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魔王と勇者と親バカと(7)
魔法使いには文系魔法使いと理系魔法使いがいる。
魔法はイメージで作り上げるため、一般的には文系とみなされる。
僕みたいな理論的に構築する派は珍しい。
ましてや理系の魔法研究者ともなるとさらに数が少ない。
イメージで作られる魔法は、個性が出る。
絵画に個性が出るのと同じようなものだ。
犯罪に魔法が使われたとすると、その魔法特性が個人特定の材料として使われる。
犯罪歴があるとデーターベースに登録されているので、すぐに照合されてしまうことになる。
だいたいはみんな物語のような大魔法が使えるわけではないんだけど、たまに強めの魔法が使える人もいる。
繰り返し使うことで強化することはできるけれど、大魔法を使えるようになるにはよほどの訓練をしないと無理かな。
僕の場合、魔法をプログラム的にとらえていて、いろいろな属性をベクトルとしてとらえている。
まわりの友達に聞いてみても、そんなとらえ方をしているやつがいないので、ちょっと特殊なのかもしれない。
だから魔法をベクトル的に解析するハデカの魔法は今のところ僕しか使えない。




