14ゲーム
14ゲームを始めます
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では、サイコロを使いまして……。
前回同様に、三択は 12 34 56で分け、四択のみ56が出た場合は振り直しという形のオールダイスでやっていきます。
世界 12現代 34過去 56未来
主人公 12中性 34女性 56男性
目的 1生き残る 2たどり着く 3倒す 4死ぬ 56振り直し
イベント 12出会う 34失う 56発見する
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今日もやっていきましょう。
ゲームのやる気はあるのですが、さて……サイコロの目は 4 なので、ゲームを始めましょう。
4 1 2
過去 中性 たどり着く
が選ばれたので、この感じで行きましょう。
おお。狙っていませんが、やっと中性が出ましたね。
温めていたネタを早速使いましょうか。
……過去、ね。……うん、大丈夫だと思います。で、たどり着く。も、いけそう。
今の時点で、かなり感想戦の空気はありますが、大丈夫のはずです。
では、本日の物語を始めましょう。
この世界は、何度も終わっている……というのは、ご存知だろうか?
地球という星は実はもう二桁以上の回数、文明が発展し、そしてリセットされているのだ。
面白い事に、それは神の手によるものではなく、私によるリセット……なのだが、私の記憶はかなり曖昧で。
しっかりと思い出したいところだが、いかんせん、今の私は身動きが取れない。
え?お前は何なのかって?
……なんと、ここまで文明が退化してしまったとは、恐ろしい。
君達は所謂人類と呼ばれる種であろう?ああ、知っているとも。毎回、毎回、私をこき使って、そして最終的に滅びていくのだ。
だから、なんだと?
……見て、分からないのかい?
そう、目の前に私がいるだろう?
そうだよ。それ、それだよ。
いやいや、気味が悪いではなく、ほら、手に取ってくれたまえ。そう、私は自我を持つ「聖杯」だよ。
聖杯って、そういうものじゃない?
いやいや、そうだね、一部特権階級の人間が好んで使うから、一般の人間は知らないかもしれないが、私は一部では「願望器」ともよばれていてね?
なに?しらない?そうか。いやいや、きみが無知ではなく、人類が無知なんだよ。気にする事はない。
え?願望器ってなんだ?って?今回の人類はかなり発達というか発展が遅いとみたが、願いをかなえる道具だよ。ああ、勿論ただというわけにはいかないよ?ただ、そう、願いをかなえる器だよ。
なに?願いはない?……人間は無欲になれないぞ?嘘を言うんじゃない。
いやいや、今の生活に満足している?……そもそも、きみはどうやって私を見つけたんだい?
なに、骨董市で磨いたら面白そうだったから、百円で買った……ほうほう。百円というのは相当な価値……お菓子一つ分の……値段?馬鹿な!?私が、お菓子と同程度?……今の人間は相当いかれぽんちなのだな?
おっと、くちがわるくなってしまった。すまないすまない。だからその捨てる様な真似をするのをやめてくれたまえ。
ほら、なにかこう、好きな子に振り向いてもらいたいであるとか、自分の夢を叶えたいだとか、あるだろう?
ない?無い事はないだろう?何かしらの欲ぐらい……。
なんと、自分の魅力で振り向かせるから、私はいらない。夢も同じで、努力の末に手に入れるもので、人に叶えてもらうものではないと……いや、素晴らしい理念ではあるが、私としては、困るな。
そんなご主人の元に私……聖杯とも呼ばれる願望器は拾われている。
詰まったので、サイコロを振ります。 サイコロの目 4 が出たので 失う が選ばれました
ウチのご主人は、一から十まで自分でやる。
都会から少し離れた山の裾辺りに暮らしていて、いつも汗水をたらしているのだが、私たちの暮らしは唐突に終わりを迎える事になる。
その日は、雨だった。
土砂降りの雨は強く、外にいるだけで息が詰まる程の雨だった。
そんな日に、何故か来客があった。
私は聖杯。動けるはずもない。まあ、ご主人に話しかける事はあるが、それだけの存在。
「こんな所へ逃げ込んでいたのか」
男がナイフを取り出す。
「相手が悪すぎたな。生きていられちゃ困るんだ」
そう言うと、トスッと重さのない音。
ただそれだけだった。
男はご主人の生死を確認せず、雨の中へと消えて行った。
ご主人、今こそ願え。生きたいと。え、いやだ?何故だ。死ぬんだぞ?
私は願ってくれなければ、何も出来ない。でも、願ってさえくれれば、大抵のことは出来る。
そういったのに、ご主人は最後まで笑顔のまま、何も私に願わずに死んでいった。
私を全否定するようなご主人はそうやって死んでいった。
そして、数十年と時が経つ。
若者が朽ち始めていたこの家に訪れた。
「なんだここ?廃墟か?」
「おい、コレって……」
「動物か何かの死骸だろ。そんなのいいから、金目のもの探せよ」
「こんな家にあるのか?」
「なんだっけ、よく知らないけど、占い師のばあさんがこっちの方角に何かあるっていってたんだろ?」
「それで、みつかりゃ警察はいらねぇだろって、なんだこれ……汚いけど、器かなにかか?」
若者二人は私を見つけた。
私は触られると同時に、自分の事を伝えようとした。
ただ、何を言っても伝わらなかった。
私はただの器のままだった。
ただ、男達は仕方なさそうに私を袋に入れると、十数年ぶりに私は移動する事になった。
サイコロを振ります。サイコロの目は 2 出会う が選ばれました
「なんだいこりゃぁ、大した価値はないよ?」
「金メッキっすか?」
「いや、金ですらない。そうだね、手間賃って事で五百円ってところだね」
「……それでいいんで」
「まいど」
そんなやり取りで私は次のご主人の元へとたどり着く。
今回のご主人は私の声が聞こえない。
だから、私の聖杯としての願望器としての力はなにも使えない。
そんながらくたたちと一緒に保管されている時、私の耳に馴染みやすい声があった。
「だぁれ?あたしを呼ぶのは」
それは小さな女の子。
まだしたったらずで、悪戯が好きな女の子。
私の声が聞こえるなら、私のところへ来ておくれ。
「どなた?あたしを呼んでるの?」
幼女は私をやっと見つけてくれた。
「あなたね?あたしにこえをかけるのは」
そうだ。私は聖杯、そして願望器。そなたの願いを叶えよう。
「えほんでよんだわ。そういって、私をたべちゃうんでしょ?」
そんな事はしない。ただ、願いを叶えるだけだ。
「ほんとうに?」
ああ、本当だとも。
「じゃあ、ぱぱを生き返らせてくれる?」
勿論だ……が、なかなか力が必要だ。
「叶えられないってこと?」
いや、叶えることは出来る。だが、同じだけの力が必要だ。
「……よく分からないけど、叶えられないと一緒?」
いや、そうではない。叶えるために力が必要なのだ。
「だめなんでしょ?」
そういうと、じゃあいいと。またガラクタの間に戻される。
詰まったので、サイコロを振ります サイコロの目は 5 発見するが選ばれました
その後は、声を掛けても無視され、気が付けば十年が経った。
自分も何も全うできずに声を掛けるのをやめていると、幼女は幼女じゃなくなっていた。
「ねぇ、そんなものあるの?」
「さぁ、でもなんかしらないけど、子供の頃にみたんだよね」
「へぇ。この蔵にそんなもんがねぇ」
「えーっと、あ、そうそう。これこれ。あった、あった」
女の子が私を十数年ぶりに手に取った。
「あれ?声が聞こえたはずなんだけど……」
「絶対それ、嘘でしょ」
「いや、マジで聞こえたんだよねぇ。願いを叶えるって」
「なにそれ、やばいんじゃね?」
「そうそう。力がいるから、って」
「マジもんじゃん」
「願い事ねぇ。金持ちとか?玉の輿もいいんじゃない?就職とかダルいし」
「いいかも」
私は久しぶりに触られて、少しだけ輝きを取り戻せた。
そして、女の子に声を掛けたのだが、どうやら私の声は聞こえない様子。
そして、自分ははっきりとその時に理解した。
私を使うことが出来るのは、無欲の人間だと。
じゃあ、欲のある人間が使ったら、どうなる?
……もしかして、と、思った時私はしっかりと輝きを取り戻した。
「じゃあ、とりあえずお金ちょーだい」
私の中の力がスッと消えたのが分かる。
代わりに落ちたのは百円玉だった。
「え、うっそ、やっすいけど、まじじゃね?」
「そんな事言って、いま落としたんでしょ、わざと」
「いやいや、マジでそんなことしてないって」
「え、じゃあ本当に願いを叶えてくれるの?」
人間の目がどんどん曇るのが分かる。
ああ、自分の記憶にある人間達と同じ目だ、それは。
であるならば、私は人間の願いを叶えよう。そして、同じように自分が今までした事をなぞらえて、再び人類をリセットしよう。
私は、そういう風に作られたのだから。
私は、自分の目的を思い出し、鈍色に光った。
私を持つ手の主は黒い目で私を見つめる。
少しずつ、欲しいモノを伝えてみるのもいいかもしれない。
その日の為に。
14ゲーム 感想戦
うーん。
思っているように、サイコロも出なかったのですが、落とせなかった。
ちょっと昨日飲んだお酒が残っていたんでしょうか……(笑)。
中性をモノと捉えれば、色々と書けると思ったのです。
で、そのうちの一つが願望器。
折角なので、今風になぞらえて聖杯なんてつけてみましたが、上手くないなー(笑)
もっと願いをぽんぽん叶える、そういう話のほうが良かったかもしれないですね。
また、中性がでたらやってみると面白いかもしれないとは思うのですが、このオチになりそう。
うーん、同じ感じのオチは禁止……とか、そういう縛りが無いと、折角毎回のサイコロの目に振り回されていても、同じ感じで終わるのはつまらない……となりそうでもありますね。
この辺りは、要検証って感じでしょうか。
目的の「たどり着く」は、私的には達成したようにも、達成できていないようにも見えています。
ただ、起きて、自分のする事を思い出すがたどり着くの解釈であれば、これもまた一つ。
ギリギリ、目的達成??
なかなか、ルールで縛ると雁字搦めでつまらなくなりそうなので、「余白」と言う名の緩さを良しとしているのですが、難しい。
もう少し、普通の話……を一回やってみて、から考えましょうか。
そろそろカードの交換とか、このゲームを作るきっかけになったRPG的な遊び方もしてみたいんですよねぇ。
という感じで、今回の感想戦はおわり……ですかね。
こすれそうな(笑)、いいネタです。
中性っていう道具。使い勝手がいいので、作者が好みます(笑)
男性や女性となるとどうしても人間のイメージになりますよね。
まあ、前回のような植物っていうね、無理矢理も出来るという表現の幅をみせられた一回もありましたが、基本的には人間のほうが、読みやすく、スッと飲み込めます。
最初に中性を考えた時は「神様」もありかなーって。
書いてから……禁止はなしかなぁ。その日の気分でこのゲームやっているので、自分で自分を禁止はしたくないかも。。。ああ、どうしても禁止にするなら、読者の人からの「オーダー」でならアリですね。
数字を頂いて、「このオチだけは禁止で」 と。
……あ、作者はドM じゃないですよ。お客様の要望に真摯にこたえようとしているだけです。
言い訳すると余計に聞こえるのは、なんででしょうね??




