神界
森の奥深くと案内されたアルトは森を見て驚いた。
「辺り一面木々ばかりで生き物がいませんね」
フェンリルが
『私達神獣は人で例えるなら魔力が食べ物であるから、他の生物が居なくてもいいんじゃよ』
と言う。
確かに魔力だけで生きられるなら、別に他の生物が居ないのも納得できる。
『それと、この森を含むこっちの世界は神属性を持つ生き物しかいません。したがって、生き物の数は少ないのです』
「こっちの世界ですか?」
『はい、ここは貴方がいた、世界で伝えられている、神界になります。』
「神界か…」
たしか、ホムラ家の書庫に書いてある古文によれば、神界は神獣と神だげが住んでいる場所と聞いたが、まさか世界そのものをさすとはアルトは思った。
『ですが、安心してください。あちらの世界と時間は同じですので、ちゃんと7年後はあちらに戻れます。』
「それなら安心して魔法を教わる事が出来ますね」
アルトはキュウビに笑顔を向ける
『ふふっ、可愛いですね。あと少しで私達の住処につきますよ』
しばらくして、キュウビ達の住処についた。そして、キュウビの娘とフェンリルの娘と会った。
『成長すると、人化が出来るので、アルトと同じ学校に通わせる予定ですので、今日から訓練は難易度を少し上げますよ』
とキュウビは娘に言った
『うむ、我が子もだぞ』
とフェンリルも娘に言った
小さなキュウビとフェンリルは親の言葉にまだ喋る事が出来ないのか鳴いて返事をする
『コォーン』
『クゥーン』
『ふふっ、では、アルト私の娘とフェンリルの娘と契約をしましょうか』
キュウビがこちらを向きそう言った。アルトは頷き、キュウビの娘とフェンリルの娘と契約をした。
そして、神界の森で神属性の魔法、神雷と神氷の魔法の訓練と人の勉強を教えて貰う日々を繰り返して7年がたった。
そして、12歳になったアルトはアヴェルディアに今日帰る。一緒に契約したキュウビとフェンリルを連れてだ。キュウビとフェンリルは人化を覚えて、今はキュウビは狐の獣人になり、フェンリルは狼の獣人になっている。
「今までお世話になりました。ユキとリンネは僕が責任を持って向こうで一緒に暮らします」
ユキと言うのはフェンリルの名で、リンネはキュウビの名だ。
「私達二人はお兄ちゃんと一緒に頑張ってきます」
「父様と、リンネの母様、では兄さんと言って参ります」
『ふふっ、行ってらっしゃい。帰りなくなったら、いつでも来ていいわよ。』
『うむ、気をつけてな。それに、アルトも我らの家族と思っておるからの、何かあったら帰ってくるといい』
最初にフェンリルに会ったときは、アルトはフェンリルから少し警戒されたがさすがに7年も一緒に暮らしていれば、フェンリルから家族と言われるほどの仲となった。
「ありがとうございます、では、行ってきます」
アルトは陣を無詠唱で展開しその上にリンネとユキと一緒に入り、消えた。
そして、7年振りにアヴェルディアに帰った
アルトの呼び方
リンネ お兄ちゃん
ユキ 兄さん




