表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
慟哭の時  作者: レクフル
第3章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

91/363

精霊 ドリュアス


ディルクとレクスとオルグの4人で、村の周辺にある迷いの森に来ていた。



「この迷いの森は、この村の幻術士が作り出していると言われてましたが。」


「ええ。うちの村一番の幻術士に設置させました。」


「もっと複雑にしないと、この村まで来るのは時間の問題です。」


「しかし、迷いの森を抜けて来たのは、この20年間で、ディルク殿一人だけでしたぞ?!」


「場所さえ特定できれば、国から更に強力な幻術士や幻術を破る術士が派遣される事になります。

そうすればここは一貫の終わりです。」


「ディルク!そんな言い方っ!」


「いや、ディルク殿の言う通りです。それ程の脅威が迫っていると考えなければいけませんな。」


「この迷いの森を強化させる。それと…」


ちらりとディルクが私の方を見る。


「闇の精霊の力を借りる。」


その言葉に私は頷く。


「まずは森を強化だな。ドリュアス!」



ディルクがそう言うと、森がザワザワ騒ぎだした。


それからフワッと風が吹いたと思ったら、そこには緑の髪が美しい精霊がいた。


「ディルク、やっと呼んでくれたのね。寂しかったわ。」


ドリュアスと言う精霊が、ディルクの後ろから抱きつく様にして首に腕をまわす。


「ドリュアス、久しぶりだな。」


微笑みながらドリュアスを見るディルク。



チクリと胸が痛む。何だろう?これ?



「それで、私は何をすれば良いのかしら?」


「話がはやいな。俺はこの森の中にある村を、外敵から守りたい。」


「あぁ。そう言うことね。確かにこの辺りは可笑しな術がかかっているわね。」


ふぅんって言いながら、辺りをフワリフワリと優雅に翔んでいるドリュアス。


「分かったわ。任せてちょうだい。」


ディルクにニッコリ微笑み、フワリと飛び上がると、それに続く様に森の木の様々な所から、小さな妖精や精霊達が飛び出してきた。


その光景を、レクスもオルグも、そして私も何も言えずに、ただ呆然と見つめていた。


あちらこちらから、光る小さな妖精や精霊が出てくるさまは、神秘的で不思議な光景で、見るものの心を奪う様な感覚に陥って行く。


森全体が淡く輝いた様に感じ、それがゆっくりと落ち着いていくと、何処からかまたドリュアスが現れた。



「終わったわよ。ディルク。」


「ありがとう。ドリュアス。」


「貴方の為なら容易い事よ。またいつでも呼んでちょうだい。」



そう言い残して、ドリュアスはフワリと消えた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=849298090&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ