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RE:TRPG ~エンドレスゲーム~  作者: 最上 品
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40ゲーム「メシア」


 40ゲームを始めます


※


 では、サイコロを……。



 今回も10面ダイスを使います。

三択は 123 456 789 で分け、0 のみ自分の選びたいモノという形。

そして、いつものオールダイスでやっていきます。


 世界 123現代 456過去 789未来   0好きなモノ

 主人公 123中性 456女性 789男性   0好きなモノ

 目的 123生き残る 567たどり着く 890倒す 4死ぬ   

 イベント  123出会う 456失う 789発見する   0好きなモノ


※


 一話前が重たかったので、サラッとした……カラッとした……ね。


 気分転換して終わりたいので。



 さ、様式美さん、どうぞ 7 ゲームを開始します。


 三回連続で、0 2 3  最初の 0 は過去を選びます。


 過去 中性 生き残る


 ちょっとだけ、面白く……なるように頑張ります。


 さっぱり行くぞー!!!って事で、40ゲームスタートです





 私は「メシア」である。


 そう、メシアとは救世主で、世界を救うというか結構壮大な事が出来る人間。

 人間?というか、天使というか、悪魔というか。

 性別は無いんだ。

 で、一応、この時代に問題があるっていうから、こう……来た訳ですよ。


 折角だからとお城へ向かって、将軍だかお殿様だかに救うぞって話をしようと思ったのだが、門前払いを食らった。


「あの」

「なんだ、その珍妙な恰好は」

「メシアでして」

「ココは見附だ、飯屋はあっちだ」

「いえ、私がメシアでして」

「お前が飯屋だとして、職人は足りてる。また募集がある時に来るんだな。ああ、せめてもう少しましな恰好でな」


 と、まあ、こんな感じで。


 何が問題なのかも知らない。

 それでも、救うからメシアなのだが……。

 国の上の方といい感じにならないと大きな広がりがないから、結構面倒だったりする。


 でもまあ、仕方ないって、ことで人の多そうな城下町へと繰り出した。



 イベントを進めます。 6 失う が選ばれます。



 どんな時代、どんな場所でも私達は問題なく生きていける。

 まあ、一応寝たり、食べたりもしないといけないが、そう言うものが無くても生きられるようには成っている。

 だが、まあ腹は減るんだ。


「アレは、蕎麦?」


 屋台の蕎麦屋っぽいものを見つけ、ちょっと食べてみようかとポケットを探る。

 どんな時代でも大丈夫な通貨……がポケットの小銭入れに入っているはずなのだが、ポケットの中は空っぽ。


「……ない?」


 結構気に入っていたがま口の財布。

 時代的に盗まれても、大丈夫なのかと思われるかもしれないが、そういうのはまあ何とかなるもので。

 ただ、それは救いが終わった後。

 何もせずに何とかなる事はない。


「……目の前にあるのに、お預けということか」


 目の前が真っ暗になるような気分だった。



 イベントを進めます。 6 失うが選ばれます。



 蕎麦は諦める事にして、ふらふらと歩いていると、何やら長屋の方へとたどり着く。


 さっきまでとはまた種類の違う賑やかさ。

 若干、人の目がきつく感じる。


「チンドン屋かい?」

「いや、私はメシアで」

「飯屋?何を売るんだい?」

「いや、飯屋じゃなくて、メシアで」

「……売り物がないなら、でてっとくれ」


 まだ何をしたというのでもないのに、どうやら私の恰好もあってか信用はないみたいだ。


 仕方なくどうしたものかと練り歩いていると、またもいい香りがする。


「また、蕎麦……蕎麦?」


 屋台を見ると、さっきとは違う店だったが、香りは似ている、でも作っているものが違った。


「あれは、そばがき?」

「なんだ、あんちゃん。食ってくか?」

「ああ、いや、この通り。銭も無くてな」

「なんだい。珍妙な恰好の割に、何もないのか」


 そこまで変な恰好のつもりはないのだが、説明が難しいと思っていると、石っころが飛んできた。


 何故か吸い込まれるようにそばがきの店主の頭に当たった。


「いてっ!」


 店主がうずくまる。

 どうしようか少しだけ迷ったが、メシアらしく店主を治してやることに。


 ぱぁぁぁ


「ありゃ?痛みが、引いた?」

「ああ、店主、大丈夫か?」

「なんだい、治してくれたっていうのか?」

「まあ、な。メシアとしてな」


 何がきっかけになるかはわからないが、こういう積み重ねが大事なんだと先輩から聞いていたので、やってみたが、中々いい感触だった。



 イベントを進めます。 2 出会う が選ばれます。



 店主を治してやると、そばがきを食ってくれと言われた。

 丁度腹を空かせていたからありがたかったが、モノが揃っているのだ。

 大したことじゃないだろうと、包丁を借りる事にした。


「恩人さんが言うんだからまあ」


 そういって包丁を借りて、そばがきのように茹でるのではなく、混ぜ合わせたモノはかなりぼそぼそだったが、粉でいい硬さにして麵に切った。


「こりゃあ、なんてきれいな」

「蕎麦切りっていうんだ。ああ、粉がまだ荒いが石加工が進めば、もっといい挽が出来るようになる。他の粉も少し混ぜると旨くなる」


 勝手に人の屋台で蕎麦を作って、大きな音ですする。

 十割の蕎麦らしい、荒い味だが原初的な味はいい鼻の抜けを楽しませる。


「さっき、コッチに石が……」


 蕎麦を食べていると、鉢巻をした職人風の男が子供を連れてこっちに来た。


「ああ、恩人さんが治してくれたから問題ないよ」

「そりゃあ済まなかった。って、なんだいそりゃあ」

「蕎麦切りだとよ」

「だったらもっと、しっかり挽いた蕎麦がいいだろうに……」

「いい石臼がないだろう?」

「石加工だったら任せろ。藩を上げてやってるぞ?」


 蕎麦を目の前で食べて、簡単な説明をしていたはずなのだが、勝手に自分を無視して話があれよあれよと進んでいく。


「あ、兄ちゃん。コレ、落ちてたぜ?」


 がま口の財布も帰って来たが、中身は無かった。

 返してくれた子供の頭を撫でてやる。


「ありがとう」


 すると、自分の身体が少しずつ透けていく。

 気が付けば周りの人間は自分を認識できなくなっている様子。


「……メシアというより、蕎麦切りを伝えただけの気もするが」


 これじゃあ本当に飯屋っぽいのだが、この程度で今回の救世主稼業はおわりでいいみたいだ。


 自分の生き残りの話だと思っていたが、どうやら蕎麦切りで江戸の人間が生き残るきっかけにでもなるのだろう。


「ふっふっふ。私にかかれば、この程度造作もない。……美味い蕎麦屋でも帰ったら行くか」


 メシアは次の世界を救いに行くのだった。





 40ゲーム  感想戦



 あれー?(笑)


 若干、思っていたよりも飯屋にならんかったなー。

 次回があれば、もっとご飯屋さんっぽい「メシア」をやりたいですね。


 ということで、今回のタイトルは、多分、メシア。


 直球だけど、読むとカーブっぽいのがいいかなぁ。


 書きながらパパっと調べてみたのですが、蕎麦切りは江戸前期辺り。

 それまではそばがきが主流だったみたいです。


 やっぱりご飯系の話は、サクサクかけていいなぁ。


 前話が重たかったから、こう、軽くて、サクッと。


 この即興って感じがいい。


 重たいというか、真面目なものもいいけど、遊べる感じがやっぱりいいですね。


 気分もちょっとすっきりしたし、オッケー!!



サクサクっと。


気分を変えるのにはやっぱり書いたり、ゲームしたりが一番早いですね。


重たいモノの後なので、ちょっとだけでも気分も軽く。


そして、やっぱり料理の話だとサクサク書ける。

私らしさもちょっとだけ足せましたね。


あ、ブックマーク増えてるー。ありがとうございます。

評価も増えるように、今後も頑張るので応援よろしくお願いしまーす。

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