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ローナ王国物語  作者: 青酸基
第6覧
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06-07 エスティーカの愚痴

クラウスです

アネットが恫喝に来た翌日、エスティーカ姫様から呼ばれました。

「ソフィアちゃんがアリア姫の魔王位即位に反対しないなら、メルデオラの庶子王子と番わせてここから排除する必要は無いわよね。

 それによって国内に動揺が起きても困るし、あいつ……アネットが言っていたようにその番いによって人間の国家と連合を組むことになって強権的支配ができなくなり、ローナ王国の相対的凋落につながっても困る。

 まあ、それはいい。」

なんか勿体ぶったお言葉です。こういう時の姫様はだいたいろくでもないことを考えているのです。


「でも、ソフィアちゃんを娼婦にさせられないのだけはどうしても残念でならない!

 あの子、絶対に娼婦の適性、いえ、天賦の才があると思うのよ!

 考えてもみてクラウス!ソフィアちゃんの明るくて人に好かれる外見や気質、優雅な立ち居振る舞いは娼婦になったらすごく映えると思うのよ!

 ローナ王国の王太女である神聖不可触な存在が人間の欲望で弄ばれる……

 その時のあの子の様子を想像するだけで、私絶頂しそう!

 ねえ、他の事は諦めてもいいけど、ソフィアちゃんを娼婦にすることだけは実現できないかな?

 例えば、私の仕事を手伝って欲しいと誘い出すとか……」


やっぱりろくでもないことでした。それもとびっきりの。

「アネットは姫様に、ソフィア様の善き義姉君でいて下さるようにと言ったんですよ。

 ソフィア様を娼婦になんかしようとしたら、間違いなく殺されますよ。

 こちらがどれだけの兵で守備しても、反物質弾なんか撃ち込まれたら王都ごと消滅です。

 あいつはソフィア様を守るためなら王都だろうが王国だろうが構わず犠牲にする、まさしく狂犬なんです。

 ソフィア様を誘い出すにしても、仕事を手伝うという口実は既にバレていると思いますよ。

 あいつはあれだけ詳細な情報を握っていたんですから。

 それに、逆の立場になって考えてみて下さい。

 姫様はご自分が娼婦になんかなったとしたらどう感じますか?」


「え?

 私が娼婦になったら…?

 魔族の王女たる私が下賤な人間に弄ばれてベッドに息も絶え絶えに横たわる…

 それに、もしかすると私が先に娼婦になってその素晴らしさを語った方があの子を誘導しやすい……?」

あらら……姫様は天井を見上げて何やら考え始めてしまいました……


「姫様!」

「あら……まさか私が人間相手に娼婦なんか始めるはずがないじゃない……ええ、そんなことあり得ませんわ……おほほほほ……」

エスティーカ姫様はふわふわした足取りで自室に戻って行かれました。

念のため姫様の監視を強化した方がいいかも…?

エスティーカ「読者の皆様、次回から私が主役、ソフィアちゃんが相方の『ファンタスティック・マジカルステージ プリンセス&プリンセス 第一話『衝撃のデビュー 』に変更しようと思うのです、ご意見をコメント欄に頂ければ王家の中の反対意見も減ると思います!よろしくお願いしま~す!」

クラウス「姫様、そこまでしてご自分の回のPV稼ぎをしなくても…」

エスティーカ「前回はルーテシアに数倍の差で負けたのよ!?悔しいったらなかったもの」

作者「姫様、拙作にご興味をお持ちになりお読みいただく読者様の数を得点のように扱ってはいけませんよ?」

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