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デスゲーム宣言

めっちゃ早い展開です。

自分が◎か、Xかなんて考えたことがない。確かに俺の人生を振り返ったら確実にXだ。こんな人生誰も送りたくないような人生だ。イケメンでもないし、親が大金持ちじゃない、ちょっと普通じゃない家庭に生まれてるけど、それでも人は特別な人生を望む。刺激的な人生が欲しい。

俺は迷う。このゲームに出会えたことに感謝する。感謝教でも開きたいぐらいだ。昔の人は、ゲームボーイなんて名前のゲームで手でやるしかなかったと聞く。しかし、ゲームに出会えたからこそ◎なんだ。俺自体はXだと思う。


「俺は、Xだ」


バーのおっさん、見た目はあれだが、このゲームのサポートキャラなんだろう。その体一瞬ブルブルと震え、その光った頭からカチーンという音が聞こえた。

「わかりました。Xですね。では、属性を確認してください」


「ステータス、オープン」


ルーイ・ランバード レベルー 属性モブ


MD-

ATK-

MP-

DEF-

SP-

MV-

LUCK-


武器ー

防具ー

称号ー

スキルー


モブ?、モブって何だ?詳細がある。読んでみよう。

属性モブ

モブキャラみたいな立場。主役や主人公属性に厄介ごとを押し付けることが可能。MPKができる。モブモンスターのみ仕掛けられる。ボスモンスターは不可能。


どんな能力やねん


「それでは、『アン・リーゾナブル』をお楽しみください」


説明なしか!!

体が沈んでいく。底なし沼のようで穴が黒い。ダークサイドに落ちていく感じだ。そんなことを思うと俺の前に、おっさんが出てきた。ホログラムだ。


「やあ、諸君。ようこそ『アン・リーゾナブル』へ。私が作ったゲームが楽しいと思うか?会社の命運を賭けたこのゲームが最高だと思うか。答えはNOだ。今、ここで君たちプレイヤーに残念なお知らせがある。我が会社は倒産してしまった。このゲームは私の分身を倒せば、君たちは元の世界に戻れる。私は今ここで、宣言する。デスゲームを。我が最初の作品『架空世界』がクソゲーだと発言した人物がこのゲーム内に入ったことを確認した。そいつに巻き込まれる他大勢は可哀想だが、あの言葉は許せない。元々のキャッチコピーは別世界での生活だぞ。魔法が現実世界にあるか!」


悔しそうに社長は顔を歪めた。


「そして、もう一ついい忘れた。βテスターが使っていた武器、防具、称号、アイテムは一切使えない。ここでは君たちは初心者と同じように苦労してもらう。更にモンスターも少々変えさせてもらう。モブモンスター=雑魚キャラという方式は成り立たない。一日おきに出てくるモンスターの強さは変わる。ただし、モブモンスターがドロップする食材は一定したものだ。ボスは毎回違うがな。君たちが一番気にする死に関する情報だが、一回でも死ぬとゲームオーバーだ」


死に関する情報を話した時、顔が歪んでいく。


「だが、大勢の人々には謂れのないことに悲しいだろう。ま、そいつにも渡すことだが、君たちのアイテムボックスにアイテムを置いていく。ランダムだからな。サービスで五つのスキルも入れておこう。このデスゲームの発端であるやつにはある称号を送っている。その称号を見れば、誰だかわかるだろう。フレンド登録したら見れるから。そいつを殺してもどうにもならない。最終目標はあくまで私を倒すことだ」


指をピンと立て、説明している。


「更に、更に。君たちプレイヤーは初心者の町には送らない。何人か運のいいやつは送られるが、ほとんどはランダムな場所に送られる。どこかは知らない。結構低いレベルの場所か、あるいは高いレベルのモンスターしかいない所かもしれない。ハハハ、私を怨んでも構わない、だが、忘れるな。デスゲームを始めたきっかけは奴だからな」


そういって、社長は消えていった。外見が豚だったのは気のせいかな?俺じゃないよな、アイテムボックスも確認しないと。


「ステータス、オープン」

ルーイ・ランバード レベルー 属性モブ


MD-

ATK-

MP-

DEF-

SP-

MV-

LUCK-


武器ー

防具ー

称号ー

スキル;”愚者たちの怨み”(フールズグラッジ)、”覇王の殺気”(キングスブラッドサースティ)、”貧乏神”(プアーゴッド)、”女の最終手段”(ラストエフェクト)、”投石”(トスロー)


セーフ!称号欄に何もない。俺じゃなかった。もう一つ確かめよう。気がつくと、森のど真ん中にいる。もうフィールドに移ったのか、ヘルプ欄に地図がある。そこも見ておこう。


「ワールド、オープン」


《悪獣の巣窟》

レベル40〜50フィールド


これはクソゲーじゃない、無理ゲーじゃね?

レベル1の初心者がレベル50のモンスターと戦って勝てるわけがない・・・

だが、実は彼のスキルには奇跡的能力があった。それは・・・

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