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元勇者の転生人生記録  作者: 冬こもり
新生クレイバール島の暮らし
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ツギハギだらけのキグルミを着た猛者と露見した

【プリラック村】


《村長代理宅》


「かれこれようやく事が動き出して5年ほど経ったが…首尾はどうだ?」

「だいぶ裏工作が功を奏して大規模な都市の解放に成功したのを確認したそうだ」

「ふふふ」

「どうした?鮮血の魔女」

「普通の戦と言えば鎧やら身に纏ってるけどこの世界ではキグルミを纏った反乱軍がオラオラしてて…ぷ…ふふふっ」

「まぁ…確かにな」

「あのキグルミ、次元を越えられる実力を持つ強者が狩ってる魔物の皮を使ってるから生半可な攻撃が聞かないというね」

「【愛の伝道神】の関係者が現れてからここまで形勢逆転するとは思わなかった」

「ホントにね…」

「褒めても何も出せないぞ」

「「魔剣士(悠珂)、お前は褒めてねーよ」ないわよ」

「ひでぇな…村長代理してんだぞw」

「村長代理として村で過ごしてるだけだろうが」







◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇




《??????》




派手な衣装を身に纏うオネェが豪華絢爛な部屋で過ごし、美丈夫二人に問いただしている。



「ちょっとアンタたち。最近になって捧げ物が少なくなってるわ、どういうことなの?」

「そ、それが…辺境の地から現れたキグルミの集団が各地で猛威を振るっており…その都市がいくつも取られてしまって...」

「はぁ?!なんで早く連絡しないのよ!」

「ずっと我々だけで解決できていたもので…」

「アンタたちは別の理の世界から来ていた強者に対してたかを括ってたのね」

「大変申し訳ございませんっ」

「ツギハギになってるキグルミが…」

「ツギハギになってるキグルミ?」

「はい、特に兎のツギハギキグルミと犬のツギハギキグルミと鉄製の被り物を着込んでるのが我々がみてきたの強者より一段と素早くって…それに魔剣やらをブンブンと振り回してます…」

「……それでどこの都市が奪われたの?」

「西北の都市バルトックスと東南の都市マイノリームの二つです」



その報告を聞いて派手な衣装を身に纏うオネェさんは静かに立ち上がった。



「…こうなればアタシが動かなければ行けないわね」

「では準備を」

「アナタが用意する準備なら必要ないわ。使えないし…二つの要所を取られた責任としてアナタたちは肥料させてもらうから♡」

「「!?」」

「可愛子ちゃんたち~そこの使えないのを処分場に運んで頂戴」

「「「「は~い♡」」」」 


どこからともなく美しい美少年たちがワラワラ現れ美丈夫たちを縛り上げた。


「ユムット司教っ!慈悲をっ!」

「我々の手で必ずや!」

「失敗した子は要らないわ」



美丈夫たちは美少年たちによって運び出され派手な衣装を身に纏うオネェは資料を手にした。



「ふーん…愛の伝道神の関係者が現れてから強者が動くようになったねぇ…

愛の伝道神がアタシの敬愛する神々の指示に従わなくなった時期も一緒なのよねぇ

…まぁアタシが表に出れば話す機会があ…ガッ…ァア!?




オネェさんが資料を見てぶつぶつと言っていた所に豪華絢爛な部屋の窓が割られる音と共に人形が部屋に入り込みオネェさんの頭に人形の頭がクリーンヒットしてオネェさんは人形に押し潰される形で共に頭から床に倒れ込んだ。



「おっいたいた…コイツが【愛の伝道神】が敬愛してる神々の代理者か」

「…司教なのに派手な衣装を身に纏うのはなんでなんだろうか」

「それがこの世界の司教の正装なんじゃないの?」



割られた窓から兎のツギハギだらけのキグルミと犬のツギハギだらけのキグルミと鉄製の被り物を被ったのが豪華絢爛な部屋に続々と侵入した。







豪華絢爛な部屋に侵入する10時間前に遡る。




【要塞都市バルトックス】


《市長宅 資料室》


「職人、探してた日記が見つかったぞw」

「やっぱり資料か日記を残してたね」

「昏睡状態にしたからには覚ますための資料を残しとかないと【始まりの薔薇神】よりも上の神族が出てきたらどうにも出来ないからね」

「どれどれ…」


資料を手にした兎のツギハギだらけのキグルミの近くに犬のツギハギだらけのキグルミと鉄製の被り物を被ったのが近くに寄って日記の1ページ目を捲り拝見した。

 





   始まりの薔薇神の封印について


計画は成功し薔薇神は深い眠りについた。

数万年の時間が掛かったが昏睡状態にするのに成功したので計画成功の経緯をここに書き記す。

地球という世界で語られるプリンセスの物語を語ったら薔薇神が「こういう出会い…憧れるわ」と呟いたのでならばやってみてはいかがと推進したが薔薇神は「秩序を守る使命があるから無理よ」と微笑みながら言った。

薔薇神は「秩序を守る使命がある」と言ってたがその秩序をそもそも始めて乱したのお前だろうとツッコミをいれそうになったが飲み込めた。

さらに信頼を得るべく働くことにして薔薇神を本気で慕う神族たちをどうやってこの理の世界から外へ出そうか…。 



次のページからはどうでもいいような内容だらけだったので割愛して最後の数枚のページまで捲った。



あれからさらに1万年も掛かったが薔薇神を慕う他の神族を理の世界へ低次元へ落とすことに成功した。

我々だけで運用が出きるようになったのを見た薔薇神から「あたしが少しの間いなくてもちゃんと秩序が守られそうね。貴方がかなり前に話してくれた話を真似ても大丈夫ね」と言った。

我は同士と共にはそれに対してお任せくださいと言って薔薇神が眠りにつくために薔薇神の寝床である神殿を理想の形へと変化させ薔薇神を昏睡状態にするために造り出した【神々の口付け】という薔薇神が眠る前に決めた薔薇神が心から望む王子サマからの口付けをされなければ目覚めることが出来ない魔法を使い眠らせた。



これでようやくこの薔薇神の奉仕などから解放れる!

これでようやく我々の時代がやってくる!

薔薇神はとても永い時を生き秩序を守り続けかなりの権威を持っている。

この薔薇神…いや変態から解放された!

我々は自由なのだ!

さて何から始めようか…。


この日記は我の配下である【ティ・アルモーネ世界】の聖都の司教に代々管理させよう。



 

兎のツギハギだらけのキグルミが日記を閉じた。



「これは証拠になるよな」

「うん。証拠になるよ」

「…私はそこまで詳しく知らないんだけど、始まりの薔薇神の世界を統治してる柱はどれだけいるの?」

「え、職人…知らないの?」

「愛の伝道神からその辺の話しは聞いてないんだよね…次元がそもそも違いすぎるし、魔法を極めても薔薇神の暮らす次元に渡れなかったから…愛の伝道神にどんな場所から来たのか聞いたことがあるらしいけどはぐらかされたらしいし」

「…まぁ…確かにな…この次元は高次元過ぎて資格を持たなきゃ普通は行けないからな」 

「どうする?聖都に少数精鋭でこのまま向かう?反乱軍がオラオラしてるうちにさ」

「その前に用意したいものがあるのだが」

「悪いけど職人技であろうとも作れるものは限度があるからね?それに私、機械音痴」

「大丈夫だよ人形を作るだけだからな」

「何故に人形」

「司教様の目にとまるような愛玩人形を作ってお届け物でーすって聖都に侵入するんだよ」

「……えぇ(ドン引き)」

「…世紀末だし通じそうで怖いなぁ」

「とりまやってみるべ」




犬のツギハギだらけのキグルミと鉄製の被り物を被ったのが協力して2時間掛けて愛玩人形を作りいったんキグルミを脱いで聖なる都市を守る門番に愛玩人形を届けると正々堂々に申請しこみそれが通り聖都に堂々と入り込んだ。


それを近くで見ていた賀実(男装していた)はこの世界ヤベェ…世も末だと門番に気付かれないように乾いた笑いが出ていた。





そして現在に戻る。







《司教の豪華絢爛な部屋》



「解放した都市で見つけた資料の通りならこの部屋に愛の伝道神が敬愛する【始まりの薔薇神】を昏睡状態にした証拠がさらに見つかるはずだ」

「家捜しと行こうか!」

「その前にこのオネェ司祭様をどうにかしなきゃ」

「その人形はアダマンタイトと数多の世界で三番目に重いとされてるエルダードワーフ混合合金が使われてるし、その人形が覆い被さってるからそう簡単に起き上がれないだろうw」

「それなら職人が見張ってなよ~w」

「もしオネェさん司祭が起き上がったら起き上がったと伝えるけど私はさっさと逃げるからね。

解放した都市で見つけた資料だけでも【始まりの薔薇神】を唆して昏睡状態にして【始まりの薔薇神】の権威を使って散々甘い汁を啜ってた偽物オネェ神族を捕まえる証拠になるし」

「それだけでもそうかもだが、俺様としてはもっと確実な証拠が欲しいんだ」

「うん、二度と出てこれないくらいの証拠がね」

「そんなにこの世界でトラウマ製造されたか」

「「当たり前だ」だけど」 



賀実はそれを聞いて苦笑いして人形に覆い被されているオネェさんの監視を始めた。




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