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慟哭の時  作者: レクフル
第3章

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女子トーク


マリーの部屋で、色んな話をした。


マリー曰く、これは女子トークと言うらしい。


その中でセルジの話が出てきた。


セルジはマリーの2歳年上の幼馴染み、と言っても、この村では子供達は皆が幼馴染みになってしまうのだが、両親同士が仲が良く、特によく2人で遊んでいたそうだ。


幼い頃は、2人共お互いに結婚しようねって約束していたようで、2人の両親も盛り上がって、許嫁として扱われていたらしい。


マリーも、セルジが嫌いな訳じゃないが、年頃になると、それよりも外への憧れが強くなって、まだ会った事のない、未知の人との出逢いなんてモノにも憧れるようになったそうだ。


段々とその思いが高まってしまい、両親とケンカをした事もあって家出をしてしまったそうだが、そんな時に私に助けられたものだから、これは運命だと感じてしまったらしい。


しかも、私のマリーへの対応が、マリー曰く完璧だった様で、私以上の人に出逢える事はもうないと思い、強行突破で私にぶつかってきたそうだ。


やっぱり私にはセルジしかいないのかなぁー?って言いながら、マリーはウトウトしだした。


この数日間の疲れが出たんだろうな。


そうしてその日は2人で眠ることにした。


マリーとは他愛もない話をずっとしていた。


勿論、こんな事は初めての経験だ。


女の子の格好で、女の子と話をするなんて、自分が経験するなんて想像もしなかった。


こんなに自分の事を気にせずにいられる事なんて、今までなかった。

それがこんなに心地いいなんて……


私も疲れていたのか、その日はすぐに眠りについたのだった。









朝起きて、いつもの服に着替える。


「あぁ!アシュレイ様!やっぱりカッコいいぃぃ!」


私と腕を組む様にして、マリーとキッチンに向かう。


そこには両親の他にセルジもいた。



「なんで朝からセルジがいるのよ!」


「まぁいいじゃないか。ソフィア、セルジの分の朝食も用意してあげなさい。」


「ええ。もちろん分かっていますよ。」



そんな感じで5人で朝食をとった。



「アシュレイ様は、今日村を出て行ってしまうんですか?」


「そうだね…」


「寂しくなります!ずっとこのまま、この村にいればいいのに!」


「そうだな!アシュレイ、ずっとこの村にいてはどうだ?」


「セルジ?」


マリーが不思議そうな顔をしてセルジを見る。


「この村は良い村だね。皆いい人だし、この村にいると心が安らぐよ。」


「だったら!」


「しかし、私は探している人がいるんだ。だから旅をやめられない。気持ちは有り難く受け取っておくよ。」


「そうなんですね……」


マリーもセルジも、残念そうな顔をしてくれている。


どうやらセルジの誤解は解けた様で良かった。





しかし…





あれからディルクはどうしたんだろうか?



村長の家にでも泊めてもらったのだろうか?



これから村長オルグの家に行くことにしようか…









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