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02-05 標的
「これが…写真ですか?こんなに鮮明に顔つきが分かるなんてすごい代物ですね?」
「ああ、さる筋からもたらされた魔術具で信頼度の高い情報だ。」
「こいつらが魔族の王族ですか?」
「そうだ、捕獲するのはこの金髪の髪の短い方のガキだ。
もう一枚の写真も見ろ。この大人が母親でセラルド王女、次期魔王だそうだ。
そして父親は、我々を苦しめているあの白髪の悪魔だ。」
「で、このガキはどうするんですか?」
「親を釣って殺す餌になれば大成功だが、ダメなら見せしめに嬲るしかないだろう。
情報提供者は殺すな、引き渡せと言っているらしいが親が攻撃してくれば無理な話だ。
形だけでも情報提供者の希望に沿わにゃならん、面倒なことだ。」
「もうひとつ情報提供者からの指示だが黒い長髪のガキも道具だから殺すなとのことだ。
その代わりいつも通り俺たちのお楽しみが許可されてる。
万一反抗した場合は手足の一本や二本へし折っても構わんだろう。」
「うちの娘とかわらない歳恰好なのに、かわいそうなもんですね。」
「間違えるな、こいつらは人間の天敵、人喰いの魔族だ。ガキでも情けは無用だ。
叛乱が起きた街に住んでいた、ただそれだけの理由で殺された俺の家族の仇だ!」




