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可愛いものは異世界共通?

 浮かんでくるままに書いてます。後から手直しするかも知れません。




 どうも。知らぬ間に転生してアザラシの赤ちゃんになってた……名前なんだっけ?



 まぁ、いいか。そのうち思い出すだろうしさ。




 ただいま人魚のお嬢さん方に抱えられて海の底に来ています。凄いね異世界(多分)、海の中でも息ができるよ!


 と、まぁ…驚くことも多いですけど……あの、皆さまガン見し過ぎですよ?私今赤ちゃんアザラシですからね?そんなに見られたら泣きますよ?怖いですよ皆さん……。



 えぇ、上から大勢に見られたら泣きますよ。怖いもん。それに男の人魚は魚人かと思ってましたが普通に人魚(男)バージョンなんですね。良かったようなそうでもないような……ちゃんと服きてるから安心したのは秘密です。



 誰が好き好んで男の上半身裸なんか見て楽しいんですか? え?イケメンなら美味しい? そうですか。私は暑苦しいだけですから。



 

 それにしても水中でも息が出来て良かったよ。まだ泳げない赤ちゃんアザラシが海に入ったら溺れるからね。そう言えば今生の母よ……見たことないけどどこいったよ。カムバック……と言いたいところだけど人間の前世を持ってる私には今更動物暮らしは果たして出来るだろうか?



 自然界の動物――特にアシカとかアザラシとかペンギンは親が吐き出した物――多少消化した小魚等――を食べるじゃない?そんなもの……食べる気がしないわ。


 いや、ちょっと待てよ……アザラシって哺乳類だから生まれたては母乳だよね?そうだよね?乳離れがいつから知らんが、今は多分生まれたて……だと思うから牛乳とかなら良いなぁ……願望だけど。



 きっとこの記憶が邪魔して生きていけない。それに白熊とかも怖いし……あれ?ここどう見ても南国じゃね? 私……南国に生息してるの?




「はい、ふわふわちゃん♪ご飯ですよ~」



「きゅ~?(ちょ、顔が近い、怖いよ~?)」



「ほら、あんたが顔怖いって……私に代わりなさいよ!」

「バッカお前、そんな大声出したらこの子が怖がるだろ」

「あ、ごめん……じゃなくて…―――」





 で、寝てる間に連れてこられたのが今現在の場所です。どこさココ。多分保護センターみたいな所なのだろうか? 私気が付いたら迷子だったし……来てくれるか?


 じゃなくてさ、その自称ゴハンすごく不味そうだね。こっちに向けないでよ。なんか臭いも生臭いし……私山育ちだから魚は生では食べたくないの。ごめんなさいね。



「プイっ」


「ん~…食べないなぁ……」

「じゃ私が代わりに……」


「プイっ、……きゅ!(生臭の嫌い!)」





 ごめんね。内蔵も一緒にミンチにしてるのはやっぱり無理です。内蔵に栄養があるってのは分かってるんだけどね……頭で理解しても行動できないのが人間なのよ。



 私に無視されても顔の怖い男性と女性はスプーンに生臭いミンチを何度も私に向けてくる。私はそれから必死で逃げた。


 そう。アザラシといえば……横にごろごろ移動するのが早いのだ!!



「きゅ~(ふっ!そんな攻撃が当たるか~)ゴロゴロ…ゴロゴロ~」


「きゃー♪可愛い~っ♪」

「可愛い……」




 ふっ、見たかアザラシの回避能力を!……ゴロゴロ…ゴロゴロ…ゴロゴロ~?



 あれ? ゴロゴロのスピード早くね?




 あっ、そう言えば……お腹すかない。眠気はあるけど……空腹感は今だにない。



 もしかして……何かしらのチート的な能力でお腹すかないとか?だったら良いのになぁ~。楽で。







 それから必死で逃げた。あの人(人魚)たちからそりゃもう必死で。やっとあの人魚ひとたちが諦めたのはあれから二日後のことだった。




 だから生臭いミンチは食べないって~!!







 無気力主人公要素が無いかも……?

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