31話 コーラス
今日は早めに出したと思います!
はい、教室到着...
広い、大学の席みたいな教室だな、カリキュラムは自分で選べるみたい、本当に大学みたいだな...席はどこだろう...
おっ、見つけた。
「おい平民、何でここにいる?」
座ろうとしたら、後ろから声をかけられた、ん?
あーあの時の貴族じゃないか、久しぶりだね、昨日ぶりだけど...
「おはよう、どうしたの?」
「おはようだと?おはようございますだろ、ふざけてるのか?」
何かが気に食わなかったようだ、歳が一緒なのに敬語を使う意味があるのだろうか?
あまり同学年に敬語は使いたくない。
貴族だろうが何だろうが、玄関で見たように貴族も平民も関係ないはずだ、なぜこんなにも貴族が上だと思うのだろうか?生まれるときはほとんど一緒だというのに...
すると後ろからまたもや声がかかる。
「そうだぞ、このコーラス様が話しかけてるというのに、なんだその態度は」
あ、めんどくさいやつだ、これは関わらない方がいいな...
「何がコーラス様だ、ここでは貴族も関係ないんだろ?じゃあコーラスでいいじゃねーか」
俺の後ろからマデル惨状、めちゃくちゃ正論だけど、ちょっと煽ってるようにしか聞こえないかな、煽ってるんだと思うけど...
「な!何だと!昨日も聞いていたがコーラス様は侯爵の子孫であられるぞ!」
「だからなんだよ、この学校ではその位は通用しないんじゃないのか?」
次はスレンが言ってきた、正論だけど...
「そ、それはそうだが、少しは優遇されているんだ、卒業した後のことを考えると俺たちに従った方が身のためだぜ?」
「別にどうでもいいです、優遇されてるからなんですか?私たちは優遇も何もなく入れました、そしたら私たちの方が強いってことですよね?」
うわ、割と強い発言だな、確かに俺たちもこのコーラスというやつと同じ試験を受けたはずだ、今の優遇という言葉からして何かしら入りやすくしてるのか、入った時のちょっとした、待遇があるのかどっちかだが、このムカムカしている反応からして1個目の方で当たりだろう。
「俺たちは育ちが違うんだ、俺たちの方が強いに決まっているだろう」
コーラスの仲間の一人がそう言った。
もうこれはいいだろうと思い俺は止めようとする...
「もういいだろ...別に強さなんて、俺たちはクラスメイトでそれ以上もそれ以下も何もないんだから」
「はあ?お前ふざけてるのか?別に強さなんてと言ったな、そんなに自信があるなら勝負だ!」
ビュン!と俺の方に向かってきた、うわ、他の生徒も見ているのに、俺たちが負けると思ってるのかな...
とにかく、止めるか...
光魔法Lv.18
シールド
バン!とそのコーラスの仲間はおでこをシールドに強打した。
痛そうだなー
「ぐわっ!何だこれは!」
バンバン叩いている。
シールドは普通に物理攻撃を防ぐ魔法だ、魔法は通しちゃうけど、物理攻撃にはめっぽう強いぞ。
「どけ!俺が相手だ!」
コーラスの仲間2が現れた。
さてどうするか、多分魔法を打ってくるだろう、ただのマジックシールドじゃあちょっと面白くないんだけど...どうするかなー
火魔法Lv5
ファイアーボール
「これでマルコげになっちまえ!後で水をかけといてやるよ」
ふよふよ俺の方にファイアーボールが近づいている、こんなの当たるわけないだろと思っていたけど、教室中から色々な声が殺到していた。
「マジか、あんな形の作った火魔法この年代で見たことないぞ」
「相手やばくないか?このままじゃあ本当に死んでしまうぞ」
「相手も魔法を使えればいいけど、大丈夫なのだろうか...」
とこんな感じの声が聞こえてくる。
おかしい...俺たちがおかしいのかもしれないけど...
しょうがない、もっと強いのをお見舞いしてやる。
水魔法Lv.12
ウォーターボール×10
ウォーターボールを10個作り出した、なぜそんなにしょぼいかって?
今この空間には水の玉がぎっしり入ってるようなものである、いつもは凝縮してちっちゃい玉で攻撃していたが、ダイナミックにするために普通のサイズに戻した。
1つの水玉が大体2メートルくらいはある、この教室が大きくてよかった。
ジュッとコーラスの仲間2のファイアーボールは相殺することなく消えてしまった。
「な、なんだその水の玉は!」
「俺の魔法だけど?今からお前たちに落としてもいいんだぞ?圧力に耐えられるならな」
コーラスの仲間2は自分の自慢の魔法を消されたにも関わらず、俺の方はまだ気力が残っている、相手からしたらどれだけの恐怖心があるかわかったもんじゃない...
「ううわあああああ!」
コーラスの仲間2は逃げていった。
まあそうなるだろう...
「それで?お前はどうするんだ?コーラス」
「お、お前が化け物だということは十分わかった、だがな、その水魔法を展開したことがミスだ...みろ、お前の仲間がガラ空きだぞ?俺に楯突いたこと、後悔しろ!」
そう言ってコーラス主将が向かってきた。
水魔法の維持が簡単じゃないと言いたいのだろう、確かに他の人からしたらむずいかもしれない、俺もまだ最大の魔法は維持ができないが、これは俺にとって朝飯前って感じだ。
だが、仲間だけでも大丈夫だろう。
「ん?誰に向かっているんだ?」
「俺じゃないな...」
だとしたらもう一人しかいない...
「何で私の方に突進してくるのでしょう?」
シーナの方に向かっている、シーナが相手か、一番弱く見えたのだろうか?
「何か、ムカッとしますね、最大でいいですか?」
「ダメダメ!まじで存在が消える!」
止めたのはマデルだ、当たり前だろう、もうあのキングベアーでさえ存在が消えてしまう力を持っている、そんなのをこのコーラスに放ったら、ねえ、終わっちゃうよ。
「わかりました、弱くいきますね」
火魔法Lv MAX
ファイアーランス×10
「これでも私と相手がしたいですか?」
コーラスが走るのをやめた。
そしてコーラスの顔はだんだん絶望の顔に染まっていった。
「な、何なんだよお前ら、こんな俺らの歳で見たことないぞ...!」
「じゃあさようなら」
「うわあああああああああ!」
ガチで殺る目をしている...ちょっと止めた方がいいかも。
もう相手気絶してるし...
「なんちゃって、私もそんなにひどい人ではありませんから」
ファイアーランスをシーナは俺の水玉の方に放った。
ジュッと音がなりファイアーランスは消えた。
この水玉は後で水やりに使おう....ちょっとあったかいけど。
「それより、シーナってそういう性格してたか?」
「はい?私は傲慢な貴族が嫌いなだけでいつもの私ですよ!」
うん、いつものシーナだ、マデルとスレンはちょっと怖がっていたけど...
嫌いな理由がわからないな...
「それよりこれどうします?窓に捨てましょうか?」
「いや、置いておいた方がいいだろ」
シーナがまたもや怖い発言をする、マジで怖いからやめてほしい...
でもこのコーラスというもの...どうしたものか、先生に話した方がいいのでは?
コーラスが起きたとしてもここには証言者がいっぱいいるし、俺らのせいにするようなことはしないかもしれないけど、逆恨みはされるだろう。
その時はその時かな、別に返り討ちにすればいいもんな。
バン!
扉が開いた、その前にいるのは、かっこいいとも言えるし、普通とも言える、どっちかといえば、かっこいい方の人が立っていた。
「はい席につけ...な、何だ!その水玉は!」
中に入ってきた瞬間に水玉に目がいったのだろう、そうだろうな、だって教室の4分の1は水玉で埋まってるんだから。
「あ、すいません、今すぐ外に出すので...」
「あ、すいませんじゃなくて、どうしたんだその水玉は!」
「私が魔法を出しました」
正直に言った方がいいだろう、嘘をついたところで意味がない。
「本当にお前が出したのか?正直君に出せるかどうか危ういんだが...」
するとクラスメイトの人たちが協力してくれるかのように補ってくれた。
「いや本当ですよ先生、すごかったんですから」
「びっくりしすぎて、夢かと思ったくらいです」
という声が聞こえた、いやーこれで呼び出されることはないだろう。
「そ、そうか、みんなが言うなら本当なんだろうな、でも教室で魔法を使うのは良くないぞ、後で先生のところにきなさい」
いや、ちょっと待て、原因完全にコーラスってやつなんだけど...魔法発動しないと怪我するところなんですけど...別に怪我はしないと思うけど...
「せんせー、この倒れてる人が先に勝負を仕掛けていたので、この人は悪くないですよ」
またもやクラスメイトが助けてくれた。
「私は見ていないから君たちの話を聞きたいのだけど、合ってるのかね?」
「はい、そのとおりです、この人が勝負を仕掛けてたので魔法を出さざる終えなかったのです」
その後、ちゃんとした説明をした、先生も頷きながら話を聞いてくれたのでプレゼンみたいに話せたので、懐かしく思った。
「そう言うことか、じゃあコーラスをとりあえず保健室に連れていって、意識が戻ったら話を聞くことにするよ」
「わかりました、俺が連れていきますよ、先生はここでするべきことがあると思いますので」
「君にも用事があるんだが...まあいいだろう、コーラスを連れて、保健室に行ったら、すぐ戻ってくるように、保健室は1階にある、探せばあるから気をつけていってこい」
「はい」
そうしてコーラスとの対決は終わった。
先生からのお話はシーナから全部教えてもらった。
その後コーラスが起きたらしく、先生の話からよると、俺のせいだと言うばかりだったそうだ、でも人数でこっちの方が勝っているため、コーラスの言い分は全く通らなかったらしい。
第1部終了です!
読んでいただきありがとうございました!
第2部は少し休んでから出したいと思います。
評価をしてくれると嬉しいです!




