表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

11/11

登場人物紹介【ネタバレあり】

■主人公

元は品行方正で冷徹な完璧超人だったが、異世界の”記憶”を得たことによって、倫理観、宗教観、その他諸々が現代日本のネット民ぐらい拡張されてしまい、厳格な一神教封建社会をドロップアウトした。


かつては”暁光”という二つ名を持つ英雄。

今は、大公の庇護下で魔の森の管理人をしている。

現在も能力的にはまったく衰えていないし、実はさらに強くなっていたりするが、自分のことだけに専念する引きこもりスローライフをエンジョイしている。



■友人

主人公とは若い頃からの付き合い。

若い頃は、潔癖ぎみで人付き合いが下手でナイーブな主人公を心配して、なにかとサポートしていた。

主人公が”記憶”持ちになって、ドロップアウトしてからも、あれこれと気遣って様子をみているが、邪険にされて悲しい。

繊細すぎた主人公が図太くなったのは嬉しいが、もう少し世のため人のため俺のために働いて欲しいと思っている。

……というか生涯、お前の副官でいたかったのになんで俺がトップで責任者なんだよ、ふざけんな!

お前、有能なんだから働け!


主人公と対で”月光”とか”朧月”の二つ名で呼ばれたことがある銀髪美形。


ジェンダー感覚がニュートラルになってしまった主人公が、騎士団の飲み会で「当人達が気にしないなら男同士もありじゃないか」と爆弾発言をした夜に、すぐさま幼馴染の令嬢に婚約を申し込みに行ったぐらい危機管理能力の高い男。家族思いで2児の父。



■若い騎士

”暁光”に憧れて騎士になった。

若手の出世頭。エリート揃いの第1騎士団に所属。四角四面なお坊ちゃんの多い団の中では、程々に要領はいい。


おっさんと化していたかつての憧れの”暁光”に同行したら、初動から全くついていけなくて、隔絶した実力に愕然とさせられた。

実はたいしたことがなかったら、見切りをつけるか、自分の成長を確認するかぐらいの気持ちもちょっとあったのに、気がついたら全部終わってたって嘘だろ?


聖騎士と讃えられた男が、神殿に微塵も敬意を払っていないことにもカルチャーショックを受けた。無信仰で聖魔法行使って、おっさん、マジか。


手柄だけ譲られて、泣きたい。



■大公

狸ジジイ。

ただし見た目は背筋の伸びた軍人体型のロマンスグレーで腹は出ていない。

顔は恐い。性格はもっと怖い。

政治の一線からは退いて、中立を保っているが、黙っているからと言って発言力がなくなったわけではない。


食通ではないが、主人公の異世界メシにハマっている。最初はドロップアウトして行き場をなくした主人公を抱えるときに、相手が出せる交渉材料の方便を1つ用意してやっただけのつもりだったが、気がつけば完全に胃袋(よわみ)を握られていた。


幻のバターチキンカレーがもう一度食べたい。卵入りキーマカレーパンでもいい。

白色レグホーンは森の奥でもあまり見つからないから貴重、と言われて我慢してきたが、この際、肉と卵はそこいらの農家の地鶏でいい。大事なのは辛さとコクだ。


メシのことを除いても、主人公の能力は高く評価しているので、この男をうまく使えないような国の上層部はすげ替えていいと思っている。


■公爵令嬢

才色兼備で性格はキツめ。現実的すぎて打算的だったり功利主義に見えたりするきらいがあったために、婚約者からは嫌われていた。

異界の”記憶”は持っているが、秘密にしており、表に見せないようにしている。


ネコ化の影響が、そこはかとなく残っている。


高評価され続けないといけない情の薄い環境で育ち、弱みを見せるまいと気を張って生きてきたので、何もできない役立たずなのに無条件にデロデロに甘やかされるという猫体験に墜ちた。

惚れた弱みで大抵なんでも許しているが、それでいいのか。

墜ちた英雄の再生活用に奮闘中。


魔の森ので採れる謎植物と魔獣?の仕様が不条理すぎて納得がいかない。

野良白色レグホーンとか迷いホルスタインって魔獣なの?それは?!

ドラゴンブレスチリドラゴンのブレスは目にクるよとか、暴君竜ハバネロとかは、何の冗談かと耳を疑った。

こっちの世界に放つと生態系を壊すから封じ込めていると説明されて、ミントで納得してしまったのが悲しい。


大公に娘と呼ばれるのは嬉しいが、主人公の友人にオバサン呼ばわりされるのは御免被りたい。

年齢的にはJK相当。


なんだかんだ言って、幸せ。

おまけまでお付き合いいただきありがとうございました。

評価☆、いいね、感想などいただき大変嬉しかったです。誤字報告等も恐縮です。

随時修正させて頂いております。


読んでくださった皆様に感謝を!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 「白」に惚れ、「青」に陥落し、作品を順に読み込みしております。 どのお話もヒロインもヒーローも王道から大きくズレててひっじょうに好みどストライクです。 面白すぎて楽しすぎて読んでて幸せ!…
[良い点] かっこいい。とてもかっこいいです! そして侯爵令嬢がかわいい。とてもかわいいです! [気になる点] 暁光、うん、思い出した後だと、その二つ名はどうにも恥ずかしい、てなりますね、わかります…
[良い点] 本編も面白かったのですが、おまけの公爵令嬢が可愛すぎて、にぎゃぁーーーって悶えましたw 猫だった時の記憶がきれいに残ってると恥ずか死にますよねw 大公と友人もキャラが立ってて良かったです。…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ