法は国民を守れない"の方ではないかと思っている。
ちなみに、条文の続きにはこう記されている。
"又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉の為にこれを利用する責任を負ふ"
この続きの一文に対しても色々思うところがあるので、それについてもおいおい書いていきたいと思う。
…結局第12条の条文全部書いたな…。
不定期ですが、[不断の努力]について書いていきますのでお付き合い頂ければ幸いです。




