天導の巫女

人生の中で様々な経験を経て人は成長していく。

しかし、誰もが心に闇を抱え、時に闇に支配される事もある。

そして負の念が何かの拍子に爆発した瞬間、人の心が穢れ落ち、欲望の衣を纏う〝穢れ人〟へと成り果てるのだ。

――天導暦1600年――

人間と穢れの争いは激化し、後に穢れの根源たる常闇の主との戦いに終止符を打った。

その禍となる者を討ち祓う存在を、穢れた心・魂を浄化して天の国へと導く〝天導士〟と呼び、各国では重宝されたのだった。

――天導暦2010年――

訳あって山奥で育てられた少女がひょんな事から都へと移り住み、天導士と成る為に奮闘する物語。

※世界観は現代よりですが、和色が強めです。
異世界と言えば異世界で、魔物は存在しませんが獣や常闇の住民（妖怪ちっく）などは居ます。

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