見る
温泉から出て、着替えを済まし、マリーの家まで帰る。
マリーから借りたのは、簡易なドレスの様な感じの服だった。
こんな女の子っぽい服を着たのは初めてで、足がすごく寒い!
「アシュレイ様、スッゴく可愛くてキレイです!それ、私が部屋着にしているのなんですけど、凄くお似合いです!」
「マリー…恥ずかしい……」
「うぁぁっ!可愛すぎるぅぅっ!」
「本当に貴族のお嬢様みたいな感じに見えるわ。これなら誰も男とは思わないわよ。」
「き、着替えたいっ!」
「今日はダメです!さ、家に入りましょう!」
2人に促されて、家の中に入る。
テーブルで、マリーの父親ガルフとセルジは、2人で酒を飲みながら話しをしていた様だ。
「セルジ…アシュレイ様はやっぱり女の子だった……」
「マリー、おかえり!そうか、それなら良いんだ。
良かったよ……っ!!!」
セルジが振り向いて私を見る。
見る。
見る。
見る。
ずっと見る。
ずっとずっと見る。
ずっとずっとずっと見る。
ずっとずっとずっとずーっと見続ける。
「セルジ、見すぎ。」
「…………………。」
「セルジ!」
「え?!あ、マリーっ!」
「いや…驚いた……これはなんと……美しい………」
「あなた!?」
「え?!あ、ソフィアっ!」
マリーの母親はソフィアと言うんだな…
「アッシュ……スッゴくキレイだぞっ!」
霊体のレクスが顔を赤らめているように見える。
私も凄く恥ずかしくて、本当に顔から火が出そうだ。
「アシュレイさん、今日はマリーと寝てくださいね。」
「あ、そうしますっ!おやすみなさいっ!」
「お父さん、お母さん、おやすみなさい。アシュレイ様、いっぱいお話ししましょうね!」
私の腕に腕を絡ませて、マリーは嬉しそうに部屋へ案内してくれた。
残った男達は、ただ呆然と、その行く末を見ているだけだった……
いつもお読み下り、ありがとうございます!
今回も楽しく書けました!(*^_^*)
ちょっと一休み位な感覚でしたが、楽しんで読んで貰えると良いなって思います!
これからも、どうぞよろしくお願い致します!




