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魔王と勇者と親バカと(6)
「せんせいーできたよー」
何ができたかというと、なんとゆうし君、自力でハデカ炎を出せるようになったらしい。
「いくよー」
ゴワーッ
本当にできてる。熱くない。
子供ってのはすごいな。
魔法はイメージが大切ってのは誰もが知ってることなんだけど、だからこそ「熱くない炎」はイメージしにくい。
見た目だけの炎をイメージできるのは、ゆうし君のイメージの中で「炎」と「熱い」が関連づく前だということと、実際に熱くない炎魔法を体験したからだろう。
厳密にはハデカを重ねがけした炎魔法ではなく、最初から「熱くないでかい炎」という魔法だ。
「うちの子、天才でしょうか?」お母さん喜んでるな。
「たぶん、この魔法を使える人はめったにいないと思いますよ。
特にこどもで大きな魔法が使える子なんてあまり見ないですしね。」
まおちゃんのほうはハデカ氷はできないらしく、ちょっと拗ねてるか?
でも、氷の塊を出すのではなく、子熊形の氷を出せるようになっていた。
「まおちゃんもレベルアップしてますねー」
やっぱり子供はイメージが自由だなあ。




